観光都市を演出する空間を創造するの事例

332 オルセー美術館

フランス共和国

オルセー美術館は1900年のパリ万博とのときにつくられたオルセー駅舎を再生したものである。セーヌ川河畔という一等地にあるにも関わらず半世紀近く放置されていた。市場の開発圧力を躱(かわ)しながらふさわし...

326 ブリストルのストリート・アート

イングランド

ブリストルの街を歩くと落書きの多さにすぐに気づく。 バンクシーに触発された多くの芸術家達がブリストルを目指し、市内の壁面は極めて芸術性の高い「落書き」に溢れることになった。その都市景観はユニークであり...

291 下北沢の東洋百貨店

東京都

下北沢というマチの魅力は深層にあり、表面をなぞっただけではその魅力がよく分からない。しかし、一見の人でも分かるように、その層が地表に現出している場所がある。それこそが東洋百貨店である。

240 由布院駅

大分県

都市の中央駅をうまく活かすことで、都市の多くの問題を改善させることが可能になる。由布院駅は、設計者に大分出身の世界的な建築家・磯崎新氏を起用。中央駅というものの象徴性、玄関口としての機能をしっかりと担...

231 長崎稲佐山スロープカー

長崎県

長崎の絶景が楽しめる観光ルートとして、稲佐山中腹の駐車場から山頂までの600メートルを結んで2020年に開業したスロープカー。その洗練されたデザインと、スロープカーの車窓からの展望も見事であり、それ自...

229 サンフランシスコのケーブルカー

アメリカ合衆国

サンフランシスコのケーブルカーは、現存する手動式の最後のケーブルカーである。そもそも地元住民のためにつくられたケーブルカーであるが、大観光都市サンフランシスコにおいては、多くの利用は観光客によって占め...

181 門司港駅の改修と広場の再生

福岡県

門司港駅の復元事業は素晴らしいものであるが、それと同時に、建物だけではなく、その駅前広場を再生させることで、その都市空間的機能をも再編成させてしまった。この二つを同時に行えたことで、この駅の建物として...

171 ナウムブルクのトラム

ドイツ連邦共和国

ナウムブルクは旧東ドイツ、ザクセン・アンハルト州にある人口約33,000人の古都。その歴史的な空間の中を縫うようにトラムが走っている。1メートルという狭軌(標準軌は1435mm)を、1950年代から1...

124 リスボンのトラム

ポルトガル

車両の大改修を1990年代に行ったのだが、外観と車内の内装はレトロなままで維持した。渋みのある車体の黄色は、リスボンの歴史的街並みと見事にマッチしている。

122 サンタ・ジュスタのエレベーター

ポルトガル

リスボンのサンタジュスタのエレベーターは、おそらく世界で最も有名なエレベーターなのではないだろうか。リスボンの低地バイシャ地区と丘のシアード地区とを結ぶサンタジュスタのエレベーターは観光資源となってお...