347 アモス・レックス美術館の広場と隣接したラシパァツィ・ビルのリノベーション
フィンランド共和国
ヘルシンキのカンピ地区にある1936年に建てられた商業ビル、ラシパァツィ。取り壊しの計画が持ち上がるたびにヘルシンキ市民が反対をしてきた。そして2018年8月、このビルはアモス・レックス美術館として生...
フィンランド共和国
ヘルシンキのカンピ地区にある1936年に建てられた商業ビル、ラシパァツィ。取り壊しの計画が持ち上がるたびにヘルシンキ市民が反対をしてきた。そして2018年8月、このビルはアモス・レックス美術館として生...
フランス共和国
リヨン旧市街地は中世の建物がしっかりと保全され現在に至っている。市民の立場から旧市街地の保全活動を担ったNGO「ルネサンス・ドゥ・ビュー・リヨン」は、建物の保全のみならず、コミュニティのアイデンティテ...
フランス共和国
オルセー美術館は1900年のパリ万博とのときにつくられたオルセー駅舎を再生したものである。セーヌ川河畔という一等地にあるにも関わらず半世紀近く放置されていた。市場の開発圧力を躱(かわ)しながらふさわし...
イングランド
バターシー・パワーハウス・ステーションは、最盛期にはロンドンの電力の2割をも供給していた石炭火力発電所。1980年代までに発電所としての役割を終えた。2012年に再開発案が合意され、再開発プロジェクト...
ポーランド共和国
ポーランド君主たちの住居であったワルシャワ王宮は、1944年の「ワルシャワ蜂起」の失敗後、ナチス・ドイツによって徹底的に破壊された。戦後、ポーランド人の寄付によって再建事業がスタートし、2019年、半...
ポーランド共和国
ナチス・ドイツによって破壊され、焦土と化したワルシャワの旧市街地。戦後、市民みずからが瓦礫を収集し、再生に協力するなどにより、ほぼ完全に近いかたちに復元された。それは地区レベルで町を復元させる事業であ...
ドイツ連邦共和国
一人の個人の思いによってつくられた芸術・文化的に溢れた魅力的な街路空間。第二次世界大戦で被災するも、その思いを継承した個人によって再生に成功し、現在は地元企業のフィランソロフィー的な組織によって維持さ...
メキシコ合衆国
メキシコのほぼ中央に位置するグアナファト。1963年、その都心部を流れるグアナファト川の上流部にダムをつくり、川であったところを舗装化。そこに地下道路を作って自動車を通すという大胆なプロジェクトを実行...
スイス連邦
スイス中央部に位置するルツェルンのカペル橋はヨーロッパで最古の屋根付きの木橋であり、また現存するトラス橋としても世界最古のものである。この橋がルツェルンの宝であるというのは間違いないが、私はルツェルン...
ドイツ連邦共和国
聖母教会は「バロックの真珠」と形容される素晴らしいバロックの建築群の中でも、その優雅で華やかなシルエットは一際目立っている。復元された聖母教会は、その優雅さを湛えつつも、オリジナルの瓦礫である暗い石と...
イタリア共和国
十分にそのポテンシャルが発揮できていなかったトリノのランドマークを観光資源として再生させることに成功した事例である。この博物館はその魅力を発現させるうえで様々な工夫が施され、そして成功している。そして...
ドイツ連邦共和国
ミュンスター市の中心市街地にあるプリンツィパルマルクト。第二次世界大戦でほとんど破壊されたものの、戦後、以前と同じ姿で復興された。都市のオーセンティシティと歴史的文脈の保全に成功した実例。