GINZA RESEARCH調査報告書−位置情報を活用した銀座研究調査レポート−

今なぜGINZA研究なのか《研究の特徴》

中央区銀座。「高級」「上質」「大人」「おしゃれ」・・・
人々が銀座に抱くイメージ。
街を歩けば高級ブランドショップや上質なレストラン、おしゃれな街並みに心が奪われます。
今日に至るまで、銀座にはたくさんの人が訪れ、そして賑わいを醸し出してきました。
私たちは銀座に位置する研究所として、銀座という『空間』、銀座に積み重なる『時間』、銀座を訪れる『人々』を分析し、今の銀座の姿を把握するとともに、銀座の魅力・パワーについて研究しました。

調査概要

・NTTドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使⽤した⼈⼝の統計情報
・銀座を250mメッシュで13地区に区分しエリアにいる⼈数を集計・分析
・地区間の移動も集計分析し、人々がどのように「周遊」したかも調査
・比較エリアとして新宿の繫華街も250ⅿ×13区分で調査

「銀座の時層 ~ハイライフ的銀座の歩き方~」

当財団では、2019年6月~2020年5月、公式Web-siteに主任研究員・福與宜治による連載コラム「銀座の時層と来街空間」を掲載いたしました。このたび、同内容を再編集し、一冊の調査研究報告書といたしました。

■アプローチ
本研究は、以下の調査方法、構成のもとに考察を加えました。

1. 銀座を歩き気付きの種をアナログに収集します。
・テーマごとのフィールドを実際に歩き「銀座の魅力を構成する要素」をみつけ記録し考察します。 いわば虫の視点での「銀座ならでは」探しです。

2. 銀座の歴史を知り「銀座の時層」を読み解く
・空間軸アプローチから導き出したテーマをもとに、書籍・資料とともにその時間軸を追いかけながら銀座の魅力を掘り下げます。

3. 街の動きから特定の世代と街の関係を想う
・例えば「日本初、銀座で歩行者天国が始まったとき団塊の世代は20代前半だった」というように世代によりエポックな街の変化は異なります。テーマに即して特定の世代を取り上げ年表を辿りながら「街と人の関係を推量」します。

以上のアプローチを織り交ぜながら「銀座という街の源泉」を探って参ります。

GINZA RESEARCH調査報告書

※福與宜治コラム「銀座の時層と来街空間」

ハイライフ研究所の連載コラム・福與宜治による2019年度のコラムはこの調査データを元にした「銀座の時層と来街空間」です。
銀座の歴史と各エリアの特性をコラムとして毎月お届けしています。
こちらも是非お読みください。