都市の鍼治療 - 公共空間の再生

鉄道遺産の活用の事例

フランス共和国

オルセー美術館は1900年のパリ万博とのときにつくられたオルセー駅舎を再生したものである。セーヌ川河畔という一等地にあるにも関わらず半世紀近く放置されていた。市場の開発圧力を躱（かわ）しながらふさわし...

神奈川県

桜木町駅から新港地区のシンボルである赤レンガ倉庫までを結ぶ500メートルに及ぶ歩行動線。歴史軸と位置づけられた鉄道路線跡は、「みなとみらい21」に散在する施設を繋いでいるだけでなく、過去と現在を繋いで...

ドイツ連邦共和国

歴史的建築物を保全しただけでなく、新たな雇用を創出し、また新しい芸術・工芸センターをドルトムントに供給することになったが、極めてコミュニティにとって価値のあったことは、ここが公共広場として機能すること...

チェコ共和国

無骨で巨大な産業建築の中に、お洒落なお花畑やバーなどがある。私が訪れた時は、ランドスケープの展示がされていたが、それを眺めながらゆったりと産業遺産の巨大な構造物の中でビールを飲むのは、なかなかの空間体...

アメリカ合衆国

ハイラインはニューヨークに新しく出現した公共空間であり、また観光スポットである。それは、マンハッタンの西側、ハドソン川沿いにて放置されていた元高架貨物鉄道の跡地を公園として再生したものだ。