福與宜治コラムColumn

コラムの概要

 当財団では2016年から、『次世代高齢者研究』を行っている。この研究の一環として、50代から70代前半(1941年から1965年生まれ)の男女を対象に生活行動、生活意識を探る調査を実施してきた。その調査結果と彼らが生まれ育ってきた時代背景を照らし合わせながら、次世代のシニアと現在のシニアの比較分析を行い、「次世代シニアと現在形シニア、その意識と行動」と題したレポートを配信してきた。(※「次世代シニア」を1956年~1965年生まれ、「現在系シニア」を1941年~1950年生まれと定義し分析した。)
 その続編ともいえる「次世代シニア『楽しみの時層』」では、同調査で自由回答形式にて収集した「人生の各時期の楽しみの生活史」を『時層』と名付けたうえで、世代の共通体験や個人史に焦点を当て、そこから培われた生活価値観がどのようなものであり、また彼らにとっての幸福感とは何かを分析した。

 2019年度からは、新シリーズとして、「銀座の時層と来街空間」と題して、銀座という『空間』、銀座に積み重なる『時間』、銀座を訪れる『人間』を分析し、銀座の魅力を構成する要素を追究する。「高級」「上質」「大人」「お洒落」。多くの人々が「銀座」に抱く暗黙の了解ともいえるイメージであり、実際、街を歩けば高級ブランドショップや上質なレストラン、お洒落な街並みが目にとまる。そして、過去から今日に至るまで「銀座」には多くの人が訪れ賑わいを醸しだしている。また、TOKYO2020に向けて、新たな大型商業施設やホテルが次々に完成し、それに伴い銀座を訪れる人々や動線が大きく変容している。
 このコラムは過去を振り返りながら時層を読み解き、「銀座という街の魅力の源泉」とは何かについて様々な角度から分析するとともに、人々が人生の楽しみのひとつとして「街を歩き、街を楽しみ、街に学ぶ」、いわばハイライフ的・銀座の歩き方連載コラムである。

執筆者

福與宜治コラム一覧

2019年度「銀座の時層と来街空間」

2018年度「次世代シニア 楽しみの時層」

2017年度「次世代シニアと現在形シニア その意識と行動」