【データベース】 都市の鍼治療 No.76~No.80

「都市の鍼治療」データベース

 クリチバのジャイメ・レルネル元市長は、都市が抱える問題を手っ取り早く解決するべき方法論として「都市の鍼治療」を提唱しています。

 多くの課題に直面する都市は、さながら病人のようです。そして、都市の鍼治療とは、その都市の病を根本的に治すことは難しいけれども、効果的に「鍼療法のように治す」ことは可能であるという考え方にもとづいた方法論です。

 本データベースは、このレルネル元市長の「都市の鍼治療」という考えにのっとり、内外の「都市の鍼治療」事例をシリーズで紹介していきます。

鍼アイコン076 自転車ステーション ミュンスター
076 自転車ステーション ミュンスター

 ミュンスター市の中央駅にある自転車ステーション(Radstation)は、ドイツ最大の駐輪場である。それはミュンスター市の委託を受けて、ヴェストファーリア建設会社(Westfälische Bauindustrie GmbH)によって管理運営されている。

鍼アイコン077 富山ライトレール
077 富山ライトレール

 2006年4月、富山市にライトレールが開通した。日本初の本格的なライトレールである。路線のほとんどは廃線となったJR富山港線の路線であり、富山駅と日本海にある岩瀬浜の7.6kmを13駅(新設は5駅)で結ぶ。

鍼アイコン078 インナー・ハーバー
078 インナー・ハーバー

 インナー・ハーバーは、アメリカ東海岸の大都市ボルティモアの都心再開発プロジェクトであり、1980年代にアメリカだけでなく世界中の大都市で行われたウォーターフロントの再開発プロジェクトの嚆矢ともなった成功事例である。

鍼アイコン079 自由が丘の九品仏川緑道のベンチ
079 自由が丘の九品仏川緑道のベンチ

 自由が丘駅の南にある九品仏川緑道は、中央の九品仏川遊歩道と両側の車道とからなる幅11メートルの道路である。この遊歩道には多くのベンチが置かれ、桜の木などの街路樹とともに、アメニティの質の高い都市空間をつくりだしている。

鍼アイコン080 富山グランドプラザ
080 富山グランドプラザ

 グランドプラザは、富山市の中心市街地である総曲輪にある屋根付きの公共広場。富山市が空洞化しつつあった中心市街地に人が集い、賑わいを取り戻すことを意図して、2007年にオープンさせた南北65メートル、東西21メートル、天井高19メートルの広場である。

 

取材・構成
服部圭郎 明治学院大学経済学部教授

制作・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

■都市の鍼治療 データベース
http://www.hilife.or.jp/cities

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