待望の秋 今年は“さんま”が久々に食卓の主役に!

■ さんまの売れ行き絶好調、豊漁に加え、大ぶりさんまは食卓の主役に!

今年のさんまは、昨年に比べて倍以上売れており、何年ぶりかで回復の勢いです。2年間の売上金額を比較すると、9月の金額PI値は16,023と、前年(6,801)の2倍以上。過去数年で最も高い水準を記録しました。
昨年までは不漁や価格高騰の影響で苦戦が続いていましたが、今年は水揚げ量の回復とともに、脂ののった姿かたちの良い大ぶりのさんまが店頭に並んでいるようで、「久しぶりに食べたい!」という声が再燃。スーパーの鮮魚売場では、大ぶりのさんまは塩焼きにぴったりで、「やっぱり秋はさんま」と手を伸ばす消費者が増えたようです。

出典元:real shopper SM

■ さんま人気を支えたのはシニア層!

さんま購入者の性年代のデータを見ても、さんま人気の復活をけん引したのは60〜80代を中心とした自炊率も高そうで「旬は楽しみたい世代」となりました。
2025年9月のさんま購入者構成比では、70代女性が25.8%(前年+1.4pt)、80代女性が9.5%(+1.3pt)と、どちらも前年を上回りました。
「秋はやっぱりさんまを食べなきゃ」という想いを持つシニア層が、さんま市場の大きな回復を力強く支えた主役といえます。
一方で、30〜40代はやや減少傾向。忙しさや価格高騰の影響で、日常の魚調理が負担に感じられる「魚離れ」層も少なくないのかもしれません。
購入点数PI値では、9月は生さんま(一尾)がダントツで売れており、切り身や刺身も売れてはいますが足元にも及びません。つまり調理は塩焼きさんまが一番であることが想像できます。そうすると旬のスーパーの惣菜コーナーでは塩焼きさんまの人気も高そうで、魚調理を負担に感じる30〜40代もさんまを「買わない」のではなく、「調理しない形で」季節の味を支えたことで、世代を越えた秋の回帰となったといえそうです。

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■ 昨年さんまを購入した人は、今年もどんな秋の味覚を選んだ?

昨年9月にさんまを購入した人が、今年9月に選んだ商品のランキングがこちら!

出典元:real shopper SM

1位はやはりさんまです! 昨年購入した人の多くが、今年も旬の訪れを楽しみにしてさんまを手に取っており、「季節を味わう」食卓への回帰が見られます。
一方で、ランキング上位には「寿司にぎり」や「塩さけ」など、「魚離れ」とはいわれながら、手軽に魚を取り入れられるメニューも並び、調理負担を軽減しながら魚を楽しむ新しいスタイルも浸透しているようです。
さらに、「地場野菜」や「ぶどう」、「梨」など季節の味覚が上位に登場していることから、魚と秋の実りを組み合わせた旬を味わう献立を意識する生活者像が浮かび上がります。

※本レポートでのPI(Purchase Index)値とは、購入金額、購入点数、バスケット数等を購入客1000 人当たりの指数にした値のこと。
※購買データの出典について、「出典元:real shopper SM」と記載されているものは、株式会社ショッパーインサイトが保有する食品スーパーIDPOSデータベース「real shopper SM」の購買履歴データを、本コンテンツ向けに独自に集計・加工したものです。