塩タブ女子、塩飴マダム!?
“食べて補う塩分チャージ”は女性が中心

■ 猛暑到来する6月以降、「塩分チャージ」への関心が一気に上昇

夏になると「こまめな水分補給を!」という言葉をよく耳にしますが、汗と一緒に出ていくのは水分だけではなく、体のバランスを保つうえで大切な塩分(ナトリウム)も失われていることはご存知ですね。水だけを摂り続けていると、かえってバランスを崩してしまうこともあります。「水分+塩分をセットで補給」という考え方は、すでに広く知られています。スポーツ飲料や経口補水液、塩タブレットや塩飴など、関連する商品は売り場のあちこちで目にするようになり、生活者にとって必要性は十分に認知されているといえるでしょう。
そのうえで今回は、年代や性別といった属性ごとに、どのようなアイテムが選ばれているのか、その違いに注目してみました。塩分チャージという同じ目的でも、選び方や理由には意外な個人差が表れています。
2025年6月時点での動きを見ると、例年同様5月以降気温の上昇と共にニーズが高まり、6月から「塩分チャージ」への関心が一気に高まっていることが分かります。

出典元:real shopper SM

スポーツ飲料は前年を上回る勢いで5,000円台を突破し、夏本番を前に需要が加速。さらに注目したいのが経口補水液の伸びで、PI値は118.7と、昨年の7月と同等レベルにまで到達しています。手軽に塩分が補える塩飴も、6月時点で92.0と急伸し、存在感を高めています。飲むタイプ・食べるタイプともに、今年は早い段階から塩分補給が本格化しているようです。

■ 誰が何をどんな風にチャージしている?

「塩分チャージ」とひと口にいっても、選ばれているアイテムは人によってさまざま。

出典元:real shopper SM

まず金額PI値が大きいスポーツ飲料ですが40代〜70代の女性を中心に幅広く支持されており、「とりあえずこれ」という安心感ある定番ポジションと言えそうです。
男性も全体構成比としては少数派ですが、その中では40〜60代の数値が高いことから、働き盛り層や家庭内での購入用途として一定のニーズが存在していると考えられます。スポーツ飲料はこうした性別を問わない中高年層全般への浸透が特徴的であり、「とりあえずこれ」という日常消費に支えられた定番ポジションであるといえそうです。
次の経口補水液ですがこちらは40~60代女性に加え70代女性の比率も高く、より信頼感で選ばれる傾向があるのかもしれません。
また食べるタイプでは塩分タブレット・塩飴とも女性の比率が70%を超えており、食べて補う塩分チャージ”は女性が中心と言えそうです。
その中で塩分タブレットの購入者を見ると全体の30%以上を40代女性が占めています。手軽さが支持されている理由なのではないでしょうか。
一方で「塩飴」は60〜80代女性が主な購入者なっていています。昔ながらのアイテムとして親しみがあるのかもしれません。
このように、年齢や性別、生活スタイルによって、塩分のチャージスタイルがここまで違うというのは、ちょっと面白い発見ですね。

※本レポートでのPI(Purchase Index)値とは、購入金額、購入点数、バスケット数等を購入客1000 人当たりの指数にした値のこと。
※購買データの出典について、「出典元:real shopper SM」と記載されているものは、株式会社ショッパーインサイトが保有する食品スーパーIDPOSデータベース「real shopper SM」の購買履歴データを、本コンテンツ向けに独自に集計・加工したものです。