挑戦―地域から日本を変える
日本の環境首都コンテスト先進事例集第2集
[映像版]

環境首都コンテスト全国ネットワークでは、「持続可能な地域社会をつくる日本の環境首都コンテストを2001年度より、毎年実施し、参加市区町村の環境施策について、多角的に調査、研究を行っています。



先進的な事例情報をより多くの自治体にわかりやすく提供するために、昨年度から実施した「映像版 日本の環境首都コンテスト 先進事例集」(DVD-VIDEO)は、自治体に好評を博し、研修や視察者への説明等に用いられています。今年度は、事例集第2集として、昨年度とは異なる自治体を対象として、調査研究と映像記録化を行ないました。



このホームページでは、DVDの概要をお伝えするとともに、各事例の紹介映像をブロードバンドで配信しています。

企画・著作 : 環境首都コンテスト全国ネットワーク財団法人 ハイライフ研究所
制作: NPO法人 環境市民、(株)プロダクション・スコーポ
企画統括: 杦本育生
制作統括: 町田寿二(プロダクション・スコーポ)
企画制作: 杦本育生、下村委津子、風岡宗人
ナレーション: 下村委津子
撮影: 田中義久 
VE/音声: 宮本恭徳
編集: 石原信二

本セミナーの内容はPDFでもご覧いただけます。


挑戦―地域から日本を変える―映像版 日本の環境首都コンテスト先進事例集 第2集

 

岐阜県多治見市
持続可能な都市(まち)をつくる

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多治見市ホームページ

多治見市では「持続可能な地域社会をつくる」ことを掲げ、市民参加のもとさまざまな取り組みをすすめている。その施策の大きな柱となっているのが「総合計画による施策の管理」「政策形成ヒアリング」という、縦割りの弊害をできるだけ少なくし、効果的な施策運営を目指す仕組みだ。

さらに環境施策を総合計画の主な事業すべてに組み入れ実施していくことがシステム化されていることで、環境政策が全庁的に進められる仕組みとなっている。このことによって、環境の視点を含めた施策の統合化が進んだだけでなく、地域の住民参画、住民のエンパワーメントが高まったといえる。

[収録内容]
・市長インタビュー
・政策形成ヒアリング
・政策形成ヒアリングから生まれた住民参画でつくったビオトープ
(めだか通り、トンボの里池田ビオトープ)
・計画から環境配慮が実施された保育園(池田保育園)
・住民参加で建設された中学校(多治見中学校)
・すべての公共事業に環境配慮を実現(JR多治見駅前)


c2007 環境首都コンテスト全国ネットワーク、 財団法人ハイライフ研究所

 

熊本県水俣市
もやい直し そして環境首都への挑戦

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水俣市 ホームページ

日本の環境問題は、水俣を抜きにして語ることはできない。日本窒素(現:チッソ)水俣工場の廃液によって川、海が汚染され、食物連鎖によっておこされた水俣病は、一万人をはるかに越える犠牲者をだした。戦後の経済復興、高度経済成長の表裏一体として起こった公害問題の中でも、最も激甚な人的被害をもたらした。水俣の環境のまちづくりは、ゼロからではなく大きなマイナスからの出発であった。

その水俣市が環境首都テストにおいて、第4回、第5回と連続総合第1位を獲得した。現在、最も日本の環境首都に近いまちのひとつになっている。すでに、環境問題を学ぶ学生たちにも、水俣市は環境を大切にするまちとしてポジディブな印象が定着している。

水俣市の環境のまちづくりの特徴
(1) 活動を継続的に実施し、さらに見直し、深化し、広げる
(2) 環境部局にとどまらない総合的な政策推進体制を築いている
(3) ないものねだりではなく、あるもの探し、足元の行動から始める
(4) 活動を担う人見出し、そして人と人のネットワークを広げていく
(5) 住民、事業者、自治体がパートナーシップを組み、成果を積み上げていく。

[収録内容]
・市立水俣病資料館
・食品トレイ削減運動(ごみ減量女性連絡会議、kフレッシュカモン)
・南九州900ml統一リユースびん(田中商店)
・頭石・村丸ごと生活博物館
・旅館・ホテル版ISO(山海館)
・保育園・幼稚園版ISO(明光幼稚園)
・学校版ISO(水俣第二中学校、湯出小学校)
・市長インタビュー


c2007 環境首都コンテスト全国ネットワーク、 財団法人ハイライフ研究所

 

東京都板橋区
エコポリス板橋
・地域ぐるみの地球温暖化防止をめざして

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東京都板橋区 ホームページ

板橋区には古くから大規模工場や中小企業が集積していた。1950年以降、産業と人口の集中から公害問題が大きな課題となり、特に1960年代中頃以降は大気汚染や悪臭、水質汚濁、地盤沈下など様々な公害が都市問題として発生した。これに対し、1965年に都内でははじめて公害係を創設し、区の公害行政を本格化した。

板橋区は環境首都コンテストに第1回から皆勤で参加し、第3回、第5回では総合7位を獲得している。ただ、大都市圏におけるヒートアイランド現象、地球温暖化の影響はかなり明確なものとなっている。板橋区では「地域ぐるみでの地球温暖化防止」をスローガンに、大都市では難しい全区一斉行動などを展開している。

大都市圏であるが故の環境施策推進の困難に対して、区の取り組み、区と事業者、住民がともにすすめる取り組みについて考察し、映像で紹介する。

[収録内容]
・環境学習の拠点施設(板橋区立エコポリスセンター グリーン電力証書 環境教育ネットワーク)部局
・横断的な推進組織(エコポリス板橋推進本部会議)
・施設の省エネ化(ESCO事業)
・緑のカーテン事業(金沢小学校 区庁舎 谷田さん宅)
・区長インタビュー


c2007 環境首都コンテスト全国ネットワーク、 財団法人ハイライフ研究所

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