食卓から見た家族間コミュニケーションに関する研究

近年、食生活が多様化し、「決められた時間」に「家族が一同そろって」「母親の手料理」を「自宅の食卓で囲む」という様式は減少している。

食卓は家族間のコミュニケーションの場としての役割も果たしてきた。しかし現代では、核家族などの様々な家族形態が現れ、家族構成員のポジショニングも一様ではなくなっている。更に共働きの一般化により、家事従事時間が減少し、いきおい、食事にかける時間、食事の内容にも影響が現れている。その結果、食卓を囲んでなされてきた、家族間のコミュニケーションや団欒の取り方、躾にも微妙な変化が生じている。

このような背景の下に、今後、「食」、とりわけ食卓を囲んでなされてきた様々な家族間コミュニケーションがどのように変容していくのか、それに影響を及ぼす要因はなにか、そこからどのような新たなライフスタイルが生じてくるのか、それらを“食卓ニケーション”と呼び、多面的に考察する。

今年度は、食卓ニケーションの変遷と実態予備調査を中心に研究を進め、なにが多様化を促しているのかを明らかにする。さらに新たな家族と食卓の先行事例をあげ、これからの“食卓ニケーション”の可能性を探る。

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研究報告(8.5MB)

長谷川 文雄
長谷川 文雄
IT評論家

檜槙 貢
檜槙 貢
作新学院大学総合政策学部教授

小山田 裕彦
小山田 裕彦
(株)シンク・コミュニケーションズ取締役

山畑 信博
山畑 信博
東北芸術工科大学環境デザイン学科助教授

イントロダクション

長谷川 文雄
IT評論家

本研究について:
新しい食卓のコミュニケーションのありかたを問う5つの研究テーマ
1.日本の社会における食事の形態はどんなふうに移り変わってきたのだろうか
2.現在、各地域で行なわれている食事の実態とは?
3.今日の食事のかたちと居住空間との関係とは?
4.地域と食事のありかたとの関連性はどうなっているのだろうか
5.豊かな「食卓ニケーション」を回復するために必要なこととは何か

 

地域と食卓ニケーション

檜槙 貢
作新学院大学総合政策学部教授

1.地域と食卓ニケーション
2.地域社会の食卓とは何か
3.地域社会の食卓は社会資本
4.地域社会の食卓ニケーション
5.地域社会の食卓ニケーション課題

 

食卓ニケーションの系譜

小山田 裕彦
(株)シンク・コミュニケーションズ取締役 1.食卓に関する研究
2.食卓形式の変化
3.食事内容と家庭の変化
4.食事の情景変化
5.食卓から見える風景

 

居住空間からみた食卓

山畑 信博
東北芸術工科大学環境デザイン学科助教授

・昭和2年~昭和58年の変遷
・アイランドキッチン
・共働き家族プラン
・自立家族の家

 

対話:
食卓から見た家族間コミュニケーション
に関する研究

IT評論家 長谷川 文雄
弘前大学大学院地域社会研究科教授 檜槙 貢
(株)シンク・コミュニケーションズ取締役 小山田 裕彦
東北芸術工科大学環境デザイン学科助教授 山畑 信博

1.今回の取材調査で印象深かった点は?
2.ヒアリング調査で印象深かった点は?
3.各研究の視点と「食卓ニケーション」の可能性について
4.新時代の「食卓ニケーション」とは?

 

総括

長谷川 文雄
IT評論家

1.調査結果のポイント
2.新たな課題の発見
3.さらなる研究に向けて


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