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ニセコ町 アーカイブ

情報公開と住民参画のまち ~ニセコ町~

北海道のニセコ町は町の憲法でもある「ニセコまちづくり基本条例」に基づいた住民参画と情報共有を町の基本原則としている。これは、役場の持つ情報と住民の持つ情報が同じ質、同じ量であってこそ深まるとの考えからで、条例の中には情報共有の理念や概念が明確に記され、住民の参加に関する原則と権利が謳われ保障されている。
 また、ニセコ町では住民参画で環境基本計画を策定し、その進行管理も住民主体で行っている。環境基本計画に基づき実施されている事業をチェックし評価するために評価作業部会が設置され、住民委員が各担当課から出された施策や課題の報告を一つずつ丁寧に確認・チェックし、不明点は各担当課に再確認が要請される。また、このアウトプット評価とともにプロセス評価も実施している。プロセス評価は年度の途中で進行状況や課題を明らかにし評価するもので、事業を年度後にだけチェック・見直しするのではなく、年度の途中でも確認し、進行状況や課題を抽出、その年度途中の評価が進行している事業にすぐに反映される仕組みになっている。
 アウトプット評価の結果は環境白書として全戸配布されている。環境白書は、行政用語を極力使わず計画におけるその事業の位置づけや達成度合いなども一目でわかるよう、グラフや記号を使った細やかな工夫が施され、住民にとってわかりやすい白書となっている。日本で最先端の情報公開とそれに基づく住民参画が、自治体と住民にどのような効果をもたらしているのかを研究した。

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