持続可能な自治体コンテスト Part2 (2/4)

持続可能な自治体コンテスト
~ドイツの事例から~

発表:山口美奈子氏

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4.1989年時の質問項目

  ・自治地の組織
  ・土地の保全と種の保全
  ・国際的な環境保護
  ・飲料水の保全と排水の浄化
  ・科学殺虫剤
  ・環境負荷の値
  ・農業
  ・河川の自然保護  
  ・交通  
  ・ごみ処理
  ・省エネ

5.歴代の環境首都

  1989エアランゲン(Erlangen)
  1990エアランゲン(Erlangen)
  1991ネッタースハイム(Nettersheim)
  1992フライブルグ(Freiburg)
  1993ネッタースハイム(Nettersheim)
  1994エッカーンフェルデ(Eckernforde)
  1995バート オインハウゼン(Bad Oeynhausen)
  1996ハイデルベルグ(Heidelberg)
  1997ミュンスター(Munster)
  1998ハム(Hamm)

6.コンテストの内部効果

  ・環境対策で必要な部分、かけている部分が明確になった。
  ・コンテストを通じて具体的なプロジェクトや行動プログラムが構成され、実行された。
  ・環境の有益さに行政がより敏感になった。
  ・行政の中で環境対策の評価が上がった。
  ・これまで取ってきた自治体の環境保護政策が認知された。
  ・コンテスト通じて環境行政の自己意識が高まった。

7.コンテストの外部効果

  ・コンテストは社会に対して効果的で、住民や近隣の自治体に対して
   市のイメージを向上することができた。
  ・コンテストを通じて地域の環境団体との共同作業が密になり、環境行政の質が向上した。
  ・市民に行政が環境問題に取り組んでいることをより一層理解してもらえた。
  ・地方自治の代表者たちが一層環境課題とつながることができた。
  ・他の市町村と情報交換を行った。

8.持続可能な発展とアジェンダ21

9.持続可能な発展とは?

  Our commonFuture(ブルントライト報告書)より
  ・持続可能な発展とは次世代のニーズを満たすことが出来ないかもしれない、
  という危険を避けながらも、現在生きている人のニーズを満たすことの出来る発展の方法。
  ・環境とは私達が生活しているところ、発展とは我々の運命をよりよいものにしていくために
  私達が試みるすべてのことを言う。この2つを分けて考えることはできない。


10.アジェンダ21

11.第28章:アジェンダ21の指示における地方自治体のイニシアチブ

  ・アジェンダ21で提起されている諸問題及び解決策の多くが
  地域的な活動に根ざしているものであることから、
  地方公共団体の参加及び協力が目的達成のための決定的な要素になる。
  (…)地方自治体はその管理のレベルが市民に最も直結したものであるため、
  持続可能な開発を推進するよう市民を教育し、動員し、
  その期待・要求に応えていくうえで重要な役割を演じている。


12.第40章:意思決定のための情報

  ・GNP (国民総生産)や個々の資源量あるいは汚染の広がりの測定値等、
  一般に用いられている指標は持続可能性を表示する指標としては不適切である。
  環境、人口統計、社会、開発の各分野のパラメータ相互の関係を評価する方法は
  十分に開発、適用されていない。
  あらゆるレベルにおける意思決定に信頼できるシステムの自己規制による
  持続可能性に寄与するために、持続可能な開発の指標を開発する必要がある。







発表:山口美奈子氏

制作・配信:財団法人ハイライフ研究所