[3]「インタビュー(2) 家庭用ロボット」

特集 「ハイテク時代の家庭の情報化に関する研究」1999年調査

[3]「インタビュー(2) 家庭用ロボット」

2010年には1.8兆円の市場規模が見込まれているロボット関連産業。もう映画の世界だけでなく、私たちの生活のまわりに多彩なロボットたちが登場する日は目前です。2005年に開催された愛・地球博では、国をあげて「次世代ロボット実用化プロジェクト」が推進され、ロボットが人と共存するための様々な実証実験や、「2020年人とロボットが暮らす街」をコンセプトとした、街並みや公園、住宅など、私たちの近未来の生活シーンの中で活躍するロボット達が紹介されました。また、2006 年には、社会で活躍し、将来の市場創出への貢献度、期待度の高いロボットを称える表彰制度「今年のロボット」大賞が、経済産業省を中心に創設され、第一回目の大賞はお掃除ロボットが選ばれました。
今回は、そうしたロボットプロジェクトの推進事務局に関わってきた、小山田裕彦氏に、私たちの身の回りに登場しつつあるロボットたちの動向について聞いてみました。



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<参考> ・ 愛・地球博プロトタイプロボット展 ダイジェストムービー
http://www.nedo.go.jp/expo2005/robot/movie/index.html

・ 今年のロボット大賞2006
 http://www.robotaward.jp/


koyamada.jpg 小山田裕彦

株式会社シンク・コミュニケーションズ 取締役

鹿児島県出身、鹿児島大学で経済、地理学を学び、地方にも進出拡大が広がりつつあったソフトウェア業界に興味を持ち、昭和59年に株式会社日本エム・アイ・シーに入社。システムエンジニアとして企画部門に携わり、社会システムの調査・提案、科学館、ミュージアムなどのプランニングなどを担当。平成14年からは、テーマパーク、商業空間プロデュースを手がける株式会社インタープランの取締役に就任、平成16年には、仕事仲間と株式会社シンク・コミュニケーションズを設立。愛・地球博をはじめとする、各種ロボットプロジェクトの事務局を担当。最近は、新しい街づくりのためのアートプログラムや地域の学校「お父さんの楽校」などを推進。またハイライフ研究所の調査研究に参画するとともに、当サイトHigh-Life Review & Futureの取材・編集を担当。