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スウェーデンの危機管理③ ~原発事故想定訓練から得られた対策~

■危機にあたって優先順位をつけることの大切さ

起こりうるさまざまな危機に対してスウェーデンはどのような管理体制をとっているのか。シリーズで考えています。

2011年2月、福島の原発事故が発生する1か月前に、
スウェーデンでは大規模な原発事故演習が行なわれていました。

原発事故が起きた際に国としてどのような対処が可能なのか、
その危機管理能力の検証を行なうことが目的でした。

スウェーデンがこの演習から得た教訓とは何だったのでしょうか。
前回に引き続いて解説してまいります。

・訓練から得られた教訓
・優先順位をつける
・市民の属性・立場に応じた対策をたてる
・除染、食品テスト
・想定原発事故の結論

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

スウェーデンの危機管理 ②

スウェーデンの危機管理② ~市民を放射能汚染からどう守るか~

■スウェーデンの原発事故対策

前回は、起こりうるさまざまな危機に対してスウェーデンがどのような管理体制をとっているのか、その概要をお知らせしました。

今回はより具体的に、原発事故というテーマにしぼって、スウェーデンの危機管理のあり方をみてまいりたいと思います。

日本では3.11の原発事故によって放射性物質が広範囲に放出されるという事態を経験しました。スウェーデンではこうした危機に対してどのような備えをしているのでしょうか。スウェーデンで実際に行なわれた訓練を参考にしながら、みてまいりましょう。

・事故対処能力の総合的評価レポート
・スウェーデン政府の事故対処能力
・市民を放射能汚染からどう守るか
・浮かび上がってきた問題点

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

原発と核燃料廃棄物処理

スウェーデンにみる原発と核燃料廃棄物処理の実態

自国の技術で原子炉を設計してきた「原発大国スウェーデン」。
そのスウェーデンでは核の廃棄物を今後どのように処理していく計画なのでしょうか。

スウェーデンでは、現在、10基の原発が稼働しています。
それらのなかには1972年に設置された古い型の原子炉もあり、いずれ廃炉にしなければなりません。
廃炉の際には大量の放射性廃棄物がうまれ、貯蔵処理を迫られます。
また現在稼働中の原発からも、低・中レベルの放射性廃棄物が日々生み出されており、これらの処理もあります。

スウェーデンにおける放射性廃棄物処理の実態はどうなっているのか。
現地の最前線を取材しました。

内容
スウェーデンの核関連施設
3.11とスウェーデン世論
廃棄物処理の基本方針
利害関係者の意見の反映
短寿命・低レベル・中間レベル放射性廃棄物 最終処分場
フォルスマルク最終処分場
エスポ岩盤埋蔵研究所
正直であることが基本

講師:須永昌博  一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長

気候変動

スウェーデンの気候変動戦略の変遷

教育と産業について解説した前回(part1)につづくPart2では、持続可能社会と気候変動をテーマに、スウェーデンの取り組みを紹介します。

内容:
スウェーデンの環境法の根源
スウェーデンの気候変動戦略の変遷
スウェーデンのエネルギー供給と消費
スウェーデンの原子力発電
使用済み核燃料の処理


PDF資料
|PDF形式ファイル(5MB)

講演:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所所長
制作:公益財団法人ハイライフ研究所