カテゴリー別アーカイブ: 環境政策・持続可能な開発

原発と核燃料廃棄物処理

スウェーデンにみる原発と核燃料廃棄物処理の実態

自国の技術で原子炉を設計してきた「原発大国スウェーデン」。
そのスウェーデンでは核の廃棄物を今後どのように処理していく計画なのでしょうか。

スウェーデンでは、現在、10基の原発が稼働しています。
それらのなかには1972年に設置された古い型の原子炉もあり、いずれ廃炉にしなければなりません。
廃炉の際には大量の放射性廃棄物がうまれ、貯蔵処理を迫られます。
また現在稼働中の原発からも、低・中レベルの放射性廃棄物が日々生み出されており、これらの処理もあります。

スウェーデンにおける放射性廃棄物処理の実態はどうなっているのか。
現地の最前線を取材しました。

内容
スウェーデンの核関連施設
3.11とスウェーデン世論
廃棄物処理の基本方針
利害関係者の意見の反映
短寿命・低レベル・中間レベル放射性廃棄物 最終処分場
フォルスマルク最終処分場
エスポ岩盤埋蔵研究所
正直であることが基本

講師:須永昌博  一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長

持続可能な開発

持続可能な開発

持続可能な社会づくりに不可欠な「持続可能な開発」に向けて、スウェーデンはいまどのように取り組んでいるのでしょうか。
また、そもそも「持続可能な開発」とはどういうことを意味するのでしょうか。
それは、いま解決が求められている問題に対処するというだけでなく、その問題を次世代に持ち越さないということを意味します。

スウェーデンの理念、それは「現在生きる人間は 次の世代を犠牲にしてはならない」ということです。
2004年、スウェーデン政府は持続可能な開発のための4つの柱を提示しました。

<持続可能な開発のための4つの柱>
1.持続可能社会の構築:住環境
2.平等で健康な生活
3.人口変化への対応
4.持続可能な成長の維持

それぞれの内容についてみてまいりましょう。

講師:須永昌博  一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長


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気候変動

スウェーデンの気候変動戦略の変遷

教育と産業について解説した前回(part1)につづくPart2では、持続可能社会と気候変動をテーマに、スウェーデンの取り組みを紹介します。

内容:
スウェーデンの環境法の根源
スウェーデンの気候変動戦略の変遷
スウェーデンのエネルギー供給と消費
スウェーデンの原子力発電
使用済み核燃料の処理


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講演:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所所長
制作:公益財団法人ハイライフ研究所