スウェーデンの国会の歴史

スウェーデンの国会の歴史

スウェーデンでは1971年に二院制を排して、一院制に移行しました。また当時、国会議員の定数を350名と決めました。

ところがその2年後の1973年、総選挙で与野党が同数の175議席を占めるという事態が生じ、重要な法案の是非をくじ引きで決めるということになってしまいました。

この反省から、1976年、議員定数を1席減らし、定数349名として今日に至っています。

今回はスウェーデンの国会の歴史をふりかえりながら、スウェーデンの民主主義がどのような試行錯誤を経て成熟にいたったのか、そのあたりを一緒に考えたいと思います。

・16世紀、最初の国会
・18世紀、専門委員会が設置され、現在の国会の原型が作られる
・19世紀、世界最初の国会オンブズマン制度
・民主主義の歴史は女性の参政権の戦い
・1971年、二院制を排して、一院制に
・国会に占める女性議員の割合が世界一

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所