354 ファルケンベルクの田園都市
ドイツ連邦共和国
ベルリンの田園都市として知られているファルケンベルグは社会住宅(social housing)の初期の事例である。1910年代初頭、ハワードの田園都市をモデルにした住宅地を目指し、当時まだ無名であった...
ドイツ連邦共和国
ベルリンの田園都市として知られているファルケンベルグは社会住宅(social housing)の初期の事例である。1910年代初頭、ハワードの田園都市をモデルにした住宅地を目指し、当時まだ無名であった...
京都府
西陣麦酒(にしじんばくしゅ)は、京都市上京区で2017年に創業されたクラフトビールブランド。福祉施設「ヒーローズ」の取り組みとして始まった。自閉症の方への支援を目的に、丁寧な温度管理、上質の味や香りの...
東京都
「下北沢の象徴」とも称される老舗ロックバー「ネバーネバーランド」。家賃の高騰などで2006年に閉店の危機に直面したが歯科医の下平憲治氏が経営を引き継いだ。「下北沢に恩義がある」と語る下平氏は下北沢のプ...
イングランド
ロンドンのテームズ川南岸に2000年に開館した「テート・モダン」。テートの膨大なるコレクションのうち英国美術以外の20世紀美術作品を収蔵展示する。開業以来、来館者数は4,000万人を超え、ロンドンへの...
イングランド
アヴィーバ・スタジオスはマンチェスターのアーウェル川沿いにあったグラナダ・スタジオ跡地に2023年に開設された、音楽、芸術を包含した文化施設である。マンチェスターはミュージシャンを輩出するという観点で...
鹿児島県
縄文杉で知られる世界自然遺産の島、屋久島。その観光資源は優れているが、人口は減少傾向にある。島に8つある小学校のひとつ一湊小学校の児童数も少なくなっていた。そのようななかで家族単位での留学を受け入れる...
東京都
東京にある下北沢という街は特別のオーラのようなものを纏っている。このオーラをつくりだしているのは強烈な個性を有する店主が営んでいる個店群である。そして、そのようなお店の象徴ともいえるのが1975年に開...
フィンランド共和国
ヘルシンキのカンピ地区にある1936年に建てられた商業ビル、ラシパァツィ。取り壊しの計画が持ち上がるたびにヘルシンキ市民が反対をしてきた。そして2018年8月、このビルはアモス・レックス美術館として生...
イタリア共和国
ウルビーノはイタリアのマルケ州北西部にある人口14,000人ほどの町。城壁に囲まれた歴史的市街地区には観光客の車は進入することができない。このため城壁の外に二つの広大な駐車場を設けた。そのうちの一つ、...
フランス共和国
アヌシーはフランス東部にあるアヌシー湖岸に位置する都市。旧市街を通り抜けるティウー運河は絵葉書となるような美しい景観をつくりだし、「アルプスのヴェニス」と呼ばれている。今でこそ美しい運河であるが、ちょ...
イングランド
リバプールのマージー川沿いにあるロイヤル・アルバート・ドックは建物・倉庫群からなる港湾施設である。操業停止後の1970年代には荒廃した時期もあったが、その歴史的な重要性を保全し、次世代に繋げることを強...
フィンランド共和国
フィンランド中部の都市タンペレ。その産業発展に寄与してきた繊維会社が工場を閉鎖すると、都市の中心部に近接して広大な工場跡地が出現した。この再開発では、既存の産業遺産ともいえる建物を再利用することで、現...
ドイツ連邦共和国
シュトラールズントはバルト海に面したハンザ都市。旧市街地区は世界遺産にも登録されている。しかし交通の便が悪いドイツ北東端の都市に観光客を呼び込むためには不十分であった。そこで、世界遺産に登録された20...
フランス共和国
ウォーターフロントを有する都市は幸運である。リヨン市は少なくともローヌ川に関しては、そこを自動車から人に取り戻し、川が提供してくれる素晴らしい展望を享受できるように、川への取り組みを180度転換させた...
フランス共和国
リヨン旧市街地は中世の建物がしっかりと保全され現在に至っている。市民の立場から旧市街地の保全活動を担ったNGO「ルネサンス・ドゥ・ビュー・リヨン」は、建物の保全のみならず、コミュニティのアイデンティテ...
ドイツ連邦共和国
大幅にリニューアルされた、ベルリン近郊の住宅地区に伸びる緑道。移民が多く住む地区という特徴からコミュニティ性が弱いという問題を有していたが、この公共空間がつくられてからは、ここで住民対象のイベントが頻...
イタリア共和国
メルカテッロはイタリアのマルケ州の西端に位置する人口約1,300人(2020年)の小さな町。人口減少という課題に直面してはいるが、人々の結びつきは強く、美しい街並みや風景が共有されている。建築家・井口...
ドイツ連邦共和国
ヘレラウはドレスデン市の北部にあるドイツ最初の田園都市。田園都市の提唱者であるエベネザー・ハワードの影響を強く受けた経営者カール・シュミットが1909年に開発した。いまも多くの建物が現存し、その保全状...
イングランド
1970年代以降衰退したバーミンガムは、建築家ピーター・ホワイトの提案により1990年代に運河再生を核とした都市再生を進めた。衰退の象徴であった運河を観光・レジャー産業のために蘇らせ、運河沿いの倉庫群...
フランス共和国
2013年、マルセイユ旧港の広場に広大なる天蓋(オンブリエール)が架けられた。広場において建築が存在することのマイナス的要素をできる限り打ち消しながら、そのプラス的要素をしっかりと満たしたこの天蓋。こ...
フランス共和国
ラ・ヴィレット公園はパリで三番目に広い公園である。1987年、かつて巨大な食肉処理場があった場所に、都市再生プロジェクト「グラン・プロジェ」の一つとして開業した。以来、子どもから大人までパリの住民に格...
フィンランド共和国
広大なる再開発地区に人々の注目を集めさせることはなかなか難しい。そこに人々の足を運ばせるとなると尚更である。しかし、ヘルシンキの海沿いに広がる再開発地区につくられたロウリュ公共サウナは、ウォーターフロ...
フランス共和国
オルセー美術館は1900年のパリ万博とのときにつくられたオルセー駅舎を再生したものである。セーヌ川河畔という一等地にあるにも関わらず半世紀近く放置されていた。市場の開発圧力を躱(かわ)しながらふさわし...
イタリア共和国
イタリアのボローニャはポルティコで有名である。ポルティコとは、通りと建物の間に設置された屋根付きの回廊のことである。それは私的空間と公的空間の中間の準公的空間のような役割を果たす。そして、屋外空間と屋...