ハイライフ研究所データファイル2013年 立澤芳男の商業施設見聞記

第6回 大健闘する注目の大型ショッピングセンター「テラスモール湘南」

東京都市圏エリア(東京区部、東京多摩地区、神奈川県、千葉県、埼玉県)で、強力な動員力(=売上高)があり、地域で注目を浴びる商業施設をピックアップし、その実際と動員力の背景(地域のポテンシャル)をレポートしてきたが、今回がシリーズ「日本のSC見聞記」の最終回となった。

最終回は、神奈川県の湘南エリアに注目した。東京や横浜の優良な住宅地として発展し、近場には文化遺産豊富な鎌倉やサーフィンやヨットなどの海洋スポーツのメッカ・湘南海岸がある。そしてその湘南エリアの商業拠点となっているのが藤沢市である。その藤沢市の商業が、今、危機にさらされている。
百貨店や映画館が消え長期低迷が続く藤沢市繁華街に代わって、隣接の辻堂駅に湘南エリア最大の規模・湘南イメージ満載の大型SC「テラスモール湘南」が一昨年11月に開業し、いきなり初年度年間売上高約500億円を記録し、日本のSCで第5位にランクインしている。

想定外の売上高であるが、その背景には湘南地区商業の大変化がある。

温暖地区であるこの湘南地区は、戦前はリゾート地、戦後は住宅地・観光地として発展し続けたが、観光地は別として、大衆消費から成熟消費へと生活水準が上昇する中、藤沢市の商業開発はこの20年間「冬眠状態」が続いていた。今、藤沢市辻堂では、「湘南C-X(シークロス)」プロジェクトと「次世代型都市(スマートシティ)」プロジェクトの二つが具体化し動き始めた。今、湘南エリアは大きく変わろうとしている

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

第6回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。

 第6回 大健闘する注目の大型ショッピングセンター「テラスモール湘南」

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