ハイライフ研究所メールマガジン 第46号

2010年5月14日配信  発行責任 財団法人ハイライフ研究所 事務局

毎回メルマガをご覧いただきありがとうございます。今号の見どころ・読みどころをご紹介いたします。

最初に、今年度のハイライフ研究所の研究テーマ。

今年度は新たな事業方針に則り、都市自体の魅力の創造・発見を目指す研究として「これからの都市生活を考えていくための、新世代コミュニティの研究」を、また、都市生活を送る知恵の研究として「次世代の豊かな都市生活の知恵を探る市民活動アーカイブ構築の研究」を行います。

次に、連載シリーズ「東京生活ジャーナル」。

前回に引き続き、横浜の野毛商店街が舞台です。地域の住民を巻き込んだまちづくりの実際についてインタビューをお送します。今横浜でも特にホットな野毛地区の街の活性化の知見をお読みください。

そして4月よりスタートした「名著・古典のある暮らし」。

今回、第2回目は、東北大学大学院の江藤裕之准教授のお話です。江藤先生は米国でグレート・ブックス・セミナーを経験され、国内でも数多くのセミナーにおいてモデレーターをつとめておられます。
グレート・ブックス・セミナーは米国アスペン研究所のエグゼクティブ向けセミナーが有名ですが、今回は江藤先生がモデレーターをつとめた高校生対象のグレートブックスセミナーについてお話を伺います。

さらに新連載「高橋順一教授のライプツィヒ通信」。

当財団で2007年、2008年の2年にわたり『ホスピタリティ』研究の中心をつとめた早稲田大学教育学部の高橋順一教授の寄稿シリーズです。
現在、高橋教授はドイツ・ライプツィヒ大学客員教員として、ドイツ東部ザクセン州のライプツィヒに滞在中。「ドイツの環境思想の源流」や「ドイツからもう一度日本を見つめ直す」などをテーマに、5月から不定期で寄稿文をお送りいただきます。

それではハイライフ研究所のメールマガジン第46号をご覧ください。(H.H)


<今号の内容>
1. 今年度のハイライフ研究所の研究テーマ
2. 東京生活ジャーナル
3. 名著・古典のある暮らし|第2回 高校生を対象としたセミナー
4. 高橋順一教授のライプツィヒ通信
5. 告知「都市部で持続可能コミュニティをつくるネットワーク」


1.今年度のハイライフ研究所の研究テーマ

<21世紀のハイライフに関する研究>

新たな事業方針に則り、都市自体の魅力の創造・発見を目指す研究として「これからの都市生活を考えていくための、新世代コミュニティの研究」を、また、都市生活を送る知恵の研究として「次世代の豊かな都市生活の知恵を探る市民活動アーカイブ構築の研究」を行います。

<ハイライフモデル調査>

生活者のよりよい生活の実現を支援する当研究所の研究活動を行ううえでの基礎研究として、都市を中心とした生活者の生活意識を総合的に把握するための「ハイライフ研究所生活者意識調査2010」を長期的視点に立ち実施し、広く開示を図るとともに、今後実施する研究のベースとして活用します。

<ハイライフ研究に関する普及活動>

広く生活者に研究成果を普及するための重要なメディアとなっているホームページの一層の強化に努めます。具体的にはホームページでのよりよい都市生活を構築するための研究情報の発信および各種データ分析から生活視点を提示する企画およびHP上でのミニセミナー企画、また、生活者意識調査の分析レポートそして生活者・研究者とのリンクを推進するメールマガジンの恒常的実施を行います。さらに、研究成果の概要をアピールする広報誌の発行をいたします。

<ハイライフ研究に関する催しの開催>

今年度より取り組む新たな方針に則って展開される研究の成果をもとに、よりよい都市生活の実現へ向けて都市という場で新たに生起しているさまざまな活動を紹介しつつ、どのような活動が必要かを考えるセミナーを実施いたします。

各研究内容や研究者について、詳しくは、PDF形式ファイル「平成22年度研究の概要」をご覧ください。

PDF 「平成22年度研究の概要」




東京生活ジャーナル

2.変えるものと変えないことと  野毛の概要

今月の東京生活ジャーナルは、先月に引き続き横浜の野毛商店街を取り上げます。
ここで行われた景観整備事業は、実際に街路灯やペーブメントなどのハードの整備にかかる前に、1年間住民との意見交換をする期間が設けられていました。
単純にモノを作るだけではなく、そのようにじっくりと時間をかけ住民を巻き込んで計画を進めることの意味はどのような点にあるのでしょうか。
前回と同様の山口勝之氏に加え、同様に事業に関わられた田島一宏氏へのインタビューも交えてお伝えします。

東京生活ジャーナル/まちづくりフィールドレポート
http://www.hilife.or.jp/journal2/


3.名著・古典のある暮らし|第2回 高校生を対象としたセミナー

米国で生まれた読書討論会、「グレートブックスセミナー」をご存知でしょうか。

20世紀のはじめごろにシカゴ大学の研究者が中心となって研究し、普及につとめた読書討論の技術です。
古今の名著・古典を、市民のために分かりやすく整理・抜粋したテキストを用い、ものごとの本質に迫る対話をめざしています。このグレートブックスセミナー の方法論は、20世紀の米国における草の根の読書会を支えたといわれています。

今回のシリーズでは、グレートブックスセミナーの方法論に注目し、日本で実践的な活動に関わってきた方々にお話を伺います。

講師画像

第2回目の講師は、東北大学大学院の江藤裕之准教授です。
江藤先生は米国でグレート・ブックス・セミナーを経験され、国内でも数多くのセミナーにおいてモデレーターをつとめておられます。
今回はおもに高校生を対象にしたグレートブックスセミナーのお話を伺います。

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=3482


4. 高橋順一教授のライプツィヒ通信

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10年に1回まわってくるという大学の特別研究期間により、ドイツはライプツィヒに滞在中の高橋順一早稲田大学教育学部教授。

ホスピタリティの研究 ~持続可能型の社会をめざして~」などの研究で、当サイトでもおなじみの 高橋教授は、かの地で何を思い、どんな研究に没頭しているのか、「ライプツィヒ通信」と題して、連載寄稿していただくことになりました。

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=88


5. 告知 「都市部で持続可能コミュニティをつくるネットワーク」

 

HOSP!(持続可能なコミュニティを本気で作る大人たちの会)では、昨年から都市部で持続可能な地域作りをどう進めるかを検討してきました。

このほど、新たなプロジェクトとして立ち上げました。お誘いの文書を作成いたしましたので、ぜひぜひ、ご一読ください。そして、ご参加ください。多くの方の参加表明、お待ちしております。

詳しくは以下のPDFファイルをご覧ください。

PDF 「都市部で持続可能コミュニティをつくるネットワークへのお誘い

持続可能なコミュニティを本気で作る大人たちの会
http://www.hosp.me/


編集後記

連休が終わり、久し振りに1週間フルに仕事をされた方も多いかと思います。

連休中から今週にかけて、リーマンショック以来の危機がEUを震源に発生しました。各国の財政状態が世界的規模で問われています。

そんななか英国で異例の連立政権が誕生しました。一方の米国は中間選挙に向けた動きが活発化しています。このところ話題の、共和党支持者による「ティー・パーティー」。「反オバマ」を掲げ、民主党の議員を落選させるためのキャンペーンを展開中です。

経済問題が山積みされている時期に、いずれも国の政治をより不安定にする材料といえそうです。

日本でも夏の参議院選以降、連立の枠組みがどう変化するか。

財政問題や人口減少・高齢化、安全保障など、日本の政治に残されている時間はあまりありません。政権争いをしている間に失われている時間が心配です。(H.H)


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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