2013年度都市生活者意識調査レポート 都市生活者とアベノミクス&消費増税

第五回 都市生活者の増税前の「懐(ふところ)」事情
経済的ゆとりはないが、期待半分の生活

消費税が8%となる来月4月を前に、確認しておきたいのは都市生活者の増税前の家計状況である。家計は今、消費増税をどう受け止めるのか、また今年の賃金上昇は自分の懐にどのくらい影響するのか、不安や期待で混乱した状況にあるのではなかろうか。

増税後の消費は、それなりの賃上げがあれば問題はないので余暇やレジャーをより楽しもうという人もあれば、税率アップを超える賃金アップでなければしばらくは今までのように消費抑制・節約生活を続けるという人もいる。人様々だが、これからの日本の消費生活や行動に於いては、今までの生活、例えば低株価・ドル高、収入の伸び悩み、低価格商品販売といった一連の長期にわたるデフレ社会下で慣れ親しんだ生活とインフレ期待のこれから生活とどのように折り合いをつけてゆくのかが問われる。

デフレ社会からインフレ社会へと向かっていくというのが現在の経済社会風潮ではあるが、景気がよいというのはまだ気分のレベルの話だ。企業業績は最高水準にあるというが、実際の生活の中核である都市生活者の生活はどうなってゆくのか。その将来の方向をイメージするためには、生活の現実、すなわち都市生活者の家計の実際はどうなっているのか踏み込んで確認しておく必要がある。

今回のレポートは、3%の税率アップや賃上げが都市生活者の家計にどのような影響を与えるのか、どの家計部分に刺激を与えたのかを今後移行確認するためにも、また来年の10%消費税をどう見るのかにおいても、家計≒懐(ふところ)事情について、当研究所の「都市生活者意識調査2013」の結果をもとにレポートする。確認する内容は、基本軸である家計(家計の収入、支出、貯蓄、資産運用など)についてである。これらの分析を通じて、都市生活者の懐(ふところ)具合の実際を見る。

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

第5回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。

 第5回 都市生活者の増税前の「懐(ふところ)」事情

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