財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第125号

2013年8月28日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.【連載】 立澤芳男の商業施設見聞記|第3回 ららぽーとTOKYO-BAY
2.【新企画】 データベース「都市の鍼治療(はりちりょう)」を公開
3.【WEBセミナー】「東京郊外居住の憂鬱」|第2回「東京圏郊外の過去、現在、未来」
4.【連載】 スウェーデンに学ぶ、日本の再構築|社会サービス


 

1.【連載】 立澤芳男の商業施設見聞記

立澤芳男の商業施設見聞記

第4回 アーバンドックららぽーと豊洲

今年の夏は異常な暑さが続いた。

あまりにも暑いので、旅行や買い物などの外出は控えることになると予想をしていたが、スカイツリー、東京駅界隈、映画館は人だかりでいっぱいだった。ご多分にもれず、郊外のショッピングセンターは、館内をウロウロ歩きまわり時にフードコートで食事をしているのが目についた。どこのショッピングセンターもとんでもないと思われるほどの人出だったようだが、買い物をする人はそれほど多くないのが強く印象に残った。

買い物目的でなくてもゆったり・ゆっくり過ごせるというのが今のショッピングセンターだ。家でエアコンを使うより冷房の利いたショッピングセンターに車で行けば、老若男女十分楽しめるというわけだ。ショッピングセンターの駐車場は平日は無料サービスを行っているケースが多く、平日での集客も目立った。夏のファミリー休暇はショッピングセンターで過ごすことが夏の風物詩になりそうだ。

夏の百貨店・総合スーパー、ショッピングセンターを見て回ったが、一番気になったことは、各業態の赤ちゃん連れのお客へのサービスや品揃えの対応である。最も充実しているのはショッピングセンターで、ベビーカーも多く、店内歩道が広く、椅子など休憩場所も多く、案内係の目もよく行き届き赤ちゃん対策は充実いている。極端な言い方だが、子連れ買い物客が我が物顔で気兼ねなくショッピングセンター内を歩き回っているようでもある。それに較べ、百貨店や総合スーパーでは子どもは商売にならないからだろうが対応は甘い。一部のショッピングセンターでも子ども連れに顔をしかめるショッピングセンターが見られたが、多忙な生活者が自由気ままに過ごせる「生活の憩いの場」というSCの基本理念はどこへ行ったのだろうかと気になるところだ。

今回のSC見聞記は、都心に最も近い「アーバンドックららぽーと豊洲」だが、都心の近くにありながら、子どもを非常に大切にし「家族の憩いの場」づくりに熱心な運営をしている。その背景には何があるのかを見た。「アーバンドックららぽーと豊洲」は、子どもを重視する新しい職住近接の生活スタイル=『豊洲スタイル』を掲げて開業(2006年)初の大規模リニューアルを終え、新しいショッピンセンターへのスタートを切った。


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執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=113

 


2.【新企画】 データベース「都市の鍼治療(はりちりょう)」を公開

「都市の鍼治療」データベース

クリチバのジャイメ・レルネル元市長は、都市が抱える問題を手っ取り早く解決するべき方法論として「都市の鍼治療」を提唱しています。

多くの課題に直面する都市は、さながら病人のようです。そして、都市の鍼治療とは、その都市の病を根本的に治すことは難しいけれども、効果的に「鍼療法のように治す」ことは可能であるという考え方にもとづいた方法論です。

本データベースは、このレルネル元市長の「都市の鍼治療」という考えにのっとり、内外の「都市の鍼治療」事例をシリーズで紹介していきます。


■データベース 都市の鍼治療|第1回配信

鍼アイコン001 ガス・ワークス・パーク(Gas Works Park)

001ガス・ワークス・パーク(Gas Works Park)

シアトル市の北部、ダウンタウンのスカイラインの見事な展望が望めるユニオン湖に面した場所に位置する広大な公園。ここは工業跡地が公園として生まれ変わった世界でも初めてのケースであり、以後の工業跡地の公共用地への転換への流れをつくった。

鍼アイコン002 オレンジ・グローブ・リサイクル・センター(Orange Grove Recycle Center)

002オレンジ・グローブ・リサイクル・センター(Orange Grove Recycle Center)

環境と調和した経済発展を目指す都市として有名なチャタヌーガ市(テネシー州、アメリカ合衆国)にある身体障害者が働くリサイクル施設。それまではビール会社であるブッシュ・ビールの工場であった。

鍼アイコン003 ゲーツヘッド・ミレニアム・ブリッジ(Gateshead Millenium Bridge)

003ゲーツヘッド・ミレニアム・ブリッジ(Gateshead Millenium Bridge)

イギリスの北東部、ニューキャッスル市とゲーツヘッド市の境界を流れるタイン川に架けられた歩行者・自転車専用のアーチ橋。この橋がつくられたことで、バルチック現代美術館をはじめとしたゲーツヘッド市のウォーターフロントを訪れる人が増え、かつての工業地区は文化地区として大きく変貌を遂げつつある。

鍼アイコン004 エンジェル・オブ・ザ・ノース(Angel of the North)

004エンジェル・オブ・ザ・ノース(Angel of the North)

イギリスの北東部にある都市ゲーツヘッドの南からの玄関口の岡の上につくられた重量200トンという巨大な鋼鉄製の天使の彫刻。新しいゲーツヘッドの目指す都市像でもあり、市民の郷土意識を喚起させるゲーツヘッドの新たなるシンボルとしても機能している。年間で15万人の人が訪れ、また、高速道路A1を行き来する一日当たり90,000人の運転手に見られている。

鍼アイコン005 パイク・プレース・マーケット(Pike Place Market)

005パイク・プレース・マーケット(Pike Place Market)

シアトルの公設市場であるパイク・プレース・マーケットは、シアトルのまさに心臓ともいうべき中心地に位置している。公設市場で現在も営業しているものとしては、アメリカでも最も古いものの一つ。公設市場は、都市の鍼治療的に捉えると極めて重要な「ツボ」である。


取材・構成
服部圭郎 明治学院大学経済学部教授

制作・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 


3.【WEBセミナー】「東京郊外居住の憂鬱」|第2回「東京圏郊外の過去、現在、未来」

【新企画】WEBセミナー「東京郊外居住の憂鬱」|第1回「郊外居住の憂鬱」

全国の都市が人口減少時代に入る中で、途切れない人口流入で人口減を免れていた東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県)もあと1~2年で人口減少時期に入る見通しとなってきました。

「人口減少は必ず高齢化を伴う」のは必然で、東京圏の郊外住宅地においても、高齢化率が直線的に急上昇していきます。しかし、人口減少時代に向かう郊外居住の表情は一様ではなく、逆に活力格差を増幅していく方向にあります。

国勢調査と人口動態統計のマクロデータ分析を基に生み出された<世代間バランス係数(GBI)>によって、東京圏郊外部の未来を予測していきます。「住み継がれる郊外」と「捨てられる郊外」、その分水嶺は郊外部での持家取得世代の住宅取得が完了する2020年頃により明瞭になってくるといいます。


■「東京郊外居住の憂鬱」シリーズ・セミナー
第2回 「東京圏郊外の過去、現在、未来」
藤井多希子(慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問))

第1部
データからみる東京圏郊外化のプロセス
~人口転換と人口増加、そして人口減少へ~
動画:http://youtu.be/t6vg1GXBjqo

第2部
・祝祭としての郊外化
・郊外の現在
動画:http://youtu.be/PGwuAgoYN9o

ホームページ:http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=8616


講師プロフィール
藤井多希子(ふじい たきこ)/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
1970年横浜市で生まれ、埼玉県所沢市で育つ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 後期博士課程単位取得退学、博士(政策・メディア)。専門は空間人口学、郊外居住論。最近の論文に「縮退する都市:人口移動と世代交代の視点から」(『都市計画』302号)、「住み継がれる住宅地、捨てられる住宅地」(『住宅』2013年5月号)などがある。


制作・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 


4.【連載】 スウェーデンに学ぶ、日本の再構築

スウェーデンに学ぶ、日本の再構築

いま日本の社会が停滞しているのはなぜ?
私たちが北欧の元気な国から学べることは?

シリーズでお届けしている「スウェーデンに学ぶ、日本の再構築」。

今回は年金制度や子育て支援の制度など、社会サービスの各論について学びます。

講師:須永昌博 (社)スウェーデン社会研究所 所長

 

■スウェーデンにおける子供の権利
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=653

スウェーデンは子どもの権利に繊細な国です。子供の権利を守る政策として九つの原則を発表しています。そして本当にそれらの原則が守られているかどうか、「子供オンブズマン」の制度を持っています。

 

■スウェーデンの社会保険制度
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=663

これからスウェーデンの年金制度や、両親保険、保険・医療制度などについてみてまいります。まず最初に、スウェーデンの社会保険制度の目的と対象となる人々、そして保険制度の財源がどうなっているのかについてみてみましょう。

 

■スウェーデンの年金制度
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=667

スウェーデンの年金制度の概要についてみたあと、それらの財源はどうなっているのか、基礎年金のほかにどのような保障制度があるのかなどについて詳しくみてまいりましょう。

 

■両親保険と両親・子供手当
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=670

スウェーデンの両親保険とは、子育てにおける各種の手当を意味しています。子育て支援策
母親指数No.1の国・スウェーデンのさまざまな支援制度についてみてまいりましょう。

 

■スウェーデンの病気保険制度
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=673

スウェーデンでは病気になった時、どのような所得保障があるのでしょうか。療養が長期に長びいてしまったり、後遺症が残ってしまったらどうなるのでしょうか。スウェーデンの病気保険制度の概要についてみてまいりましょう。

 

■スウェーデンの保健・医療制度
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=676

「スウェーデンでは医療費はタダ」というのは本当でしょうか? スウェーデンの保健・医療制度の概要について学ぶとともに、治療費の実態についてみてまいりましょう。

 

■スウェーデンの労働災害保険、精神障害者ケア、公衆衛生制度
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=679

スウェーデンの社会保険制度の各論の最後として、労働災害保険や精神障害者のためのケアについてみてまいりましょう。また、スウェーデンの政府が積極的に取り組んでいるアルコール・麻薬・薬物・タバコなどの問題、HIV/AIDSに関する制度についても解説します。

スウェーデンに学ぶ、日本の再構築
http://www.hilife.or.jp/sweden/

 


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