財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第115号

2013年3月27日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.都市生活者意識調査レポート|第5回 業態別に見る都市生活者の買物行動
2.スウェーデンに学ぶ、日本の再構築|スウェーデンの社会インフラ<前編>
3.東北復興は、新世代型まちづくりの手本を示せるか 第2回
4.セミナー報告|ハイライフセミナー 「シェア-シングル化が進める都市の新しいスタイル-」 パネルディスカッション


 

1.2012年度都市生活者意識調査レポート

買物行動調査
第5回 業態別に見る都市生活者(男女年齢別)の買物行動

本調査(「買物行動調査」)は、社会の情報化・サービス化、少子高齢化など社会構造の質的な変化が着実に進行する中、日常生活行動の基本である『買物行動』において都市生活者はどのような行動をとっているのかを調査したもの。調査対象は、東京と大阪に在住する16歳から70歳以上の都市生活者男女1800名。その都市生活者が生活圏域内に存在する多種多様の小売業をどのように利用しているのを調べたものである。

今回第5回の分析ポートは、生活者の買い物の行動を小売チャネル(業態)に焦点を当て、その利用状況を分析している。本分析レポートは、消費者と業態の関係について注目したわけだが、どのような業態で買い物をし、どのように利用(頻度、価格、支払い手段など)しているのかをチェックした。その結果、都市生活者の年齢別では買物行動(利用率、利用頻度など)が大きく異なっていることがわかった。

小売業では、現在、再編・業態革新が進行し、一方でネット通販へのシフトが進んでいる。
本調査分析で、都市生活者が長期にわたった低価格競争下で多様な業態を自由自在に利用していることが確認できたのではないかと思われる。

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=110

 


2.スウェーデンに学ぶ、日本の再構築|スウェーデンの社会インフラ <前編>

スウェーデンに学ぶ、日本の再構築|市民生活環境

これからの日本を考える手がかりを、北欧の元気な国・スウェーデンに探る連載プロジェクト「スウェーデンに学ぶ日本の再構築」の配信開始から半年が経ちました。

ここでスウェーデンという国のありようを「スウェーデンの社会インフラ」という視点から捉えてみたいと思います。

教育と産業、環境とエネルギー、都市環境、ICTというそれぞれ分野が、スウェーデン社会においてはどのように互いに結びついているのか、須永昌博(社)スウェーデン社会研究所所長による分かりやすい解説です。

「スウェーデンを見ておりますと、教育ということに非常に重点を置いているなということがいろいろな面から分かってまいります。

教育が大事だということは我々日本人も誰でもが認識しております。ただ、それが本当に国づくりのための教育制度となっているのかという観点からみたときに、私たちは多々スウェーデンから学ぶところがあります。

スウェーデンと日本の教育投資を数字でみますと、一言で申しますと、スウェーデンは日本よりも2倍の税金を教育に投資しております。それだけ国が教育にお金をかけている。

日本の教育予算の比率は、OECD(経済協力開発機構)34カ国のなかで最下位です。これでわたしたちは日本を先進国と言ってよいのかどうか、わたくし自身は疑問です。小中学校の先生の給与もOECD諸国の平均を下回っております。

わたしたちが子どもたちの将来を考えるとき、将来の日本を背負ってくれる子どもたちを考えるとき、わたしたちはそのひとたちのためにお金を使っていない。こういうことをスウェーデンはじめ北欧諸国は教えてくれます」(須永昌博 社団法人スウェーデン社会研究所所長)

■スウェーデンの社会インフラ

講演:
須永昌博 社団法人スウェーデン社会研究所 所長

内容:

<前編>
・社会インフラ作りの基盤
・スウェーデンの教育制度
・スウェーデンの産業

<後編>(2013年4月配信)
・持続可能社会と気候変動
・エネルギーと電力
・ICT(情報・通信 技術)
・都市環境/エコ都市

※「スウェーデンの社会インフラ<後編>」は来月配信の予定です。

 

スウェーデンに学ぶ、日本の再構築
http://www.hilife.or.jp/sweden/

 


3.東北復興は、新世代型まちづくりの手本を示せるか

第2回 「東北復興と次世代型テクノロジー(その1)」~環境・エネルギー・情報~

「東北復興は、次世代型まちづくりの手本を示せるのか」

東日本大震災から2年、主要な都市基盤や住宅の再建の方向性が見えつつある中で、環境・エネルギー・情報関係の政策もいよいよ本格的な検討の段階に入ってきた。これらの政策テーマは、そもそも現在の我が国全体の主要な政策の柱として注目されてきた分野であり、復興の過程の中で、これらの技術を導入し、新しい地域づくりのモデルとしていこうとする発想もあるだろう。

一方、このテーマは「時代の流れに乗って」ということだけで考えられているものではない。今回の震災では、福島第一原発の事故とその後の処理、福島県各地の被災地への対応などを通じで、政策決定や情報の流通、地域の自治・危機管理のあり方に、国民の多くが不安を抱き、ある種の危機感を持った。特にエネルギー政策や、情報政策に関しては、この震災の経験を踏まえ、新たな技術を活用して、地域がハンドリングでき、市民が意思決定に関与できる政策テーマとして、安全で安心できる地域社会を実現するためのツールという点で期待されているものと思われる。

特に今回注目されたこととして、SNSを通じた個人レベルでの情報の流通、企業による現場のリアルタイムの情報提供などがある。また、一方で津波からの避難、その後の避難所での地域運営の面では、一人一人の人間の「絆」、地域社会・コミュニティとしての靭帯の強さが試された面もあり、特に情報政策の面では、次世代型テクノロジーの活用が、個々人や地域社会の連帯・信頼関係、倫理観などを根拠にしていないと十分には使いこなせない、ということも明らかにしたのではないだろうか。

さて、今回の論考では、このような背景を踏まえ、次世代型テクノロジーとして、「環境・エネルギー・情報」という分野が、東北地方でどのように展開されようとしているか、また、各地で現在どのようなチャレンジがなされているかを見ていこう。

■内容|第2回 「東北復興と次世代型テクノロジー(その1)」~環境・エネルギー・情報~

1 震災復興の現場で注目される「環境・エネルギー・情報政策」
(1) はじめに
(2) 国はどう考えたか
(3) 自治体は何を目指しているか?

2 環境「自然豊かな東北で、自然との共生のヴィジョン、アイデアは見えつつあるか?」
(1) 震災復興における自然環境政策の意味とは
(2) グリーン復興ビジョン(環境省)
(3) 防潮堤と自然環境―「森の防潮堤」は実現するか

3 エネルギー「再生可能エネルギー事業は、東北の新しい地域づくりの道を拓くか?」
(1) はじめに
(2) 再生可能エネルギーと復興
(3) 事例にみる再生可能エネルギー戦略その課題と東北の復興
事例1: 岩手県葛巻町くずまきまち―東北における先駆者
事例2: 岩手県釜石市―地産地消をめざして
事例3: 宮城県大衡村おおひらむら―東北のビッグプロジェクト
(4) 産・官・民・専の連携
(5) 再生可能エネルギー先進国に学ぶー地産地消を生み出すには
(6) 再生可能エネルギーが拓く新しい地域社会

4 情報「国家システムに頼らない市民ベースの情報ネットワークは構築できるか?」
(1) 情報の壁、信頼のメルトダウン、選択の困難性
(2) 薄くて広い支援、ハッカー、API
(3) ネットできっかけをつくり、現地での活動につなげる
(4) ニュースとオピニオンで復興支援

企画・制作:
公益財団法人ハイライフ研究所 / NPO 法人日本都市計画家協会


詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=111

 


4.セミナー報告|第23回 ハイライフセミナー 「シェア-シングル化が進める都市の新しいスタイル-」

第二部 パネルディスカッション

◆開催趣旨

成熟社会を迎えた首都圏では、高齢化・少子化の一方で、世帯の構成および居住の形態に大きな変化が進行中であり、この変化は中長期的なトレンドとなっている。
年齢層を問わず、シングルが増えているのだ。若者もそうだが、ミドル層、そしてシニア層もシングルでいる割合が増えている。そのようなトレンドが、人の住まい方に大きな変化をもたらしているのである。
本セミナーでは、そのような状況が影響をもたらしたことによって、現在進行形で展開している首都圏における新しい人々の住まい方を検討する。
特に、最近、マスコミや不動産業界で脚光を浴びている「シェアハウス」に関して、掘り下げていきたいと考えている。そして、その背景となる社会経済変化を、マーケティング、そして有識者に分析してもらい、首都圏の住まい方にどのような変化が起きているのかを皆様に考える機会を提供したいと考える。

第23回 ハイライフセミナー 「シェア-シングル化が進める都市の新しいスタイル-」

◆テーマで見るシングル居住マップ / ハイライフ研究所

<パネルディスカッション>
◆シェア-シングル化が進める都市の新しいスタイル-
パネリスト 三浦展 / 久保田裕之/ 榎本元 
コーディネーター 服部圭郎 /明治学院大学経済学部教授


第23回 ハイライフセミナー 「シェア-シングル化が進める都市の新しいスタイル-」
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=7109

 


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