財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第110号

2013年1月16日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.ニューヨーク最新都市事情|第5回 都市のオーセンティシティ
2.アジアの都市ライフスタイル新潮流|「台湾の都市ライフスタイル新潮流」|第1回 「台湾人社会の特徴と変わる伝統的な家族観」
3.[告知]渡邉芳樹氏 講演会「スウェーデン : 静かな変革の先に何を見るか」(2/23・東京都千代田区)
4.[本のご紹介]都市はなぜ魂を失ったか ―ジェイコブズ後のニューヨーク論(1/20・発刊)


 

1.シャロン・ズーキン教授のニューヨーク最新都市事情

ニューヨーク・ウォッチャーとして世界的に知られる社会学者、シャロン・ズーキン(米国ブルックリン大学教授)。今回の連載シリーズではズーキン教授による解説をもとに、マンハッタンの最新都市事情をお伝えしています。

今回のテーマは「都市のオーセンティシティ」。 ニューヨークらしさ、各地区に固有の魅力はどのようにして生まれるのか。

ズーキン教授のインタビューとあわせて、服部教授が実際にイースト・ヴィレッジを歩きながら現地レポートします。

シャロン・ズーキン教授のニューヨーク最新都市事情

第5回 都市のオーセンティシティ

・「スターバックド」されたアスター・プレイス
・イースト・ヴィレッジのオーセンティシティ
・市民がつくるオーセンティシティとメディアがつくるオーセンティシティ
・スターバックスのないオーチャード・ストリート
・イースト・ヴィレッジを歩く


取材・構成:服部圭郎 明治学院大学経済学部教授
撮影・編集:熊倉次郎 リベラルアーツ総合研究所
制作統括:萩原宏人 公益財団法人ハイライフ研究所
制作・配信:公益財団法人ハイライフ研究所

 

シャロン・ズーキン教授のニューヨーク最新都市事情
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=108

 


2.日本アジア共同研究プロジェクト
取材レポート「アジアの都市ライフスタイル新潮流」
Japan-AsiaCollaborativeResearchProject
Studyreport"TheNewTrendsinAsianUrbanLifestyle"
日本亞洲共同研究計畫 「亞洲的城市生活型態新趨勢」調查報告

「台湾の都市ライフスタイル新潮流」(連載3回)
“The New Trends in Urban Lifestyle in Taiwan (serial in 3 parts)
「台灣的城市生活型態新趨勢」(連載3回)


第1回「台湾人社会の特徴と変わる伝統的な家族観」
Part 1 The Features of Taiwan Society and the Changes in Traditional View of Family
第1回「台灣社會的特徵與變遷中的傳統家庭觀」

高 銘鴻
高 銘鴻 長庚大學助理教授(准教授)、博士
KAO, MING-HUNG、 Assistant Professor at Business School of Chang Gung University,Taiwan


■概要
台湾は、沖縄県石垣島からわずか270キロ、人口は約2300万人、大きさは九州ほどで、とても親日的であり、緑豊かな美しい島国である。台日観光客数を見ても日本から台湾へは129万人、台湾から日本へは114万人(’11年)と大変多くの人の交流があり、また経済的にも文化的にも昔から日本とは大変関係が深い。そして日本では忘れられたが、小学校から高校まで「礼義廉恥」、「仁愛」などの道徳的規範を教え、良い価値観や文化は大切に受け継がれており、外来者に対しても「おもてなし度」の高い国である。

その台湾は、これからの成長を睨んで、中国との共存による関係強化や主要各国との自由貿易などの経済政策を推進し、また生活環境の向上とビジネス機能の強化を目指し台北大都市圏の開発を積極的に進めている。さらに人口減少社会を補うためASEANから多くの国際花嫁や労働者の受け入れなど様々な社会政策も押し進めている。このように台湾は経済的にも、社会的にも、また文化的にも新しい豊かな国作りを目指して大きく変わろうとしている。

今回の「台湾の都市ライフスタイルの新潮流」は、今や中国を含む大中華圏市場や全アジア市場にも影響を及ぼし始め、ダイナミックに変わりつつある台北富裕層や中間層の生活文化やライフスタイルのトレンドについて特集する。

第1回は、台湾が直面する成長率の鈍化や所得格差などの経済問題、日本の先を行く少子高齢化、未婚化などの社会問題、そして核家族や共働き、長時間労働、派遣社員増などによって大きく変わる台北のライフスタイルとワークスタイルについて報告する。


■Summary
Located just 270km off the Okinawa Ishigaki Island, Taiwan is a beautiful greenery island country, which is in the size of Kyushu Island and has the population of about 23million who has very pro-Japanese sentiment. Taiwan and Japan have such a lot of exchanges as the number of tourists from Japan to Taiwan was no less than 1.29 million and from Taiwan to Japan was 1.14 million in 2011. At the same time, Taiwan has a long relationship with Japan both economically and culturally. The Taiwanese teach such moral frameworks as "Reigi Renchi" (ethical behaviors and sense of honor) or "Jinai"(benevolence) from the elementary to the senior high schools, although Japan has abandoned these ideas, and inherit good sense of values, cultures and practices in proper manners. Also the people have very warm hospitality toward the foreign people.

For the benefit of future growth, Taiwan strengthens its coexistent relationship with China and promotes economic policies such as free trade with leading countries, as well as actively propels development of the Taipei metropolitan area for improvement of life environment and stronger business function. Furthermore, in order to compensate depopulation of the society, the country promotes various social policies including acceptance of many overseas brides or workers from ASEAN. In this way Taiwan is trying to transform itself into a new and rich country economically, socially, and culturally.

This report "The New Trends in Urban Lifestyle in Taiwan" features the trend of dynamically changing lifestyle and culture of the wealthy and middle classes in Taipei; they have started to influence China and the great Chinese market as well as the whole Asian market.

The Part 1 reports the economic problems such as growth recession and income gap, the aging with lower birthrate that precedes Japan, social issues including unmarried people, and the greatly changing lifestyle and working style in Taipei influenced by nuclear families, working parents, long-time work, and increasing number of temporary workers.


■摘要
台灣是一個距離日本沖繩縣的石垣島只有270公里,與日本九州差不多大,到處綠意盎然的美麗島國。其人口約2300萬人,對日本非常友好。從每年台日互訪的觀光客人數來看,到台灣旅遊的日本觀光客約129萬人,到日本旅遊的台灣觀光客約114萬人(2011年資料),因此台日之間的交流可說是相當頻繁。此外,台日兩國在經濟面與文化面的關係,長期以來亦相當密切。而且,在日本已經被遺忘的「禮義廉恥」與「仁愛」等四維八德、良善的價值觀以及傳統文化,在台灣從小學到高中的教育環境中,依然相當受到重視與傳承。對外國人的接待,更表現出是一個具有高度款待之意、以客為尊的國家。

台灣這樣的一個國家,為了今後的經濟成長,正推動著與中國和平共存的關係強化政策,以及與世界各主要國家的自由貿易協定。同時,為了改善生活環境以及強化商業機能,台灣政府更積極地推動著大台北都會區的開發。甚至,面對勞工與人口減少的趨勢,亦同時採行著接納來自東南亞的外籍配偶與外籍勞工的社會政策。在這樣的背景之下,台灣無論在經濟面、社會面與文化面,都朝著使自己成為一個富足的新國家而努力邁進。

本輯的「台灣的城市生活型態新趨勢」調查報告,將從對於包括中國在內的大中華市場,甚至對全亞洲市場都深具影響力的社會現況開始介紹,並觀察分析因應時勢而不斷演變的台北富人階級與中產階級,其文化與生活型態的新趨勢。

第1回將介紹在面臨台灣經濟成長趨緩與貧富所得差距擴大等經濟問題,比日本更急迫的少子女化、高齡化與晚婚化等社會問題,以及核心家庭、雙薪家庭、長時間的工作、約聘員工增加等背景環境之下,台北都會區的工作與生活型態。


詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=109

 


3.スウェーデン特命全権大使  渡邉芳樹氏 講演会

スウェーデン : 静かな変革の先に何を見るか

私たちはどんな進路を選び、いかに歩むべきか。先の読めない時代ですが、その参考となるスウェーデンの「今日」と「明日」を現役の大使に語ってもらいます。

かつて厚生労働行政のリーダーであった大使の報告は、医療・介護、雇用・年金などの社会保障制度の在り方を軸に、両国の比較をまじえ、現在の「混迷」を切り拓く理念と実践を教えてくれるでしょう。  質疑と懇談の時間を設け、親しく「対話」もできる運営に努めます。

スウェーデン : 静かな変革の先に何を見るか

◎日程:2013年2月23日(土) 
13:00より受付開始
13:30~     日本医師会会長 横倉義武氏 開会挨拶
13:40~     スウェーデン特命全権大使 渡邉芳樹氏 講演
15:30~16:30 懇親会(軽食を用意しています)

◎場所:東京都千代田区内幸町2-2-1 プレスセンタービル内
日本記者クラブ10 階大ホール

◎定員:170名

◎会費:講演会 会員 2,000円、非会員 3,000円
懇親会     2,000円
※当日入会も受け付けております。(入会金2,000円・年会費3,000円)

≪問合せ先:福祉フォーラム・ジャパン事務局≫
〒151-0053 
東京都渋谷区代々木4-30-3 新宿ミッドウエストビル(日本アビリティーズ協会内)
TEL:03-5388-7260 FAX:03-5388-7210

講演会の詳細は以下のPDFファイルをご覧ください。
PDFhttp://www.hilife.or.jp/pdf/watanabe_lecture.pdf

 


4.本のご紹介

都市はなぜ魂を失ったか ―ジェイコブズ後のニューヨーク論

都市はなぜ魂を失ったか ―ジェイコブズ後のニューヨーク論

ニューヨーク・ウォッチャーとして世界的に知られる社会学者、シャロン・ズーキン(米国ブルックリン大学教授)の近著が翻訳されました。ハイライフ研究所のウェブサイトにて連載中のシリーズ「シャロン・ズーキン教授の解説によるニューヨーク最新都市事情」とあわせて読むと、より理解が深まると思います。

都市はなぜ魂を失ったか?―ジェイコブズ後のニューヨーク論 (KS社会科学専門書)
著者 シャロン・ズーキン
翻訳 内田奈芳美・真野洋介

出版社: 講談社
価格 3,990円

「日本各地に「魂を失ったように見える都市」が存在する。シャッターがならぶ商店街。空き地や駐車場だらけのまちなか。誰もいない駅前。「昔はよかったんだけどな」とつぶやく人々。まるで魂が抜けてしまったようだ。しかし逆もまた魂を失ったようだ、と本書は指摘する。中心市街地活性化とか公共空間の民営化などといって、高級なブランドショップを誘致したり、立派な再開発ビルを建てたりする都市がある。洗練され、高級になった都市から追い出される人たちがいることを考えると、きらびやかになった都市に魂が存在するかと問われれば否と答えざるをえない。
きっと都市の魂はコミュニティの意志に宿るのだろう。それは、見た目の美しさや一時の体験に宿るわけではない。コミュニティの意志に宿る都市の魂こそが、結果的に美しい空間やとびきりの体験を生み出すことになるのだ。順番を間違えてはならない。まずは都市の本質を見きわめること。『裸の都市』から発想すること。そしてコミュニティ間の対話を大切にすること。
私が本書から受け取ったメッセージは以上のようなものである。コミュニティデザインに取り組む人間を大いに勇気づけてくれる本だといえよう。」

山崎亮氏(studio-L代表、京都造形芸術大学教授)推薦


■シャロン・ズーキン教授の解説によるニューヨーク最新都市事情
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=108

ズーキン教授へのインタビューを中心に、ニューヨークの最新都市事情をお届けしています。

連載の内容:
第1回 イントロダクション
第2回 新著「ネイキッド・シティ」/「都市のDNA-オーチャード・ストリート」
第3回 「新しい公共性-コミュニティ・ガーデンとブロードウェイのホコ天化」
第4回 ホコ天ブロードウェイを歩く
第5回 「都市のオーセンティシティ|イースト・ビレッジ」
第6回 ハイラインを歩く
第7回 まとめ|マンハッタンが示す将来の都市の方向性


取材・構成
服部圭郎 明治学院大学経済学部教授

 


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