財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第102号

2012年9月12日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.世界で一番自転車にやさしい都市|第5回 「コペンハーゲン化」するこれからの都市
2.シャロン・ズーキン教授のニューヨーク最新都市事情|第1回 イントロダクション
3.新連載「アジア生活調査交流」|連載のおしらせ


 

1.連載シリーズ 世界で一番自転車にやさしい都市

第5回 「コペンハーゲン化」するこれからの都市

第5回 「コペンハーゲン化」するこれからの都市

コペンハーゲンの自転車文化を研究調査した、シアトル出身のアリス・ネルソン氏は次のように述べています。

「デンマーク人の文化は「つましさ」に価値をおき、富の誇示を良く思わない。自転車はつましい交通手段として捉えられている。デンマークには『hygge』という言葉がある。これはうまく英語に翻訳できないが、あえていえば英語の『cozy(くつろいだ、こぢんまりした)』に近いかもしれない。」

クルマで社会的ステイタスを誇示しない、という、控えめな国民性が自転車文化の成熟に一役買っているという興味深い指摘です。いま、日本人はどうでしょうか。

<デンマークの税制>

デンマークでは通勤時に自転車を利用すると所得税の申告時に控除がうけられる制度があります。控除額は走行距離に応じて大きくなります。

また企業側も、社内に駐輪場を設置するなどすると税の優遇を受けることができます。

一方、クルマの利用者には厳しい税制があります。デンマークで7.9万DKK(約100万円)以上のクルマを購入しようとすると180%の自動車登録税が掛かります。つまり100万円のクルマに180万円の自動車登録税が上乗せされ、総額が280万円にもなってしまうのです。

税は社会をデザインするといわれますが、自転車にやさしく、クルマに厳しいデンマークの税制は、まさしくデンマークの道路空間をデザインしているように思われます。 (つづきは下記のPDFで…)

 

■シリーズ「世界で一番自転車にやさしい都市」の概要
はじめに(今回の取材の目的)
第1回 コペンハーゲンの自転車道路網
第2回 自転車のマナー向上キャンペーン
第3回 自転車と乗れる通勤電車
第4回 ライバルはアムステルダムです
第5回 ヨーロッパの都市と自転車

◆取材・構成: 熊倉次郎 リベラルアーツ総合研究所 代表
◆配信: 公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=106

 


2.シャロン・ズーキン教授のニューヨーク最新都市事情

ニューヨーク・ウォッチャーとして世界的に知られ、ジェイン・ジェイコブスの再来ともいわれる社会学者、シャロン・ズーキン(米国ブルックリン大学教授)。

今回の連載シリーズではズーキン教授によるマンハッタン最新都市動向の解説をもとに、ブルームバーグ市長のもとで大きく変貌するマンハッタンの都市空間の今をお伝えします。

シャロン・ズーキン教授のニューヨーク最新都市事情

第1回 イントロダクション

・今、なぜマンハッタンに注目すべきなのか
・シャロン・ズーキン教授の3つの著作
・今回の連載に登場するニューヨークのエリア解説


■シャロン・ズーキン教授の解説によるニューヨーク最新都市事情

第1回 イントロダクション
第2回 新著「ネイキッド・シティ」/「都市のDNA  オーチャード・ストリート」
第3回 「新しい公共性  コミュニティ・ガーデンとブロードウェイのホコ天化」
第4回 ホコ天ブロードウェイを歩く
第5回 「都市のオーセンティシティ イースト・ビレッジとハイライン」
第6回 ハイラインを歩く
第7回 まとめ|マンハッタンが示す将来の都市の方向性


取材・構成
服部圭郎 明治学院大学経済学部教授

撮影・編集
熊倉次郎 リベラルアーツ総合研究所

制作統括
萩原宏人 公益財団法人ハイライフ研究所

制作・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=108

 


3.新連載「アジア生活調査交流」

連載のおしらせ

取材レポート「アジアの都市ライフスタイル新潮流」のお知らせ

アジアは、先進国経済が停滞する中、唯一の成長セクターとして経済発展し、その結果富裕層、中間層も急速に拡大しております。

アジアの人口は、約40億人(‘12年世界人口70億人)で、‘30年には約50億人に達し、しかも、世界GDPの50%を超えることが予想されます。またASEAN10カ国は‘15年に経済統合化を行い、欧州共同体5億人を超えて、総人口6億人(’30年7億人)の「巨大な消費市場」が誕生し、経済的にもその存在感は大きく注目されております。

アジアは、ユーラシア大陸東部の東アジア、南部の南アジア、インドシナ半島部と島嶼部などその地政学的諸条件は異なりますが、気候風土、民族性、歴史文化等で様々な共通性を持っています。そして、各地域の伝統的な民族文化や気質に、旧宗主国による植民地政策、中国人の移住による華人文化、欧米の生活文化、そして独立後の欧米資本主義の影響、さらに日本、中国、韓国などの経済・文化の影響などが相互に融合して、各国独自の新たな生活文化や生活様式が生まれております。

また最近では、急速な経済発展に伴い、地方から都市部への移住が進み、都市と農村の格差拡大、過剰都市としての様々な問題を抱えていますが、富裕層や中間層のより豊かな新しいタイプの都市居住ライフスタイルが生み出されています。

取材レポート「アジアの都市ライフスタイル新潮流」のお知らせ

取材レポート「アジアの都市ライフスタイル新潮流」のお知らせ

この様な状況の中で、本取材レポートは、今後、東アジア、東南アジアの発展を牽引する都市居住富裕層、中間層にフォーカスし、そのライフスタイルの新しい潮流を把握しようというものです。

即ち、アジアの成長を取り込み日本の経済成長に結びつけるという過去の成長モデルの延長線上のご都合主義的な発想ではなく、今後日本がアジア各国と交流し、相互に補完し発展していくためには、「アジア各国の都市生活者の生活価値観やライフスタイル」をアジアと同目線で共有し、その類似性と差異性を認識し、相互に理解する事が重要であると考え、様々な視点からその実態をレポートしようというものです。

また、アジア各国の伝統や生活文化を検証することにより、日本経済の成長の中で見失われてきたアジア的価値観である自然との共生、家族観、コミュニティ等を再認識し、日本の活力ある豊かなライフスタイルを再創造するための視点も取り上げます。

取材はバンコクを振り出しに順次行います。本連載のまとめとして各国の社会的、文化的、経済的、民族的な違いは踏まえつつ、将来のアジアの豊かなライフスタイル構想に関して各国の研究者と共同で提言を行う事も考えております。ご期待下さい。

●取材プロジェクト “日本人と各国研究者との共同取材”

この取材は、アジアの都市ライフスタイル研究として日本とアジア各国とのライフスタイルを相対化するため、日本側の研究チームと各国研究チームとの共同研究とします。

そして取材レポートは、当該国の都市生活者のライフスタイルを実感として考察するため、各国の研究者が執筆。また、客観的な現状を把握するために、各種データで補完して分かりやすい内容とします。

<監修> 古川一郎 一橋大学教授 *1
<論考> 各国研究者
<企画構成> 福田博 縄文コミュニケーション(株) *2
<編集・配信> 公益財団法人ハイライフ研究所

●取材レポートの予定

・第1回 タイ王国 3回レポート(’12年10月~12月)(予)
仮題「2極分化が進むタイ王国の都市ライフスタイル新潮流」

・第2回 台湾 3回レポート(’13年1月~3月)(予) 
仮題「アジア先進国「台湾」の都市ライフスタイル新潮流」

  以後 マレーシア (予)
仮題「多様な民族と宗教が調和するクアラルンプールの都市ライフスタイル新潮流」

      インドネシア (予)
仮題「急速な都市化が進行する新興国の都市ライフスタイルの新潮流」



●取材レポート予告
<第1回>
・タイトル 「2極分化が進むタイ王国の都市ライフスタイル新潮流」(仮)
3回シリーズ(’13年10月~12月)

・執筆者 NUTTAPOL ASSARUT(チェラロンコーン大学 経営管理、マーケティングMBA講師、一橋大学博士)

・取材レポート概要
1.タイ人社会の特徴と変わる伝統的な家族観
2.都市のライフスタイルとワークスタイル
3.モータリーゼーションと住宅のトレンド
4.タイ人のライフスタイル消費
5.ブランドに対する意識
6.タイの富裕層/中間層の今後の動向と日本との関係
・付帯「データで見るバンコク」


*1 古川一郎 一橋大学教授|プロフィール

  1979年東京大学経済学部卒業後、東京銀行入行。経営学博士(’88)、東北大学経済学部助教授、大阪大学経済学部助教授、一橋大学商学部助教授を経て、1998年カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院客員研究員。2000年一橋大学商学研究科教授となり現在に至る

・研究分野  マーケティング、経営学、商学
・研究テーマ 東アジアの消費者行動、 日本企業のプライシング、ブランド構築と企業理念、
  ネットコミュニティの誕生とマーケティングの革新
・著書 「マーケティング・サイエンス入門」、「ものつくり原論」、
  「地域活性化の マーケティング」、「B級グルメの地域活性化戦略」、「反経営学の経営」、
  「デジタルライフ革命」他 多数


*2 福田博 縄文コミュニケーション(株)代表|プロフィール

マーケティング・プロデューサー
・業務:
  顧客価値の開発と企業価値の向上をトータルにサポートするマーケティング&コミュニケーション・コンサルタント。ブランド、マーケティング、コミュニケー ション戦略立案、そして新規事業FSやビジネスモデル作りを提案。また、行政ICT利活用事業、国際機関の受託調査、地域再生支援等事業の計画と実施。

・活動:
  (社)日本能率協会講師、(財)日本舞踊振興財団評議委員、
  「マーケティングホライズン」常任執筆者 他
・経歴:
  世界銀行シニアコンサルタント、日本舞踊振興財団評議員、埼玉県北部観光振興財団評議委員、
  特許庁電子ネット広告標準技術作成検討委員、創業支援推進機構評価委員、
  横浜国大TLOアソシエイト
・著書:「個客を掴むケータイCRM」(日経BP,共著)



詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=109

 


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