財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第97号

2012年6月27日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.大変貌する東京の街々|第2回 熾烈な都市開発競争がはじまった「丸の内エリア」と「日本橋エリア」
2.2011年研究 次世代の都市生活を豊かにする知恵のアーカイブの研究 その2
3.2011年研究 (別冊)「市民活動アーカイブズ」
4.セミナー報告|知っていそうで知らないノーベル賞の話
5.告知|雨水ネットワーク会議全国大会in東京
6.告知|復興祈願 七夕祭り(新宿・百人町)


 

1.立澤芳男の新・定点観測 大変貌する東京の街々

wikipedia Skyscrapers of Shinjuku 2009

熾烈な都市開発競争がはじまった「丸の内エリア」と「日本橋エリア」

日経MJ紙による「2012年上期ヒット商品番付」で、東京スカイツリーがダントツの一人横綱にランキングされた。実際に東京スカイツリーに足を運んでみると、とんでもない人出となっており、しかもスカイツリーや水族館、ソラマチを歩き廻る人々は、お土産を手にして、表情は喜色満面。不景気は、どこへやら、である。

東京スカイツリー(商業施設ソラマチや水族館などレジャー施設を含む)は、開業後1ヶ月で550万人の来場者数となったようだ。年間の来場者数は東京ディズニーリゾート(11年度 2534万人)を大きく上回る3200万人が見込まれるという。東京スカイツリーは、日本最大の動員力が見込まれる大レジャー施設となる。

動員力といえば、この2、3年、東京では、例えば、羽田の東京国際ターミナル、東京駅レンガ駅舎復活、有楽町のルミネ・阪急メンズ、お台場のガンダムフロント東京、渋谷ヒカリエなどなどの施設が建設され、どこもかしこも大変な人気を呼んでいる。とにかくどの施設を見ても人出が多く、平日でも飲食・レストランは満員状態が続いている。これらの施設は首都圏だけでなく日本全国はもちろん、中・韓を中心とするアジア諸国でも「東京観光」として注目を浴びている。

この数年で、東京は観光地としての魅力が一気に高まり、東京スカイツリーの開業は、そのダメ押しとなったようだが、今後は、新東京名所同士間の顧客獲得・動員力競争がはじまる。

これらの大量動員型大型施設の建設ラッシュは、東京の都心部や副都心部にどのような影響を与えるのか。

今回は、90年代には商業地としてはあまり認知されていなかったが、2000年代初めにビル建設ラッシュが続いた「丸の内エリア」とほとんど開発の動きがなかった「日本橋エリア」に注目してみた。両エリアはかつては日本の最大のオフィス街と商業地であったが、どのように変身しているのか現況を探った。

 

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=107

 


2.2011年度研究研究報告

次世代の都市生活を豊かにする知恵のアーカイブの研究 その2

次世代の都市生活を豊かにする知恵のアーカイブの研究 その2

本研究は、新たな社会モデルを見通しながら、いかにして崩壊しつつあるコミュニティを立て直し、これからの時代にあった新たなコミュニティの創造を模索するものである。

具体的には、研究の契機であるC.アレグザンダーの「人間都市」における40年前の都市への提言を、現代の都市へ再適合するために、現在、すでに活動をしている市民・市民団体の動きから、最適合=「コミュニティ」再生・再構築のための「知恵」を抽出し、その知恵のアーカイブ化を行おうとしている。

2010年度は、以下の五つのサブテーマに分類し、テーマ毎にNPO、市民活動の事例調査を行った。
1.新しい住まいと暮らし方
2.地域ケアと居場所づくり
3.アートと祭によるまちづくり
4.学びの場づくり
5.紛争解決の知恵

2011年度は、2010年度に着手した五つのサブテーマに加えて、「人間都市」の提言項目やコミュニティ再生をめぐる視点などから、新たなサブテーマの調査を行う。それらの調査の検討分析により、「コミュニティ」をリ・デザインする理念と方法論の開発を行う。(「知恵」の開発)

それらの「知恵」を集積する形の成果物として、これからのコミュニティを生き抜いていくためのハンドブック「知恵のアーカイブ」(Ver.1)の制作を行う。更に、コミュニティの様々な問題解決を目指しているNPO・市民団体をネット上にリンク(デジタル・アーカイブ化)し、多くの地域コミュニティ再生の活動をサポートした。


◆研究機関:
公益財団法人ハイライフ研究所

◆研究体制:

●研究企画/コーディネート [LLP まち・コミュニケーション研究会]
・柏木博(武蔵野美術大学教授)
・大竹誠(現代デザイン研究室)
・長沼行太郎(文化学院クリエイティブ・メディアセンター主任研究員)
・友田修(LLP まち・コミュニケーション研究会)
・伊藤剛(ASOBOT inc. 代表取締役)
・三浦洋平(公益財団法人ハイライフ研究所特別研究員)

●研究協力
・松下やえ子(城西国際大学福祉総合学部准教授)
・森洋子(城西国際大学福祉総合学部准教授)
・池田敦子( 高次脳機能障害者支援NPO 法人VIVI(ヴィヴィ)代表理事、市民シンクタンク ひと・まち社理事)

●研究幹事
・仙洞田伸一(公益財団法人ハイライフ研究所主任研究員)

 

2011年度研究報告
次世代の都市生活を豊かにする知恵のアーカイブの研究 その2
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=6097#06

 


3.2011年度研究報告

次世代の都市生活を豊かにする知恵のアーカイブの研究(別冊)
「市民活動アーカイブズ」


「市民活動アーカイブズ」

私たちは、粗野で未熟な群れとして、様々な脅威と戦いながら、生存確率を高めるために知恵を出し合い社会をつくってきました。

私たちの暮らし方は常に進化あるいは変化しています。しかし、いくら暮らし方が変わろうとも、群れて生きる生き物としての習性は変わらないと思われます。

東日本大震災により、衰退していると言われていた相互扶助のコミュニティが目覚めました。それは、個々人に備わった相互扶助のDNAが目覚めたのです。このことは、様々な脅威と戦いながら、生存確率を高めるために知恵を出し合う「コミュニティ活動」は、危機感が原動力となっていることを証明しました。

平和で便利な日常に突然やってくる災害は、危機意識が麻痺してしまった私たちへの警告と受け止めることができます。高齢者の「廃用症候群」に対する「生活リハビリテーション」のように、頼ってばかりの暮らし方がおこす「廃用症候群」から脱しなさい、「暮らしのリハビリテーション」をしなさい、といった天からのメッセージなのではないでしょうか?

私たち人類の群れて生きる「知恵」は、信じていれば安心できる「中央制御システム」を構築しましたが、一方で「中央制御システムは破綻する」という事実を認識しなければなりません。「知恵」は「中央の制御システム」だけに使うのではなく、危機感を常に持ち、「中央の外側で知恵を働かす」ことが、いま私たちに必要なセンス(オルタナティブな思考)なのではないでしょうか?

本冊子「市民活動アーカイブズ」は、「中央制御システム」だけに頼りすぎている私たちの暮らし方に危機感をもって目覚め、法律の外側、消費経済の外側、社会保障の外側に軸足を置いて活動をしているコミュニティを取材したものです。

新たなライフリテラシーへの広がりを予感させるものとして、様々な事例の引き出しになるような「アーカイブズ」として、多くの人たちの活動のヒントになることを願い、このような冊子にしました。


◆取材活動体制

●取材企画/コーディネート[LLPまち・コミュニケーション研究会]
柏木博(武蔵野美術大学教授)
大竹誠(現代デザイン研究室)
長沼行太郎(文化学院クリエイティブ・メディアセンター主任研究員)
友田修(LLPまち・コミュニケーション研究会)

●取材実施
大竹誠(現代デザイン研究室)
長沼行太郎(文化学院クリエイティブ・メディアセンター主任研究員)
友田修(LLPまち・コミュニケーション研究会)

●取材協力
伊藤剛(ASOBOT inc. 代表取締役)
小川桂以子(株式会社カドベヤ)
小林茂雄(東京都市大学工学部建築学科教授)
古田陽子(HOME)
三浦洋平(公益財団法人ハイライフ研究所特別研究員)
松下やえ子(城西国際大学福祉総合学部准教授)
森洋子(城西国際大学福祉総合学部准教授)
佐藤順子(ライター)

●研究幹事
仙洞田伸一(公益財団法人ハイライフ研究所主任研究員)

 

2011年度研究報告
「市民活動アーカイブズ」
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=6097#07

 


4.セミナー報告|知っていそうで知らないノーベル賞の話

セミナー報告|知っていそうで知らないノーベル賞の話

2012年3月28日、スウェーデン大使館オーディトリウム(東京)において講演会 「知っていそうで知らないノーベル賞の話」が開催されました。
今回は、スウェーデンに 駐在中から、ノーベル賞の調査・研究をライフワーク としておられる北尾利夫さんに標題のお話を頂きます。 私たちが、まさに知っているようで実は何もしらないノーベル賞にまつわる 表話、裏話が満載です。北尾さんは、最近表題の本を上梓されました。 この講演をお聞きになれば皆様方がノーベル博士になれること請け合いです。 (セミナー案内より)



スウェーデン研究連続講座 「知っていそうで知らないノーベル賞の話」
講演 北尾 利夫氏 住友商事元ストックホルム事務所長 ノーベル賞研究家

会場 :スウェーデン大使館オーディトリウム(東京)
日時 :2012年3月28日 18:00-20:00
主催 :(社)スウェーデン社会研究所
撮影・配信協力 :公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=6229

 


5.告知|雨水ネットワーク会議全国大会in東京

告知|どうする?3.11後原発告発ドキュメンタリー『バベルの塔』上映会 6/30

第5回目となる全国大会、「2012 in 東京」が開催されます!
全国からの、多くのみなさまのご参加を歓迎します!
「雨水ネットワーク会議」への登録・非登録に関わらず、どなたでも参加できます!!!

<会場・開催日>

2012年8月4日(土)
東京大学生産技術研究所 コンベンションホール
東京都目黒区駒場4-6-1 駒場リサーチキャンパス内

2012年8月5日(日)
エクスカーション:都内雨水施設見学

<開催主旨>
東日本大震災以降、雨水は放射能汚染による不安の対象になり、雨水活用への取り組みにも影を落としています。その後の調査から汚染の実態が明らかになりつつあり、雨が汚れを洗い流しているという効果も見えてきました。雨をいたずらに恐れるのではなく、天の恵みとしてあらためて見直す必要があります。

雨水は多くの生き物の“いのち”を育んでおり、人の“いのち”も雨水に支えられています。震災後、次の大災害に備える意識の高まりから、雨水タンクの需要が急増しています。地震だけにとどまらず、地球温暖化に伴う豪雨や渇水への取り組みにおいても、雨水活用が期待されています。「いま」のこの状況を踏まえ、「あした」につながる雨循環をつくりだしていきましょう。

<主催>
雨水ネットワーク会議全国大会in東京 実行委員会

<ホームページ>
プログラムの詳細は下記URLへ
http://rain-net.jp/news_RNJ2012TOKYO.html

 


6.告知|復興祈願 七夕祭り(新宿・百人町)

肥田舜太郎先生講演映像|試写会

先日(6/9)福島県いわき市で開催された、肥田舜太郎先生講演会の模様を収録したDVDの試写会が都内で開催されます。

「はやいもので、東日本大震災の影響で東京に避難し15か月がアッという間に過ぎてしまいました。今ではすっかり都会人?です(笑)

また、東京でご縁のありました皆様に支えていただき、先日の6月9日、肥田舜太郎先生の講演会も無事いわきの地元で開催することができました。そんな模様を収録したDVDの試写会を開催いたします。」(主催者チラシより)


◆日時:2012年7月7日(土)

10:00~12:00 肥田舜太郎先生講演会DVD 試写会
12:00~15:00 フィーカ&有難う笹作成タイム

◆会場:ひでむすサロン(東京都新宿区百人町4-4-16-201)

◆参加費:『お志し』をお願いします。(玄関のお皿の中に入れて下さい)

 


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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編集/発行 公益財団法人ハイライフ研究所
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目6番12号正栄ビル5階
FAX:03-3563-7987
E-mail:info@hilife.or.jp


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