財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第88号

2012年2月15日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.エイジングとデザイン|第5回 -「討議」
2.2020年の都市居住、その佇まいを探る。|パネルディスカッション
3.千葉県A地区 I 地区、仮設住宅生活者 支援活動|第21回
4.『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』出版記念インタビュー
5.大規模リゾート・ヒルトン ヘッド・アイランドからシーサイド
6.ハイライフセミナー開催のおしらせ|「来るべきコミュニティへの予兆」


 

1.エイジングとデザイン

第5回 -「討議」

今回(vol.5)は、本研究のまとめ作業の前に、〈エイジングとデザイン〉の展望について、デザイナー松田行正さんと話し合ってみよう、という主旨のものです。
.エイジングとデザイン

この「討議」を通して、本研究の狙いやデザインが担う新しい「テーマ」、「主題」の余地のアウトラインを確認したり、描出することを試みます。

いづれにしてもそのことは感覚を媒介とする「高齢社会に於けるデザイン」への扉を押し開けてゆく、というデザイン史上稀なチャレンジのスタートとなるもの、と云っても過言ではないでしょう。
・老いと感覚のメカニズム
・老いのふるまいと感覚
・老いのモデル
・老いとデザイン
などの視点から、新しい〈感覚する高齢者〉の像をデザインの可能性として討議してゆきます。

この討議が老いと感覚の為のデザインへの先駆けとなれば幸いです。(真壁)



研究チーム
真壁智治(M.T.VISION)
チームカワイイ(共立女子大学)

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=101

 


2.第21回ハイライフセミナー

2020年の都市居住、その佇まいを探る。
~持続可能な都市居住をめざして

2020年の都市居住、その佇まいを探る。

2011年11月15日(火)、ホテル・ヴィラフォンテーヌ汐留(東京)において第21回ハイライフセミナー「2020年の都市居住、その佇まいを探る。~持続可能な都市居住をめざして」が開催されました。

20年におよぶわが国のデフレ経済は社会のいたるところに歪みをもたらし、人口減少時代に切りかわった今、猛スピードで超高齢化社会へ向かうところとなっています。都市生活者にとって、豊かな未来への手ごたえを実感するのが年々、困難になりつつあります。そして、3.11。東北の景色と地図が一変してしまった惨状。歴史上、都市居住の持続可能性が今日ほど問われている時代はないといえます。

こうしたなかで、都市居住の豊かさの研究と実践に取り組んできた専門家を招いて、手の届く近未来2020年、都市居住をほんの少し魅力的なものにしていくための知恵を交換するセミナーを開催することにいたしました。

セミナーの内容をシリーズでお届けしてまいります。
最終回の今回は、「パネルディスカッション」の模様をお届けします。

 

◆パネルディスカッション
司会:高津 伸司 公益財団法人ハイライフ研究所 副理事長
パネリスト:榎本 元氏/迫 慶一郎氏/服部 圭郎氏

 

◆日時:2011年11月15日(火) 15:00~18:00
◆会場:ホテル・ヴィラフォンテーヌ汐留
◆主催:公益財団法人ハイライフ研究所
◆協力:株式会社読売広告社

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=5679

 


3.千葉県A地区 I 地区、仮設住宅生活者 支援活動

第21回 I地区仮設住宅訪問 平成24年1月24日(火)

仮設住宅生活者 支援活動

今回は大学が期末試験前につき学生は不参加である。私たちが到着すると、集会所にはすでに参加者が集まっており、窓越しに手を振って迎えてくれた。常連が3名、常連になりつつある人2名、3回目参加が1名、初参加が1名と生活支援アドバイザー1名が加わり8名の参加である。

今回は大判のハンカチで巾着袋を作る。ハンカチは松下が百円ショップで購入してきた。和風、洋風、迷彩、水玉、様々な柄のハンカチを前にそれぞれの好みを選ぶのが楽しい。糸の色を選び作業が始まる。参加者の一人が「見ているから、今日はやらないわ」と最初から見学を決め込んでいる。理由に「家に鍵かけてこなかったもの」と言うと、たちまち「やろうよ」「速く鍵かけていらっしゃいよ」と皆に誘われ、ならばと一旦家に戻り共に始めることになる。見ているよりもやってみると何かを感じるものである。ということで、針仕事が苦手な森も指導を松下に任せて見学を決めていたが、今回は作ってみることにした…


執筆
LLPまち・コミュニケーション研究会 友田修
城西国際大学福祉総合学部 松下やえ子 森洋子

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=104

 


4.『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』 出版記念インタビュー

スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか

原発事故から国民をどう守るのか。その実践マニュアルともいえる『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』が2012年1月30日、合同出版から出版されました。
本書は、1986年のチェルノブイリ原発事故を受けてスウェーデンで作成された「プロジェクト・どのように放射能汚染から食料を守るか」を日本語に翻訳したものです。スウェーデンでは防衛研究所を中心に各庁の協力のもとで作成された経緯があります。
今回は、本書の共訳者である佐藤吉宗氏(ヨーテボリ大学経済学部研究員)に、出版のきっかけや、日本の読者に伝えたいポイントについてお話をうかがいます。

◆書籍紹介
『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』 高見 幸子+佐藤 吉宗 【共訳】 防衛研究所+農業庁+スウェーデン農業大学+食品庁+放射線安全庁 【共同プロジェクト】 定価 本体1800円+税 / 合同出版

◆佐藤 吉宗(さとう よしひろ) 氏プロフィール
1978年生まれ。京都大学経済学部卒業。在学中であった2000年にスウェーデンへ交換留学をしたことが契機となり、同国のヨンショーピン大学経済学部へ進学し修士号を取得。その後、同大学での勤務や欧州安全保障協力機構(OSCE)クロアチア支部での研修を経て、現在はスウェーデン・ヨーテボリ大学経済学部の博士課程に在籍。専門は、マクロ経済、投資・生産性分析。通訳や翻訳のほか、スウェーデンの経済・政治・社会問題に関する記事を日本の雑誌に寄稿している。 ブログ「スウェーデンの今」でもスウェーデンからの情報を発信中。


詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=5902

 


5.大規模リゾート・ヒルトン ヘッド・アイランドからシーサイド

大規模リゾート・ヒルトン ヘッド・アイランドからシーサイド

ディズニーがディズニーワールドのそばに都市開発(セレブレーション)を企画した時に参考にした事例が二つある。一つはシーサイドであり、もう一つはヒルトン・ヘッド・アイランドであった。
それだけ、この二つのプロジェクトはアメリカのリゾート開発史、都市開発史においてメルクマール的であった。
このヒルトン・ヘッド・アイランドの開発をいち早く、日本に紹介したのが、今回の講演者の田口泰彦氏であった。
アメリカのリゾート開発と新しいまちづくりの動向、特に田口氏が造詣の深いヒルトン・ヘッド・アイランド、そしてシーサイドについて講演していただく。

都市環境デザイン会議 国際交流委員会セミナー
大規模リゾート・ヒルトン ヘッド・アイランドからシーサイド
開発の成功と新しい街づくり

講演 :田口泰彦氏(田口デザイン・ジャパン 代表)
会場 :明治学院大学白金校舎本館8階経済学部共同研究室
日時 :2011年10月28日(金)18:30-20:30
主催 :都市環境デザイン会議
撮影・配信協力 :公益財団法人ハイライフ研究所


詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=5747

 


6.ハイライフセミナー開催のおしらせ

第22回 ハイライフセミナー|「来るべきコミュニティへの予兆」
―変化への知恵はあるのか―

主催:公益財団法人ハイライフ研究所

開催日時:2012年3月13日(火) 14:00~17:30

会場:ヴィラフォンテーヌ汐留ホール
(東京都港区東新橋1-9-2 ヴィラフォンテーヌ汐留1階ホール)  会場アクセス

◆開催趣旨

世界規模では人口爆発、他方先進国と東アジア諸国は少子高齢化(人口停滞や人口減少)、という二重の過程が進んでおり、異なる問題を引き起こしています。その中で、日本では、経済的な混迷、過度の市場原理主義、競争原理主義によって、社会の絆は痛み、格差と貧困の問題は深刻化してきています。そして今社会の中に大きな不満と怒りの声が広がってきています。

この危機回避を、経済成長にすがるこれまでの問題解決の方法論に求めるには限界があることは明らかです。今、社会を構成している市場経済圏の外にあるもう一つの社会構成要素である「コミュニティ」に問題解決の新たな契機を求める動きに注目が集まってきています。

公益財団法人ハイライフ研究所の昨年からのコミュニティをテーマにした研究「次世代の都市生活を豊かにする知恵のアーカイブの研究」は市場経済圏外にある本来の社会の中心であるはずのコミュニティに問題解決の「知恵」の源泉を求め、コミュニティの再生を図ることにより、真の「豊かな生活」を生み出して行くライフスタイル(ライフリテラシー)へとつなげようとする研究です。

研究の発端は1970年に出版された「人間都市」(『別冊都市住宅No.1』鹿島出版会刊)という未来への提言書でした。高度成長型社会への批判とその解決策を10項目に分けて具体的に示したものです。1970年前後は、世界的な反体制運動があり、その後の住民運動・市民活動、NPO活動などの契機となっていきました。しかしながら現実の社会は、「人間都市」から40年、その提案とは相反するものとなってしまい、金融危機やエネルギー危機に端的にあらわれているように、都市、農業、福祉、教育、雇用など様々な分野が危機に瀕してきています。

周知のように日本の社会は多くの問題を抱え、深い痛手を負っている最中に、私たちは未曾有の複合大災害「3.11」を経験しました。多くの人々が日常という本当に大切なものを失いました。そして大惨事に対するショック以上に「信じていたものからの裏切り」に対する怒り、頼るものを失った寄る辺無さ、施され選別されることへの不信感等々は、個々人がコミュニティの持つ機能の重要性を再認識するに十分なきっかけとなりました。それは、これまでのライフスタイル(ライフリテラシー)も転換をせざるを得ないということの「気づき」でもありました。「消費」「所有」「競争」などに代表される価値から、「生産」「共有」「共助」「贈与」などの価値を重視する暮らしへの転換が求められているということではないでしょうか。

このたび、2年間の研究成果の報告・発表を目的として、「来るべきコミュニティへの予兆」と題してセミナーを開催することとなりました。上記趣旨文にあるように、人々の価値観もライフスタイルも変容しているのに、社会の基本構造は変われないでいます。この状況に、短気を起こさずに冷静に対処していくための方策の検討をこのセミナーの場で出来ればと思っております。一人でも多くの方々のご参加を期待しております。


◆実施概要

◇第一部  研究報告、研究総論の発表

過去との比較によるコミュニティ論
柏木 博 デザイン評論家、武蔵野美術大学教授

ケアを軸としたコミュニティづくり
長沼行太郎 文化学院クリエイティブ・メディアセンター主任研究員

コミュニティに果たすアートとまつりの役割
大竹 誠 現代デザイン研究室主宰

非常時(紛争と災害)から考えるコミュニティ再生
伊藤 剛 有限会社ASOBOT代表取締役

◇第二部  パネルディスカッション
研究発表者およびゲスト市民シンクタンクひと・まち社の池田敦子さん によるパネルディスカッション

◆参加費:無料

◆お申込方法:
ハイライフ研究所セミナー事務局あてに、メールまたはFAXでお申し込みください。

「第22回ハイライフセミナー参加申込」と記載し、以下の必要事項とともに、下記宛先までお送りください。

・貴社名《団体名》
・ご所属/御役職
・ご芳名
・電話
・FAX
・メールアドレス

<宛先>
ハイライフ研究所セミナー事務局(担当: 萩原、高木) 
メール info@hilife.or.jp FAX 03-3563-7987

FAXでお申し込みの方は以下のリンク先を印刷しご利用ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2012/22hls_apply.pdf

登壇者プロフィール


柏木 博 (かしわぎ ひろし)

デザイン評論家。武蔵野美術大学教授。近代デザイン史専攻。
1946年神戸生まれ。武蔵野美術大学卒業。
著作:『家事の政治学』(青土社)、『モダンデザイン批判』(岩波書店)、『「しきり」の文化論』(講談社)、『玩物草子』(平凡社)、『探偵小説の室内』(白水社)ほか。6月24日から『ムサビのデザイン展』『WA展』(武蔵野美術大学美術館)監修。



長沼 行太郎 (ながぬま こうたろう)

文化学院クリエイティブ・メディアセンター主任研究員。
専門は、近代文学と思想、メディア論。
1947年長野県生まれ。早大・都立大(院)卒業。
「NPO法人くらしとお金の学校」理事として地域社会での「老い」の問題に取り組む。
著作:『思考のための文章読本』(筑摩書房)、『日本語表現のレッスン』(教育出版)、『嫌老社会 老いを拒絶する時代』(ソフトバンククリエイティブ) ほか。



大竹 誠 (おおたけ まこと)

現代デザイン研究室主宰。
東京造形大学非常勤講師。青山学院大学非常勤講師。
1944年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。
都市をフィールドにデザインの調査・研究を続ける。
著作:『アーバン・テクスチュア』(住まいの図書館出版局)、『街の忘れがたみ』(ギャップ出版)、『現代デザインを学ぶ人のために』共著(世界思想社)ほか。



伊藤 剛 (いとう たけし)

クリエイティブ会社 ASOBOT inc.代表取締役。
東京外国語大学非常勤講師。NPO法人『シブヤ大学』理事。
1975年生まれ。明治大学法学部卒。
若者たちの不満から地域活性を行うプロジェクト『ハイジャック会議』、ジャーナル・タブロイド誌『GENERATION TIMES』、ボスニア・イラク・アフガニスタンなど紛争国の学生と共にコミュニケーションの視点から平和構築を考える『PEACE COMMUNICATION』など、さまざまなコミュニケーション分野のプロジェクトを行う。

ゲストプロフィール


池田 敦子(いけだ あつこ)

高次脳機能障害者支援NPO法人VIVID(ヴィヴィ)代表理事。
市民シンクタンクひと・まち社理事。
1964年 武蔵野美術学校(商業デザイン専攻)卒業
1983年~1987年 生活クラブ生協東京理事
1985年~1997年 東京都議会議員
1998年 市民シンクタンクひと・まち社設立
2000年 自治体政策研究会発足、主宰(現在に至る)
2002年 東京都福祉サービス第三者評価機関認証 
2005年 日本社会事業大学専門職大学院福祉マネージメント研究科入学(2006年卒業)
2007年 高次脳機能障害者支援NPO法人VIVID(ヴィヴィ)設立
2010年 新宿区に「市民後見を考える会」結成  

 


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