千葉県A地区 I 地区、
仮設住宅生活者支援活動|第18回

執筆
LLPまち・コミュニケーション研究会 友田修
城西国際大学福祉総合学部 松下やえ子 森洋子


仮設住宅生活者支援活動|第18回

第18回 A地区仮設住宅訪問 12月6日(火)

今にも降り出しそうな空模様の中、松下は大学を出発する直前に環境社会学部の教員が育てたパンジーとビオラの苗を車に積み、開始時間の10分前に集会所に到着した。

車を止めて荷物を降ろしていると、そこへシルバーカーを押して通りかかったのは、「絵手紙」の時に思わず立ち上がって、けん玉に挑戦したSさんである。日課としている夕方の散歩らしい。

松下が「ちょうど良い時にお会いしました。これから、クリスマスの飾りを作るのでご一緒にどうですか。」と声をかけると、「股引姿じゃ、みっともねえから」と歩き出す。「寒いので、上に1枚ズボンをはいて来てください。待ってます。」と、後ろから声かけする。

集会所には、いつも協力してくださる千葉県介護福祉士会の二人と女性が1人待っていた。会場の準備を託し、松下は戸別に声かけに廻る。先程の股引のSさんの隣りのIさん(常連の女性)は、戸外で一心にバケツに手を入れて何やら作業をしている。

「こんにちは」と声かけすると、驚いたように「今日だったの。今日はダメだよお。今、野栄町に行っていわしをバケツ一杯買ってきたから、これを始末しなきゃなんないよ。妹が好きだから酢漬けにして送ってあげようと思って・・」と、話しながらも手を休めずに背黒いわしの下ごしらえをしている。「今日はクリスマス飾りを作ります。それほど時間がかからないので、遅れても大丈夫ですから来てください。」というと、「わかったよ。塩したら、行くよ。」と、一層忙しく手を動かしている。

更に、2列目3列目と声かけして廻ると、綿入り袢てんを着たHさんが顔を出す。誘うと「寒いから、こたつにもぐっていたよ。」と言いながらも、いつもの馴染みの顔に安心したのか、すぐに同行した。途中、Tさんにも声かけすると、Tさんもすぐに「それじゃあ」と立ち上がり、同行した…


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