財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第83号

2011年11月30日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.都市生活者の生活意識・ライフスタイルの実際2011|第1回 今どきの都市生活事情と社会世相
2.心地よい都市と地方を再創造する論点|第2回 黒田 かをり氏インタビュー
3.自立・自律型地域をめざして|第6回 地産地消
4.消費者が好きな電力を選べる~スウェーデンの電力市場自由化
5.千葉県A地区 I 地区、仮設住宅生活者 支援活動|本連載について
6.告知|スウェーデン関係セミナー「大地の恵みグリーンエネルギー」


1.都市生活者の生活意識・ライフスタイルの実際2011

第1回 今どきの都市生活事情と社会世相

本シリーズは、ハイライフ研究所が実施した「都市生活者意識調査」(2011年10月実施)の調査結果を元に、既存データも活用し現在の生活者の生活価値 観や生活行動の実際を見ますが、第一回の今回は、調査結果を報告する前に、調査対象者である都市生活者が現在どのような社会状況の中で過ごしているのか を、「現代生活事情・今どきの社会世相」としてまとめてみました。

今年3月に起こった大津波を伴った震災と原発事故は、日本の社会全体に大きな被害だけでなく精神的な面でも大きな傷痕を残し、多大な心理的影響を与えているようです。

被災地の現実が他人事とは思えず、震災直後は自粛・節電ムードが日本列島を覆い、何か自分にできることはないかと考えた人々から、義援金やボランティア活 動など、様々な善意が寄せられた一方、津波被害や原発事故が原因で避難を余儀なくされた住人が留守にしている民家や社屋を狙い、空き巣などの犯行に踏み込 む人間が後を絶たないようです。

日本はこの10数年間、デフレが続き生活不安が蔓延しており、個人のくらし方・態度は悪くいえば、無気力化が進んでいました。今年の大被害でこの無気力さ は、一瞬だが脱却したように見えましたが、今夏以降の政治の乱れや円高で再び景気が悪化し、今どきの社会世相は混迷しています。東北大地震・津波と原発事 故発生は日本人の生活価値観や意識を大きく変え、日本の社会世相にもその変化ぶりが見え隠れしています。

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=105

 

 


2.心地よい都市と地方を再創造する論点|第2回 黒田 かをり氏インタビュー

■テーマ 「拡大する市民参加の社会貢献活動」

心地よい都市と地方を再創造する論点

<概要>
複雑化、国際化する社会的ニーズに対して、行政や市場だけで対応することは難しくなり、非営利セクターの役割が大変重要になってきている。

この度の大震災時に於いても、国内外の多くのNPO/NGOは積極的に支援活動を行い、また、一般市民も主体的にボランティア活動に参加し、復興支援に大きな役割を果たした。

また、最近の非営利セクターの動きとして、社会的問題を解決するためより先進的な国際規格を策定したり、ビジネス的手法を活用する動きも活発化している。

この様な状況の中で、非営利セクターの組織や役割は、今後、どのような活動に発展していくのか、また市民参加の活動はどうあるべきなのかなどについて、非営利セクターのエキスパートである(財)CSOネットワークの黒田さんにお話を伺います。

■黒田 かをり(くろだ かをり)氏 プロフィール

一般財団法人 CSOネットワーク 常務理事
民間企業に勤務後、米国コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所、 アジア財団(現アジア・ファンデーション)を経て、2003年から国際協力・開発分野での市民社会組織のグローバルなネットワークを進める「CSO連絡会(現一般財団法人CSOネットワーク)」に勤務。
2010年4月より事業提携により(特活)アジア・ファンデーションのジャパン・ディレクターも兼任。
ISO26000(社会的責任の国際規格)の策定に日本のNGOエキスパートとして関わった。 現在同規格のJIS化本委員会委員をはじめ、BOPビジネス支援センター運営協議会、 「新しい公共」推進会議の委員などを務める。
※CSOネットワークは、社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク(事務局:特定非営利活動法人日本NPOセンター)の幹事団体。

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=103

 

 


3.自立・自律型地域をめざして

第6回 地産地消

自立・自律型地域をめざして

ポスト・フクシマの時代において、いかに地域のサステイナビリティを維持し、そしてその地域力を醸成させていくのか。

「自律型地域を目指して」の第6回目は、地産地消というテーマに関して、考えたいと思います。

最近、地産地消が注目されています。地域で産出するものは、なるべくその産地のそばで消費するというものです。この地産地消は以前からも奨励される動きが ありましたが、最近では自給率の向上や食育の推進といった国策、産業型農政の行き詰まり、また、直売所や学校給食と結びついた生活型農業の活性化、そして 何より新鮮、安全、美味しいものを人々が求めるようになっていることが、その推進力として挙げられます。

現在、日本の食糧自給率はカロリーベースでは39%です。これは、先進国では最低の数字で、ヨーロッパ諸国と比べてもフランスの111%はもちろんのこと、ドイツの80%、スペインの82%、イギリスの65%より遙かに低い数字となっています。

地産地消を進めて、食糧をしっかりと地域で確保するという方向性を打ち出すことが、自律型の地域を構築するうえでも重要なこととなるでしょう。

さて、地産地消を具体化させるためには、生産者と消費者を結びつける場が必要となります。その場としては、ファーマーズ・マーケットや学校の給食、大学の学食、企業の社食などが考えられます。

特に注目されるのが、ファーマーズ・マーケットです。これに関しては、アメリカでは最近、随分と流行しています。特に公共空間においてファーマーズ・マー ケットを開催することで、公共空間への集客力を高め、その利用頻度を増やし、コミュニティを形成するような試みが為されています。

<地産地消が注目される理由>
自給率の向上
食育の奨励
産業型農政の見直し
生活型農業の活性化
新鮮・安全な食料へのニーズ

<ユニオン・スクエアのファーマーズ・マーケット 5つのポイント>
1.ひとが集まる
2.公共空間の機能が高まる
3.持続可能な農業・漁業を可能にする
4.「食」への意識が高まる
5.地域を広域的にとらえる


取材・構成
服部圭郎 明治学院大学教授

撮影・編集
熊倉次郎 リベラルアーツ総合研究所

制作統括
萩原宏人 公益財団法人ハイライフ研究所

制作・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=100

 

 


4.消費者が好きな電力を選べる~スウェーデンの電力市場自由化

消費者が好きな電力を選べる~スウェーデンの電力市場自由化

2011年10月13日、スウェーデン大使館オーディトリウム(東京)において講演会「消費者が好きな電力を選べる~スウェーデンの電力市場自由化」が開催されました。

3.11を契機に、日本では自然エネルギーへの転換を含めた将来のエネルギー供給のあり方が大きくクローズアップされてきました。それに合わせて9電力会社による地域独占の問題も見直しが迫られています。

スウェーデンでは、エネルギー供給の多様化に対応するため1996年に電力市場を自由化し、発電・送電・売電を分離しました。その結果、現在では消費者が100社以上ある電力小売企業の中から自由に選んで契約することができます。

最近では風力によって発電された電力だけを選べるなど選択肢も拡大し、競争が激化しています。また、送電線を分離したおかげで、発電市場では風力発電やバイオマス発電の新規参入もみられ、これらの発電量が拡大しています。

今回は、スウェーデン、ヨーテボリ大学経済学部でマクロ経済や投資・生産性分析を研究され、「スウェーデン・パラドックス」などの著書もある佐藤吉宗さんに表題のお話をして頂きます。


スウェーデン研究連続講座
消費者が好きな電力を選べる~スウェーデンの電力市場自由化
会場 :スウェーデン大使館オーディトリウム(東京)
日時 :2011年10月13日 18:00-20:00
主催 :(社)スウェーデン社会研究所
撮影・配信協力 :公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=5594

 

 


5.千葉県A地区 I 地区、仮設住宅生活者 支援活動

本連載について

仮設住宅生活者 支援活動

東日本大震災の被災地の中で、当地区は震源地に近い三陸沿岸とは異なり、幸いにも被害は部分的で、当地の被災者は運悪くたまたま津波の被害に遭った人たちです。

つまり、既存コミュニティまるごと被災して仮設住宅暮らしとなった被災者とは異なり、これまで全く繋がりが無い者どうしの仮設住宅暮らしなのです。しか も、被害程度は千差万別であり、行政の対応も他の被災地と比してパワーバランスは低く、コミュニティ形成がされにくい状況にあります。

被災から6週目に当たる4月22日より、そのような情況を予見した地元の城西国際大学福祉総合学部の有志が支援活動に入りました。

支援の目的はコミュニティ形成のきっかけづくりですが、特に周囲が復興していく中で、なかなか次の生活の目処が立たず取り残されるだろう(家族を亡くし た)単身者、高齢者の支えとなろうという活動です。仮設コミュニティでの人間関係づくりに注力する活動です。そのためにも継続的支援の必要性を感じ、支援 活動は仮設住宅の期限である2年間を目処に平均月2回の訪問をすることとなりました。

この活動レポートを通し、災害によらずとも各地で課題となっている地域コミュニティ再生へのヒントを抽出したいと考えます。

 11月7日現在で、16回の訪問となります。これまでの活動の節目として、以下に示す段階を経てきました。このたび、その5より連載を開始させていただきます。第1回~第13回の活動は以下のホームページにて掲載をしております。ご参照ください。
http://artclowns.jimdo.com/活動アーカイブ/


執筆
LLPまち・コミュニケーション研究会 友田修
城西国際大学福祉総合学部 松下やえ子 森洋子


これまでのレポート:
避難所訪問・・・被災者の課題確認及び支援のための関係各所の承認(第1回・第2回)
その1:仮設住宅訪問スタート・・・信頼関係づくり(第3回・第4回・第5回)
その2:ワークショップ活動開始・・・活動のペースづくり(第6回・第7回・第8回)
その3:メニュー編成(植物の配布等)・・・コミュニティのきっかけづくり(第9回・第10回)
その4:参加者対象を広げる・・・動機づくり(男性高齢者の参加)(第11回・第12回・第13回)
その5:被災者自ら動く・・・役割づくり(大学祭での活動)(第15回・第16回・第17回)

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=104

 

 


6.告知|スウェーデン関係セミナー「大地の恵みグリーンエネルギー」

ペオさんに学ぶ一歩一歩
地球に優しいは私にも優しい

ペオさんに学ぶ一歩一歩
(イベント告知チラシより再掲)

スウェーデン王国マルメ市の人々は地球からもらったエコエネルギーを使って暮らしています。
そんな原子力に頼らない豊かな暮らし方をご紹介します。
地球に優しいは私にも、子供にも孫にも優しい。
原発に頼らない安心で安全な暮らし方を学びませんか。
今からここから私から、一歩一歩。

【講師紹介】ペオ・エクベリ
2030 年までにグリーンエネルギー100%を目指すスウェーデン王国マルメ(MALMO)市生まれ。NGO 平和・環境団体のリーダー、ジャーナリストを経て、1997 年OneWorld(ワンワールド)国際環境ビジネスネットワークを設立。日本全国でサステナビリティのための環境教育の講演会はじめテレビやラジオ出演等多数。NHK テレビの環境番組Green Style Japan の共同コメンテーターとしても知られる。
著書エコライフのガイドブック「うちエコ入門」(宝島)

【ゲスト紹介】須永昌博(すながあきひろ)
1940 年中国瀋陽生まれ。東京大学卒。(財)電力中央研究所にて植物工場の研究に従事。‘70 年、スウェーデン大使館科学技術部。科学技術アタッシェとしてスウェーデン政府、大学、企業へのコンサルタントとして30 年間勤務。その後、スウェーデン製大規模無農薬野菜工場、スウェデポニック・アジア(株)社長をへて、(株)ノルディック商会代表取締役として、スウェーデンに対するコンサルタント業務を継続中。2002 年より(社)スウェーデン社会研究所所長、(社)日本・スウェーデン基金理事。グスタフ・スウェーデン国王より北極星勲章を叙勲。

◆日時:2011年12月12日(月) 1回目 13:30~15:20 2回目 18:00~19:00
◆ご協賛会費:各回999円
◆会場:いわきアリオス小劇場(13 時開場)
◆主催:お茶芽糸クラブ歩歩
◆後援:スウェーデン王国大使館 (社)スウェーデン社会研究所
◆問合せ:hidemusu@livedoor.com 植木秀子まで

 

 


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