<エイジングとデザイン>
第1回 本研究の視点と方法について

目次
1.本研究の視点と方法について
2.PDFテキスト
3.研究者プロフィール

 

本研究の視点と方法について:

.エイジングとデザイン

2011年。65才以上の高齢者が2,980万人を数え、これはわが国の総人口の23.3%となります。この現実の前に、現在、高齢者をとり巻く多くの困難な問題がありますが、なかでも、高齢者が気持ちよく楽しく暮らすことへの心のコンディショニングやケアの在り方は多くの関心を集めているのではないか、と思われます。

本研究の目的は、加齢化の視点から、加齢者が感じる感覚を検証し、「加齢者にとって生きやすくする為の感覚」=「デザインの創出の可能性」を示すことにあります。

本研究では、「美しい」「気持がいい」「幸せ」「楽しい」「なごむ」「ワクワクする」「元気が出る」などの、こうしたマインドサポートを促進させると考える<高揚感覚>の中心に「かわいい」の感覚を位置づけて、加齢者の感覚の実態を検証してゆきます。

※連載テキストの全文は以下のPDFテキストにてご覧いただけます。

 

PDFテキスト:

エイジングとデザイン|第1回 本研究の視点と方法について

<プロフィール>

真壁智治(まかべ・ともはる)
1943年生まれ。プロジェクトプランナー。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了。同大学助手を経てプロジェクトプランニングオフィス「M.T.VISIONS」主宰。〈建てない建築家〉を標榜し、広汎な知己力と旺盛な構想力を駆使して、戦略的視点に立つ都市・建築・住宅分野のプロジェクトに取り組んできた。
2000年より、都市・建築を「伝える」、「論じる」、「表す」、「現す」ことに専心。時代の大きな変動に向き合い、〈建てない建築家〉の真骨頂を発揮していく。
家を伝える本シリーズ「くうねるところにすむところ」で第2回芦原義信賞を受賞。(2006)。近年、カワイイデザイン研究に力を注ぐ。
主な著書に、「アーバン・フロッタージュ」(住まいの図書館出版)、「感応」(用美社)、「感性工作者の日常発想」(三省堂)、「家のワークショップ」(ワールドフォトプレス)、「これからのくらしとあかり」(エクスナレッジ)、「カワイイパラダイムデザイン研究」(平凡社)などがある。

チームカワイイ
共立女子大学家政学部建築デザイン科「建築産業論」デザインマーケティング演習として2005年より行われた「カワイイ感性価値研究」から派生した有志による建築研究ユニット。
今回の「エイジングとデザイン」研究では、共立女子大学堀啓二ゼミ学部3年生を中心とした「チームカワイイ」チームが当ります。

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