財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第72号

2011年6月8日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.研究報告|これからの都市生活を考えていくための新世代コミュニティの研究
2.【連載動画】自立・自律型地域をめざして|第1回 今回の企画シリーズの背景と概要
3.すごいぞ!おとな!|第5回 事業としての地域づくり|夢と「そろばん」
4.Ganbatte NIPPON!|第2回 Chris Fujiwara氏 (映画批評家)


1.2010年度研究報告

これからの都市生活を考えていくための新世代コミュニティの研究

これからの都市生活を考えていくための新世代コミュニティの研究

これからのまちづくりは、「地域コミュニティの再生」へ向かうことが必要だと言える。

経済成長が背景に無い、つまり投機的な活動を伴わないまちづくりへの方向転換である。
同じ「まちづくり」という言葉であるが全く次元が異なる「まちづくり」なのである。
もちろん、依然として経済成長を全く無視する訳には行かない地方都市の中心市街地などのケースもあるが、総じて「地域コミュニティの再生」のためのまちづくりとは、あくまでも「豊かさ」の獲得であり、その結果の一部分として経済発展もありうるという位置づけで方向転換をすべきである。

また、「コミュニティ再生」を「福祉のまちづくり」のような「(弱者)救済」に向けた動きとして地域に課し、制度化が急務とされているが、それもあくまでも「豊かさ」の獲得が達成された上での結果の一部分として捉えたい。
ある意味では、問題解決を義務として課す「コミュニティ再生」には限界があるのではないか、という根本的な疑問が前提にある。いまは、そういった転換期にあると捉えたい。

転換期である今こそ、あらためて「都市生活者」とは誰か、という確認が必要である。

そして、その者たちの「豊かさ」とはどんなものか、という問いもあらためて確認し、そういう「都市生活者」がつくるコミュニティを「新世代コミュニティ」とするなら、その活動が、定常化社会に向かうなかで、どのように機能していくかを予測すべきである。

以上の再確認をする上で、本研究の視点を以下のように設定する…(つづきを読む

 

■報告書の内容

第一章 背景整理
第二章 「新世代コミュニティ」の概念と地域における「共」的ポジション
第三章 アスタジオにおける「プレーヤーを育てる」機能
第四章 「共」的な「場」のあり方
第五章 成熟時代のエリアマネージメント

<資料編>
資料1 青山学院アスタジオの概要
資料2 2010年度の活動
資料3 ラボアトリエ実習の成果と今後の課題
参考文献

 

研究機関:公益財団法人ハイライフ研究所

研究体制:
研究企画/コーディネート
LLPまち・コミュニケーション研究

調査実施/分析
井口典夫(青山学院大学 総合文化政策学部教授)
榎本元(株式会社読売広告社 都市生活研究所所長)
友田修(LLPまち・コミュニケーション研究会)

研究協力
小川桂以子(株式会社カドベヤ)

研究幹事
仙洞田伸一(公益財団法人ハイライフ研究所 主任研究員)

 

2010年度研究報告
これからの都市生活を考えていくための新世代コミュニティの研究
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=5077

 

 


2.【連載動画】自立・自律型地域をめざして|第1回 今回の企画シリーズの背景と概要

第1回 今回の企画シリーズの背景と概要

今回の企画シリーズの背景と概要

2011年3月11日。この日は、もし50年後に日本の歩んできた道乗りを振り返った時、大きな日本社会の変曲点として、人々に記憶されることになるかもしれません。

今回の被災、そして原発の事故は、中央集権、政府依存、そして巨大民間企業にエネルギーという根幹的なインフラを委ねてきたことによる地域の脆弱性が炙り 出されました。そして、東京といった大都市においても、食料とエネルギーという生存していくうえでの根幹ともいえる二大要素の供給が危ない状況に晒されて います。

自分の命、そして家族の命をしっかりと守っていく。そのような希望の集積体が都市という集住形態を生み、また分業体制といった効率的なシステムを築いてき たのですが、それがあまりにもシステマチックになり、繊細であるが硬直化してきたことにより、災害という「想定外」の事態にまったく対応できないような脆 弱な状況に、我々の生活は陥ってしまったといえます。

そのような状況を今こそ改善させていくことが必要です。そのためには、どのような社会を構築していくことが求められるのか。ここでは、「地域の自立」、 「自律性のある地域」というキーワードで、サステイナブルな社会像、地域像を検証していきたいと考えています。それは、大きく括れば「地域力」の向上とい うテーマになります。

このシリーズでは地域力をいかに醸成できるのか。その試論を展開していきたいと考えています。

そして、そのための5つの処方箋を紹介していきたいと考えます。この5つの処方箋とは、「地域通貨」、「住民参加のまちづくり」、「コミュニティ・ビジネス」、「地産地消」、「地域の自立型エネルギー」です。

 

取材・構成
服部圭郎 明治学院大学准教授

編集・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=100

 

 


3.すごいぞ!おとな! ―持続可能なまちづくりと地域プロデューサーの役割―

第5回 事業としての地域づくり|夢と「そろばん」

事業としての地域づくり|夢と「そろばん」


どうすれば持続可能なまちづくり実現できるのか。先進事例を通じて、ともに考えるシリーズです。

日本各地ですでに始まっている持続可能なまちづくりへ向けての取組みを、全7回にわけてご紹介します。

今回は、「事業としての地域づくり」と題し、前回に引き続いて都会での持続可能な まちづくりがテーマです。副題は「夢とそろばん」。持続可能な地域づくりを、どう やって採算の合う事業にしていくかを見ていきます。事業の経験やノウハウが必要な ことはも当然です。でも、最も大事なことは、みんなで安心して気持ち良く暮らした い、その暮らしをその土地で作っていきたい、という情熱であることを、感じ取って いただけると思います。

 

制作
HOSP!(本気の大人はすごいんだぞプロジェクト)

協力
公益財団法人ハイライフ研究所
社団法人コミュニティネットワーク協会
横浜市民放送局

配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=96

 

 


4.Ganbatte NIPPON! 日本で暮らす外国人にきく、日本のいま

第2回 Chris Fujiwara氏 (映画批評家)

Chris Fujiwara氏
お話 Chris Fujiwara氏
プロフィール:著書に「ジャック・ターナー The Cinema of Nightfall」。ボストン・グローブ紙、ボストン・フェニックス紙、ビレッジ・ボイス紙などを始め、多数の国際映画誌に映画評を寄稿している。
その他、小津安二郎や、セルゲイ・パラジャーノフのアンソロジーも執筆。2003年に日本で行われた「国際シンポジウム 小津安二郎 生誕100年」ではパネラーも務めている。アメリカのイェール大学やエマーソン大学などでは映画研究や映画史を講義しており、2008年2月にはオッ トー・プレミンジャーの伝記が出版された。

インタビュー・シリーズの狙い
今回の巨大津波と福島第一原発の事故により、海外における日本のイメージは激しく落ち込んでいます。海外メディアによる無責任な報道の結果、日本は「終 わった国」だと思いこんでいるひともいます。放射性物質を恐れ、日本から避難していった外国人も多い。その大部分は、英語や多言語で発表される公式情報の 不足によるパニックが原因と思われます。事実、今回の原発事故では、日本語に精通している外国人ほど日本に留まっています。

情報発信の不足は、日本社会のイメージを損ね、海外から日本を訪れる外国人が激減するなど、旅客・観光業に深刻な影響を及ぼしています。

事実、いまも余震は続き、放射性物質は漏れ続けていますが、しかしこのまま日本のイメージダウンを放置しておいてよいのでしょうか。世界遺産の古都・京都や北海道の自然遺産までが敬遠されていては、国際的な文化交流、平和のための相互理解までが滞ってしまいます。

いま、外国語、多言語による、日本からの情報発信が不足しており、それが「日本は終わった」イメージを放置させています。そこで日本に住む外国人に登場い ただきます。彼らに母語でインタビューに答えていただき、「日本は終わっていない、市民の意識は変わりはじめている」という情報を発信する一翼を担ってい ただくのが狙いです。

 

企画・撮影/熊倉次郎 リベラルアーツ総合研究所
キャスティング/谷元浩之 CON-CAN映画祭キュレーター
制作統括/萩原宏人 公益財団法人ハイライフ研究所

協力 株式会社メディア総合研究所
制作 公益財団法人ハイライフ研究所

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=98

 

 


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