財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第57号
2010年10月27日配信  発行責任 財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>
1. 立澤芳男のハイライフデータファイル2010 「商業と都市生活」
2. ヨーロッパから学ぶ「豊かな都市」のつくり方|第1回 アイデンティティを発露する…
3. 豊かな公共空間をつくる|第6回 トマス・ジーバーツ氏インタビュー [後編]
4. Review&Future 特集 「都市の価値をはかる」
5. Review&Future トピックス 都市の価値をはかる


1.立澤芳男のハイライフデータファイル2010
「商業と都市生活」-商業業態の現場を通じて生活の変化を探る!-

第6回 魅力ある動員施設を行く!

史上最大が大好きな中国では「上海万博」が、大阪万博の記録を超える7000万人の入場者を閉会1週間前に達成している。昇竜経済国家中国の象徴的出来事だ。また、日本では今年の10月に、旅客数が約6673万人(一日あたり約18.2万人)ある羽田国際空港に新国際空港ターミナルビルが完成し、アジアのハブ(拠点)空港化の準備が整った。グローバル化する日本経済社会が後押ししたわけだ。
しかし、目を国内に転じれば、消費低迷、人口減少と世代交代で消費行動や市場が大きく変化している。社会全体に供給過剰があらわになり、東京の有楽町や京都の四条河原町にある百貨店が撤退する。また、デジタル社会でIT化が進展し、生産現場も流通チャネルの現場も最終需要者の現実も大きな転換を迫られている。現在の日本社会、特に消費やサービスの現場ではデフレが進行し売上高が減少し、小売・飲食・サービス業での撤退・廃業・事業転換など新陳代謝が激しい。いずれも値引きを行うが一向に売上減は止まらない。
売り上げ減でパワーダウンした小売業・飲食・サービスを見ると共通する問題として「動員力」についての理解や信頼を失っているケースは多い。また、培ってきた売上げの礎である動員力に対する評価をしない面があるようだ。最終回、本レポートでは、百貨店やショッピングセンター、余暇レジャー文化施設などさまざまな消費・レジャー行動に関連する施設の「動員力」の実態を追った。

「立澤芳男のハイライフデータファイル2010」は以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=87


2.ヨーロッパから学ぶ「豊かな都市」のつくり方

第1回 アイデンティティを発露する人間中心の都心空間の創造

 

明治学院大学経済学科准教授 服部圭郎

都市においてアイデンティティを発露させることが求められるようになったのは、グローバリゼーションの進展、インターネットなどの情報技術の発展によっ て、人・モノ・金(資本)・情報の移動性が飛躍的に高まり、都市間競争が熾烈化したことが背景にある。そのような時代においては、都市であっても、しっか りと自らが個性、強み(弱み)を発信して、人・モノ・金(資本)を積極的に引き付けることが求められるし、また、そうしないと他の都市に人・モノ・金(資 本)が取られてしまう。

したがって、国境がなくなったヨーロッパにおいては、この都市のアイデンティティを強化していくことは切実な課題なのである。

「都市の顔」を表情豊かに、その都市のポテンシャルや個性を表出したような、まさにアイデンティティを発露させるような空間とすることで、そこに生活する 人々を豊かな気分にさせることができるし、またその魅力によって多くの人々を引き寄せることになる。アイデンティティを発露するためには、必ずしも空間と いうハード面に手を加える必要はない。その空間の使い方、演出の仕方といったソフト面でその魅力を大きく高めることもできる。

今回は、都心をその都市のアイデンティティを発露させる空間として位置づけ、その魅力を高めることで、その都市の良好なるイメージを発信すると同時に、 そこで生活する人々に豊かさを提供することに成功しているヨーロッパの都市事例を紹介する。それは都市としての格を向上させるためのマーケティング戦略で もある。

事例)
リヨン(フランス)
ビルバオ(スペイン)
プラハ(チェコ)
レーゲンスブルク(ドイツ)
バルセロナ(スペイン)

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=90


3.豊かな公共空間をつくる

第6回 トマス・ジーバーツ氏インタビュー [後編]



市民にとって本当に豊かな公共空間とは何かを考えるインタビューシリーズ。

今回(第6回)は前回に引き続き、トマス・ジーバーツ ダルムシュタット工科大学名誉教授のインタビューの後編をお送りします。

トマス・ジーバーツ教授は、ダルムシュタット工科大学で長年にわたって教鞭をとられるかたわら、IBAエムシャーパークの技術監督として活躍されるなど、ドイツを代表する都市計画研究者です。

今回のインタビュー(後編)では、社会の豊かさが増大するとともに変容する公共空間の意味について、また、私的な領域と公共の領域とがオーバーラップすることでより豊かな空間を生みだしてきた歴史的モデルなどについて、示唆に富んだお話を伺いました。

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=89


4.Review&Future 特集 「都市の価値をはかる」

2007年度に調査された「都市の価値をはかる」をレビュー&フューチャーします。

[1]ハイライフ研究所としてのコメント 仙洞田 伸一
[2]研究総括 大野 隆造
[3]フィールドサーベイ報告(1) 辰巳 渚
[4]フィールドサーベイ報告(2) 川上 正倫
[5]フィールドサーベイ報告(3) 添田 昌志
[6]フィールドサーベイ報告(4) 石垣 勤
[7]フィールドサーベイのまとめ 添田 昌志
[8]座談会
[9]今後の展望と方向性 仙洞田 伸一

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=2395


5.Review&Future トピックス 都市の価値をはかる

今回の特集テーマである「都市の価値をはかる」に関して、注目されるトピックを紹介します。

執筆
辰巳 渚
添田 昌志

[1]豊洲:ニュー下町ファミリーの街

豊洲は、新しい街だ。街はみごとに格子状であり、道路幅は広く、街路樹は規則正しく植えられ、輝くビルが立ち並ぶ。それなのに、歩いてみるとそこはかとな く庶民っぽい。東京山の手の新興住宅地にあるような、中流気取りっぽさはない。生活密着型、東京下町リアルライフの風情が、作りかけのほやほや状態であっ てさえただよう。この下町感は、地場が作り出すものだろう。東京の西側にはなくて、東側にある土地の効力だ。「銀座まで自転車で15分」も、おしゃれさで はなく、「銀座に近い、新しい下町(町人の住む町・その町で暮らす人が住む町)」であることを想起させる。
しかし、今の庶民っぽさ=ニュー下町ファミリーを思わせるからといって、ここでリアリティある暮らしが営まれていると認められるわけではない。嘘っぽさ、作りこまれた自然さは、この層の特徴とも言える。

  

その原因はいろいろあるが、最大の要因は、日本人の食事スタイルが欧米化された点にある。たとえば、米はかつて侍の働きを示す尺度であったほど日本人に馴 染み深いが、国民一人あたりの消費量は60年度が114キロだったのに対し、06年度には約その半分にまで落ち込んでいる。パンや肉食が増え、日本人の健 康管理にも影響を及ぼしている。

続きは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=2518


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