ハイライフ研究所メールマガジン 第32号

2009年10月9日配信  発行責任 財団法人ハイライフ研究所 事務局

シンセサイザーによる驚異的な音づくりで知られる作曲家の冨田 勲さん(77)が、いまサラウンド音楽の「布教」に取りくんでいる。

冨田さんによれば、5.1chで音楽を楽しめるようにした技術革新は、エジソンの蓄音機以来のインパクトがあるという。モノラルからステレオへの進化によって音楽の楽しみは広がったが、サラウンドはさらにその上をいく画期的な技術だというのが冨田さんの持論。

ところがそのサラウンド音楽を楽しむ家庭向けの音響システムがさっぱり普及しない。ひところは大型の家電量販店などに行けばデモンストレーションを体験できるブースがあったものだが、いまや大型液晶テレビの商品群に席巻されているようだ。

「サラウンドはオーディオマニア向けの製品、というふうに一般に受けとられてしまったのではないか」と冨田さんは考える。

しかし「蓄音機の発明以来」の技術をこのままマニア向けのイメージに閉じ込めておくのは勿体ない。オーディオ・メーカーにとっても発展が少ないし、また音楽アーティストにとっても表現の幅を広げる機会を失なう。そしてなにより一般の音楽好きにとっても残念な状況だ。

手塚治虫生誕80周年の今年、冨田さんは60年代に手塚氏から「ディズニーに負けないクオリティで」と依頼され、作曲した「交響詩 ジャングル大帝」を日本フィルや尚美学園大学とともに再録音した。10月21日にコロンビアより発売されるDVDはもちろん5.1chによるサラウンド音楽。

先日、文京区で行なわれた完成発表会で試聴したが、なるほど圧倒的な音空間を感じさせる。

マニア向けのイメージを払拭し、手塚作品のように、子供から大人まで幅広く楽しめるエンターテインメントの感動をめざして、冨田さんのサラウンドへの取り組みはつづく。(JK)


<今号の内容>

1. 町の資源を生かすために 田口一博氏インタビュー
2. 少子高齢化社会における地方社会の行方研究
3. 持続可能な社会をめざすツーリズムの研究
4. 団塊世代と戦前・戦中派世代 「50~54歳」の肖像
5. 京都グリーン購入ネットワークからのお知らせ



東京生活ジャーナル

まちづくりフィールドレポート Vol.3
町の資源を生かすために 田口一博氏インタビュー

今月は先月に引き続き、財団法人地方自治総合研究所の田口一博氏に佐原のまちづくりについてお伺いします。「佐原の大祭(今月9日~11日に開催)」が人々の意識に与えてきた影響や、佐原の今後の課題、佐原のまちづくりから提言できることなどについてお話を伺っています。

まちづくりとは「あるものを磨いて、ないものを嘆かないこと」という言葉が非常に印象的でした。

東京生活ジャーナル/まちづくりフィールドレポート
http://www.hilife.or.jp/journal2/


2. 少子高齢化社会における地方社会の行方研究

今日の日本は団塊の世代の退職等による本格的な高齢化社会の到来と少子化の進展により、医療、福祉、年金などの社会保障や世代間負担、都市と地域の格差、地域コミュニティの崩壊などの多くの深刻な社会的課題に直面している。

他方、私たちは程度の差こそあれ、激化する競争社会、流動化する労働社会に対して個人的もしくは社会的なウェルネスを求めようとしている。

こうした潮流を踏まえ、少子高齢化社会をいち早く迎えた地域社会においては、既に様々な取り組みが各地で展開されている。本研究は、2年間にわたる調 査・研究として、このような地域社会における多様な取り組みを、フィールドワークやヒヤリングなどにより、実態把握を行い、少子高齢化社会における個々人 にとっての「生きがい・生活設計・コミュニティ生活」等のライフスタイルの側面と地域社会における「産業・雇用、医療・福祉、まちづくり、観光・集客」な どの地域政策の側面の二つの面から、地方社会再生のための方策を検討し、提言としてまとめていくことを目的として研究をスタートさせた。

紹介画像

発表
財団法人山梨総合研究所 調査研究部長 中田裕久

(敬称略・肩書は当時のもの)

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=453


3. 持続可能な社会をめざすツーリズムの研究

自分でつくる旅、自分のライフスタイルを見つける旅。
変わりつつあるツーリズムの現在を考えます。

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大量販売のパッケージツアーから、それぞれが自分でつくる旅へ。
旅行のスタイルが変化しています。

時代を先取りし、日本におけるエコツーリズムの普及に携わってこられたエコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎さん。

新宿御苑の眺望が広がる壱岐さんのオフィスで、旅行&ライフスタイルの新しい潮流について、お話をうかがいました。

お話:
壱岐健一郎氏
有限会社リボーン代表取締役
NPO法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン代表理事

制作・著作:財団法人ハイライフ研究所


詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=78

 



4. 団塊世代と戦前・戦中派世代 「50~54歳」の肖像(2001年度研究)

目次

◆はじめに   
 団塊世代概観

◆「ニューエルダー」VS「オールドエルダー」
 団塊の世代と戦前・戦中派世代の「50~54歳」の肖像 データ徹底比較

 アプローチⅠ ニューエルダーとオールドエルダーの「家庭環境」の差異
         ―人口、配偶関係、世帯・家族
 アプローチⅡ ニューエルダーとオールドエルダーの「職業・労働」環境の差異
         ―就業、職業、地位、賃金など
 アプローチⅢ ニューエルダーとオールドエルダーの「消費と貯蓄」家計環境の差異
         ―消費支出、貯蓄、資産など
 アプローチⅣ ニューエルダーとオールドエルダーの「所有消費財」環境の差異
         ―耐久消費財普及率など
 アプローチⅤ ニューエルダーとオールドエルダーの「新製品・サービス」への態度・対応
         ―情報機器、クレジット、旅行、車など
 アプローチⅥ ニューエルダーとオールドエルダーの「生活意識、価値観」の差異
 総括Ⅶ    まとめ(Ⅰ~Ⅵ) ニューエルダーとオールドエルダーとの相違点・総括

◆まとめ ニューエルダーマーケット論 団塊ならではのパワーを発揮するのか?
  Ⅰ.  ニューエルダー(団塊世代)の五つの課題
  Ⅱ.  ニューエルダー(団塊世代)のこれから
  Ⅲ.  ニューエルダー(団塊世代)の生活はこう変わる
  Ⅳ.  ニューエルダー(団塊世代)のニュービジネス

添付資料   
レポートサマリー



研究体制:
遠藤敏明 ㈱読売広告社 都市生活研究ディビジョン、(財)ハイライフ研究所 研究員
小坂井達也 (財)ハイライフ研究所
高木麻紀子 (財)ハイライフ研究所

研究協力:
株式会社マーケット・プレイス・オフィス
コミュニケーション デザイン インスティチュート株式会社

(敬称略・肩書は当時のもの)

PDF形式の研究報告書は以下のURLよりご覧いただけます。
http://www.hilife.or.jp/pdf/cnt.php?url=20014


5. 京都グリーン購入ネットワークからのお知らせ

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■

             京都発!観光をエコに

        「エコ宿チェック」アンケートにご協力下さい。

          あなたのラッキーエコ宿アイテムつき!

            ※締切 2009年11月30日(月)

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■

 ~旅館やホテルのエコを応援しよう!~

 旅行や出張で宿泊施設を選ぶ時も「グリーン購入」ができます。環境の取り

組みをすすめる旅館やホテルを選べば、訪問先への環境負担を減らすことにも

つながり、宿泊施設の取り組みを応援することにもなります。

 京都グリーン購入ネットワークでは、昨年の宿泊施設の環境の取り組み実態調査

に続いて、今年度は利用者の声を宿泊施設に届けることと、「観光サービスもエコ」

の普及を目的にアンケート調査を実施しています。

 グリーン購入の地域普及の機会に!

 社員、職員の環境意識向上に!

 グリーン市場づくりのために!

 ぜひご協力ください。

●アンケートに参加するには?

期間中、webサイトからとアンケート用紙で参加していただけます。

職場の環境意識向上にも役立てていただける肩肘張らない内容になっています。

ふるってご参加下さい。

<方法その1>

京都グリーン購入ネットワーク(http://www.k-gpn.org/)のトップページから

「京都発!観光をエコに エコ宿チェック実施中」をクリックして下さい。

チェックを全て終了し、クイズ、ラッキーアイテム等も終了したら送信して下さい。

<方法その2>

アンケート用紙

必要な方は京都グリーン購入ネットワーク事務局までご連絡下さい。

アンケート用紙(両面)に記入後、FAXで内容をお送り下さい。

●アンケートは楽しい占い方式&クイズ

 京都の宿泊施設に積極的に取り組んでほしい環境の取り組み内容をお尋ねして

います。こんな取り組みをやってほしいという項目にチェックを入れるだけでOK。

項目以外のアイデアも是非ご記入下さい。

 また、アンケートにチェックを入れていくと、最後にあなたのラッキーエコ宿アイテム

がでてきます!

●アンケート実施期間は?

 2009年8月1日(土) ~2009年11月30 日(月) の間です。

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<連絡先/アンケート用紙申込先>

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●申込み先:京都グリーン購入ネットワーク

〒604-0932  京都市中京区寺町通り二条下る 呉波ビル3階

TEL 075-241-4664(FAX&TEL)

E-mail: kgpn@dolphin.ocn.ne.jp

URL:http://www.k-gpn.org/

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編集後記 

今週もお疲れ様でした。

先月に続き3連休の前日です。明日からは、各々の計画に沿い素晴らしい連休になることを願います。さて、今回の編集後記は、このメルマガ発行後(通常は午後3時に同時配信している)、2時間~3時間後から盛り場ではじまる特別な時間「ハッピーアワー」についてのお話です。

「ハッピーアワー」とは、居酒屋やバーで、主に平日、お客さんの入りが少ない午後5時から午後7時までの時間帯に、お酒などの料金を割引にするタイムサービス。不況で残業が減っている中、この「ハッピーアワー」が今、サラリーマンや女性に人気のようです。

発祥の地はアメリカ。夕方早めの時間帯にビールやワイン、前菜などを約半額で提供するサービスからはじまったそうです。

不況に陥っている他の国々でも「ハッピーアワー」は展開されています。

たとえば、イタリアのハッピーアワーは、新橋居酒屋風なサラリーマン的香りは一切なく、お洒落に演出されているようで、街中のあちこちのバールなどで18時ごろからはじまります。
ワンドリンク+食べ放題のスタイルが人気で、なかにはかなりハイレベルな食べ物を出す店も増えており、夕食がわりにハッピーアワーで済ませる人もいるとか。

対照的なのが以前このメルマガでも取り上げた(「英国文化のパブが激減している」2008年8月28日配信 第5号)、英国の盛り場事情。

お酒の飲み過ぎによる健康被害や暴力事件を減らすためにハッピーアワーの禁止や、酒類販売の規制強化がすすんでいるそうです。
昨年のメルマガでは、英国のパブが禁煙法などの影響で客足が遠のき、閉店が相次いでいることをお伝えしましたが、酒類販売でもパブの生き残る道は厳しくなりそうです。

なんだかハッピータイムが暗い話になってしまいました。

エーイ! 連休前だ。これから盛り場に繰り出そう。

最後にいくつか東京都内にあるハッピーアワーの実施店をご紹介します。
みなさまどうぞ良い連休をお過ごしください。

「おーい 串かつ 東京新橋1号店」
ハッピーアワーが二度(17時~19時、22時~24時)ある。
港区新橋3ー14-1第2一美ビル1F 電話03-3438-1793

「HUB 銀座コリドー店」
英国風パブ、ハッピーアワーは17時~19時。
中央区銀座7-108コリドー街1F 電話03-3289-8733

「うまいもの市場 TAPA新橋店」
先月からハッピーアワー(17時~19時)を始めた。
  港区新橋2―19-10 マリンビルB1F 電話03-3571-9777

「ヒノマル食堂 新橋店」
17時~19時まで30分400円で飲み放題。
東京都港区新橋4-18-4 電話03―6379-4117


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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