ハイライフ研究所メールマガジン 第31号

2009年9月25日配信  発行責任 財団法人ハイライフ研究所 事務局

■頑張れ!日本の政治家

9月16日の鳩山内閣の発足以来、民主党のマニフェストに沿った動きが活発化している。

9月22日には、国連で「2020年までに1990年比25%削減を目指す」というインパクトある演説。さらに前原国土交通相は八ッ場ダムの建設中止を明言し、今後の計画の収拾が注目される。

さて、今回の鳩山新総理の外交デビューを読者はどう評価されるだろうか。

とにかく精力的に動き、過密な会談スケジュールだったことは確かなようだ。22日、手始めに中国・胡錦濤主席と会談、次いで英国・ブラウン首相と会談、さらに米国のオバマ大統領と日米同盟の基盤の確認と温暖化対策及びアジア太平洋地区での様々な連携について確認。そして締めくくりは、ロシアのメドベージェフ大統領との会談。息つく暇もなかったろう。

ところでいまから2年前(2007年)の今日は、忘れもしない安部改造内閣総辞職、福田康夫氏が第91代内閣総理大臣に指名された日(正式な就任は9月26日)。

この国の政治が変わることに対して、国民の期待は大きい。

前政権がやり残した事業の後始末や、各省庁が持つ既得権益をどう解体するかなど、難しい仕事ばかりだ。しかしぜひとも、やりとおしてほしい。

久し振りに政治家頑張れ!という気分。(HH)


<今号の内容>

1. 立澤芳男の「High-Life 生活・社会総括レポート21」
2. 都市の価値をはかる
3. トーク番組「写真家・富山治夫 世界の旅」
4. 定年期夫婦の光と影に関する研究(2003年)
5. 新刊書のおしらせ 『環境首都コンテスト 地域から日本を変える7つの提案』
6. 第9回日本の環境首都コンテスト 参加自治体募集



1.立澤芳男のHigh-Life 生活・社会総括レポート21

第5回 平成時代の流通小売業

バブル経済とその崩壊から始った90年代から約20年の歳月を重ねたが、景気低迷が続き、いまもなお、停滞したその空気から抜け出すことができていない。

「失われた10年」という長期不況を経た日本の小売業者の生存戦略は何だったのか。

キーワードとして、ブランドと楽しさ、供給網管理、ターゲッティングがあげられるが、これを基に、日本の小売企業は、消費者を攻略し優勝劣敗を重ねながら成長を成し遂げている。

ブランドに集中した企業としてはファーストリテイリングで、ユニクロのブランドで知られる同社は、大々的なイメージ広告を通じ10年間に売り上げを7倍以上増やした。
楽しさに焦点を合わせ消費者を引き寄せた業者はマツモトキヨシであるが、若い女性のためのエンターテインメント型ドラッグストアを目指し10年間に111%の売上の伸びを示した。
顧客に笑顔を贈ることで忠誠度を高める戦略が的中したのだ。また、事務用品のアスクルは、事務社員に着目し、彼らをターゲットに一括購入ショッピングサービスを登場させた。

百貨店やGMSなどの量販大型流通企業の業績はこの10数年間の売上高は減り続けている一方で、ユニクロ、しまむら、ニトリなど新たな専門店チェーン企業が急成長している。
さらに、ITを駆使するネット通販ビジネスはわずか数年間で、コンビニエンス業界の売上約5兆円に匹敵するまでの売上高を上げるようになった。

日本全体の景気や消費が伸び悩む中、日本の社会構造は少子高齢化と人口減少社会化が進行し、日本の消費マーケットは、量も質もすっかり変わったのである。
インターネットが駆け巡る社会に、また、グローバル化社会が本格化したこの20年間で、流通業界はどのように変わったのか。

「立澤芳男のHigh-Life 生活・社会総括レポート21」は以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=24


2. 都市の価値をはかる

本研究は、都市生活者が都市に感じている価値は、これまで事業者やマスコミによって提示されている「言葉」(尺度)ではないのではないかという仮説を持ち、都市生活者の目線でみた「都市の価値」を明らかにすることを目指した。

紹介画像紹介画像

発表内容:
イントロダクション
豊洲 「都心にある郊外」 
丸の内 「街のブランド価値」
六本木 「再開発のパッチワーク」
街の特徴から価値を捉える

発表:
大野 隆造 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 教授 工学博士
添田 昌志 人間環境デザイン研究所チーフリサーチャー 工学博士

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=379


3. トーク番組「写真家・富山治夫 世界の旅」

第5回 冬のシベリアへの旅

旅を通じて人生を考えるシリーズ「写真家・富山治夫 世界の旅」。1971年冬、富山さんはシベリアへ飛び立った。
「世界で最も寒い場所で、人間はどんなふうに暮らしているのか。それが知りたかったんです」
氷点下50℃のヤクーツクは、真っ白なガスに包まれた世界。
「ウォッカをあおってですね、エイャっと外へ飛び出していくのですが、寒い。15分と撮影できません」
部屋に戻ると、カメラが瞬く間に白くなっていく。
レバーをまわすと、バリっという音がして、フィルムが裂けた。

1971年 シベリア|写真:富山治夫

お話と写真:
富山治夫

聞き手:
熊倉次郎 (リベラルアーツ総合研究所)
萩原宏人 (財団法人ハイライフ研究所)

制作・配信:財団法人ハイライフ研究所

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=26


4. 定年期夫婦の光と影に関する研究(2003年)

目次

はじめに
Ⅰ.本研究の視点
Ⅱ.調査の概要
Ⅲ.分析結果の要約
 (Ⅰ)定年期夫婦における変化と
 (Ⅱ)変化への適応パターン
 (Ⅲ)定年期におけるストレスからの脱出-適応プロセス
 (Ⅳ)順調な適応への方法論
 付表 <各グループの特徴のまとめ>
Ⅳ.提言
 (1)定年期男性へ
 (2)定年期の男性を配偶者に持つ女性へ
 (3)行政へ
 (4)企業へ
Ⅴ.今後の課題



研究体制:
高橋洋一郎 (株)パワーウィングス
加藤 信介 (財)ハイライフ研究所
萩原 宏人 (財)ハイライフ研究所

研究協力:
福與 宜治 (株)読売広告社 マーケィング本部
上野 昭彦 (株)読売広告社 マーケィング本部

(敬称略・肩書は当時のもの)

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/pdf/cnt.php?url=20034


5. 新刊書のおしらせ

環境首都コンテスト
地域から日本を変える7つの提案



環境首都コンテスト


書籍名 『環境首都コンテスト 地域から日本を変える7つの提案』
出版社 学芸出版社 
価格 2,200円+消費税


本書は2001年から実施されている「環境首都コンテスト」の活動を通じて蓄積された、持続可能な地域社会づくりを実践している自治体の先進事例をもとに、「持続可能な社会をつくる7つの提案」をまとめたもの。

※環境首都コンテストについて詳しくは
http://www.kankyoshimin.org/jp/mission/ecocity/ecocap/index.html

持続可能な社会をつくる7つのポイント

1 人を活かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組み立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を統合化する
7 率先例をつくりだす


詳細については、是非書店でお求めいただき「地域から持続可能な社会づくり」のテキストとしてお使いいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。


6. 第9回日本の環境首都コンテスト 参加自治体募集

環境首都コンテスト全国ネットワークからのお知らせ

環境自治体づくりを応援する
~持続可能な地域社会をつくる~

第9回日本の環境首都コンテスト 
参加自治体を募集しています。

応募開始 2009年8月10日(月)
回答期限 2009年11月16日(月)
結果発表 2010年3月
参加無料

回答書類は申し込んだ自治体にお送りします。

参加自治体には、先進事例集、映像版先進事例集DVD、報告書
、結果分析ツールをご提供します。

詳しくは
環境首都コンテスト全国ネットワークまで

http://www.eco-capital.net


編集後記

「旅を通して人生を考える」をテーマにお送りしてきた連載シリーズ「写真家・富山治夫 世界の旅」の第1部が完結した。

このシリーズでは写真家の富山治夫さんにお話を聴く形式で、1969年のアルジェリア~サハラ砂漠への旅にはじまり、その後、中国・大連~ハルビンへ、満州鉄道「特急あじあ号」の数奇な運命をめぐる旅、そしてアメリカ音楽の父・フォスターの歌の世界を辿ってマンハッタンから米国南部・スワニー川へ旅したエピソードなどを配信してきた。

今回配信の最終話は、極寒の地・シベリアへの旅のエピソードである。

摂氏マイナス50℃の世界で発生する恐るべき出来事や、北極圏の村でのちょっと信じがたいような優良種遺伝子保存の習わしなどが聴きどころ。

1960~70年代の海外旅行の模様や、同行の著名人(森本哲郎氏、団伊久磨氏、他)との思い出話を交えてお送りしたこのシリーズも、今回の配信で、いったんお休みを頂く。

だが、富山さんの驚異の世界への旅は、まだまだ話題がつきない。いずれ再開をお願いしようと企でいる。収録のたびに富山さんから伝わってくるパワーはたいへんなものだ。 "Boys be Ambitious"という言葉では軟弱に感じてしまう。



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