財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第177号

2015年10月28日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.【連載】 第6回 赤羽|都市(街)探訪シリーズ
2.【研究報告】東京10km~ 20km圏、その魅力。“ 生き続けられるまちとは?” Phase〈Ⅰ〉
3.【映像報告】都市の鍼治療 in 大阪大学|対談 福田知弘 × 服部圭郎


 

1.【連載】東京都市圏における『10㎞~20㎞圏エリア』にある街を探訪する。その魅力は?

第6回 赤羽

東京都市圏における『10㎞~20㎞圏エリア』にある街を探訪する。その魅力は?

60,70年代に大成長した赤羽の街は、ただ今サバイバル中

 大東京都市圏をつくってきた都心と郊外は、地域の若年人口動向や高齢化などの問題で大きく揺れ動いているが、人口増エリアとして注目が集まっているのが東京10㎞~20㎞圏のエリアだ。高度経済成長期のマイカー普及期以前に発展した住宅居住地をベースとして、駅前の整備や業務・商業地化がほどほどに進み、最近はマンションの建設が盛んで2000年代からの都心や郊外拠点都市での大再開発プロジェクト施工の波が、このエリアにある街々に波及してきた。今後これらの街々の駅前を中心とする開発が進むと、都心や郊外の居住にも大きな影響を与えることは間違いない。この変化は、20世紀の「職住分離」という東京都市の生活スタイルを大きく変える起爆剤となりそうだ。 

 東京10㎞~20㎞圏の街がなぜ活性化しているのか?本探訪シリーズでは、今まで「自由が丘」「三軒茶屋」「北千住」「中野」エリアをレポートしてきたが、第六回は、東京の北の玄関である『赤羽』をとリあげた。

赤羽という街はその町の歴史とその形成状況をたどってみると、首都東京の劇的な変化があるたびにその魁として様々な出来事に出会う。例えば、明治時代の富国強兵時代には『軍都』、第二次大戦の米国の大空襲時には無差別都市爆撃の猛威に見舞われ、戦後の復興期で東京人口の一極集中が始まったころ東京最大の『マンモス団地』が誕生。また、高度経済成長期の大衆消費時代には大型スーパー企業同士初の流通大戦争が起こっている。さらに東京の人口が減り始める80年代には東京の都市圏全体の都市交通の再編の波により『JR埼京線』と言う新路線が稼働し、都心・副都心との流出入の競争に見舞われた。

 赤羽は、国や東京都など行政によって街のあり方が強制的に変えられてきたように思える。
 その赤羽は、今は元気である。その秘密は何なのか?

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

■東京都市圏における『10㎞~20㎞圏エリア』にある街を探訪する。その魅力は?
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=153

 


2.【研究報告】東京10km~ 20km圏、その魅力。“ 生き続けられるまちとは?” Phase〈Ⅰ〉
都市の魅力を構成する要素とは?

東京10km~ 20km圏、その魅力。“ 生き続けられるまちとは?” Phase〈Ⅰ〉

目次

■第1章
研究概要
櫻井隆治
1. 研究背景
2. 研究テーマ
3. 研究プロセス
4. 研究体制
5. 研究成果の開示

■第2章
東京10km~ 20km圏のエリア分析
「変貌する東京大都市圏2020 」マーケティングレポート
立澤芳男

■第3章
データから見た都市の魅力を構成する要素
– 都市生活者意識調査2014より-
榎本元
高木克昌
・ 調査概要
・ 魅力感じる街因子分析結果
・ 東京10 ~ 20km圏の「魅力を感じる街」についての分析
・ 東京10 ~ 20 km 圏のエリアマーケティングの考察
・ 東京10 ~ 20 km 圏のまちが将来にわたり生き続けるまちとなるために(仮説)

■第4章
世界のスーパーマイスター11人が語る、「都市の魅力を構成する要素は何か?」
服部 圭郎


■第5章 
総括
服部 圭郎

研究背景
 ハイライフ研究所は「都市生活者のよりよい生活の実現への貢献」を理念とした研究財団で、本年度で設立22 年を迎えます。設立以来、都市生活者を見つめながらさまざまな調査・研究をしてまいりました。
 近年、多くの都市が高齢化と少子化を伴いながら人口減少の時代を迎え、経済の停滞、所得・雇用の低下と相まって社会構造そのものが大きく変化している環境において、当財団では、「持続可能な都市居住の実現に向けた知見の獲得、社会との共有」を事業目的に据え、調査・研究を実施しその成果を配信しております。
 平均寿命の伸びや出生率の低下により、少子高齢化が急速に進み、現在、人口増加している東京都も2020 年には人口1335 万人をピークに減少の一途を辿ると言われています。また、2025 年には団塊世代が後期高齢者年齢を迎え超高齢化の時代が始まり、一方、年間死亡者数も160 万人に達します。それに加え、結婚しない団塊Jr. と雇用不安による未婚率の上昇による単身者の急増は、これまでの都市やまちの姿を変えていくに違いありません。これまでの家族を核に据えたロールモデルは通用しなくなり、都市やまちに求められる機能や要素も大きく変わっていくことが予想されます。

研究体制
◆ 研究幹事
櫻井隆治(公益財団法人ハイライフ研究所 専務理事)

◆ 研究リーダー
服部圭郎(明治学院大学 経済学部教授)

◆ 研究員
榎本元(株式会社読売広告社 執行役員)
高木克昌(株式会社読売広告社 都市生活研究所 研究員)
萩原宏人(公益財団法人ハイライフ研究所 事務局長)
生方純一(公益財団法人ハイライフ研究所 事務局次長)
木村静(公益財団法人ハイライフ研究所 研究員)

◆ 研究顧問
立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

■2014年度研究報告
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=12682

 


3.【映像報告】都市の鍼治療 in 大阪大学|対談 福田知弘 × 服部圭郎

都市の鍼治療 in 大阪大学|対談 福田知弘 × 服部圭郎

データベース「都市の鍼治療」。
今回はスペシャル版として、大阪大学サイバーメディアコモンズより、
対談形式の録画番組をお届けします。

お話をうかがうのは、環境設計情報学がご専門の
福田知弘 大阪大学大学院 工学研究科准教授です。

お金がなくても知恵を活かせば都市は元気になる。

ヴァーチャルリアリティの専門家でもある福田先生に、
国内・海外の「都市の鍼治療」事例をたくさんご紹介いただきました。

「都市の鍼治療」事例紹介:
– 高松4町パティオ (Small patio in Takamatsu, Japan)
– ヴォロスの小広場 (Small patio in front of Kritsa Hotel & Restaurant, Greece)
– ミンホカオ (Parque Minhocao, Brazil)
– ウィーン経済大学 (Wirtschaftsuniversitat Wien, Austria)
– 船場センタービル外壁リニューアル (Semba Center Building Facade Renovation, Osaka)
– 膜材料の進化と使い方の変更 (Membrane as new Architectural Material)
– 淀川水系日吉ダム (Hiyoshi Dam, Yodo Riverine System)
– 神戸の夜間景観再形成 (Nightscape Renovation, Kobe)
– 瀬戸内国際芸術祭 (ART SETOUCHI)
– ご来光カフェ (Happy Morning Riverside Cafe & Crusing)
– 北浜テラス (Kitahama Terrace)
– チャンバラ合戦 ~戦 IKUSA~
– 利賀芸術公園 (Toga Art Park, Toyama)
– 針江 生水の郷 (Harie Shozu no Sato, Shiga)
– VR安土城 (Virtual Reality Azuchi Castle, Shiga)

お話:福田知弘 大阪大学大学院 工学研究科准教授
聞き手:服部圭郎 明治学院大学経済学部教授

 

■都市の鍼治療 in 大阪大学|対談 福田知弘 × 服部圭郎
http://www.hilife.or.jp/cities/?p=859

 


 

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