財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第149号

2014年8月27日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.【連載】第四回 東京10㌔~20㌔都市圏(準都心)のエリアマーケティング【後編】
2.【講演】スウェーデンの国会の歴史
3.【報告書】欧州の自転車推進政策パート2
4.【告知】<大人の社会科見学> 「リユース瓶」って何?(9月20日(土)京都市)


 

1.【連載】第四回 東京10㌔~20㌔都市圏(準都心)のエリアマーケティング【後編】

東京都市圏における『10~20㌔圏エリア』のポテンシャル

本格的な少子高齢社会の到来と東京オリンピック・パラリンピック開催に向かい変貌する東京大都市圏

 今、東京都市圏で最も注目されるのは、2020年オリンピック・パラリンピック開催を目の先で経験する東京10~20㌔圏のエリアである。都心や副都心の開発は着々と進んでいることは前々回のレポートで記述したが、東京でのオリンピック開催、すなわち東京の世界一の都市化(東京都行政方針)には、最大の人口数と世帯数、異常に高い人口密度を持つ東京10~20㌔圏を最大のサポーターにせざるを得ない。「都心部」と「東京10~20㌔圏」との新しい都市関係はどう変わるのか。その変化を確認するには、現在の東京における10~20㌔圏の都市的ポジショニングの整理・確認(前回レポート)をし、それをベースに都心部との新しい関係づくりの可能性(ポテンシャル)を見つけ出すことだ。

 東京10~20㌔圏のエリアは業務・商業地化が進んでおり、住宅地というポテンシャルが曖昧になってきている。人口や世帯などの生活の基礎的な構造や隣接するエリアとの共生・依存関係を分析することで今後の可能性も予想できる。

 今回のレポートは、東京10~20㌔圏のエリアマーケティングのポテンシャル編であるが、このエリアの事業所・商業を中心にエリアの今後の可能性を探る。

 都心部の都市機能を補完しつつ依存的関係が強かった東京10~20㌔圏は、2020年東京オリンピック以降どのようなものになっているのか。

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

■本格的な少子高齢社会の到来と
東京オリンピック・パラリンピック開催に向かい変貌する東京大都市圏
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=144

 


2.【講演】スウェーデンに学ぶ、日本の再構築

■スウェーデンの国会の歴史

スウェーデンの民主主義|国会における審議 <前編>

スウェーデンの民主主義|国会における審議 <前編>

■スウェーデンの国会の歴史
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=1089

スウェーデンでは1971年に二院制を排して、一院制に移行しました。また当時、国会議員の定数を350名と決めました。

ところがその2年後の1973年、総選挙で与野党が同数の175議席を占めるという事態が生じ、重要な法案の是非をくじ引きで決めるということになってしまいました。

この反省から、1976年、議員定数を1席減らし、定数349名として今日に至っています。

今回はスウェーデンの国会の歴史をふりかえりながら、スウェーデンの民主主義がどのような試行錯誤を経て成熟にいたったのか、そのあたりを一緒に考えたいと思います。

・16世紀、最初の国会
・18世紀、専門委員会が設置され、現在の国会の原型が作られる
・19世紀、世界最初の国会オンブズマン制度
・民主主義の歴史は女性の参政権の戦い
・1971年、二院制を排して、一院制に
・国会に占める女性議員の割合が世界一

動画URL:
http://youtu.be/I9TIoiMEeb0

講師:須永昌博  一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

■関連映像:
スウェーデンの民主主義|国会における審議 <前編>
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=1044

■スウェーデンに学ぶ、日本の再構築
http://www.hilife.or.jp/sweden/



3.欧州の自転車推進政策パート2

はじめに
日本の自転車のモーダルシェア(代表的交通手段に占める割合)は、全国平均で12%、大都市の東京23区や大阪市でもそれぞれ17%、23%と、欧州の指標全体の平均値である7%を上回る。欧州の自転車先進国のオランダ、デンマークには劣るものの、ドイツ、ベルギー、スウェーデンなどの自転車利用の多い国などと比べても遜色はない。

日本の隠れた自転車利用の高さは、公共交通機関の利便性の良さ、独特のママチャリ文化、自転車が安価に手に入るなどの要因によるものである。しかしながら、そうした利用度の高さに、自転車の利用環境整備が追い付いていない。特に自転車の道路交通システムにおける位置づけが曖昧で、例えば、左側通行で車道を走行するという基本的なルールさえ浸透していない、またそれを促すための自転車用道路などのインフラ整備が進んでいない。(東京都では2012年時点で自転車用道路は100kmほどしかないが、パリでは440km、ベルリンでは450km、ロンドンでは680km、ブリュッセルでは150km)。また、駐輪場整備についても利用しやすいところに設置されておらず、人々の自転車利用の環境や健康面でのメリットが浸透していないなど直面する課題は多い。

一方、オランダ、北欧諸国、ドイツ、ベルギー(北部)は、自転車の利用環境の向上および利用促進の取り組みにおける世界的リーダー的な存在である。また、他の欧州諸国(英国、フランス、イタリア、スペイン)もこうした北部諸国に追いつくための様々な施策を急速に進めている。これらの欧州の取り組みについては、長期的な環境目標の設定、加盟国や地域を超えた情報共有の仕組み、アドボカシ―団体への活動支援に加え、地方自治体ごとの積極的な目標設定と計画実施などがあり、日本が参考にできるところは数多くある(また欧州が日本から学ぶべきところもある)。

上記の問題意識に基づき、本報告書は、欧州における自転車利用推進政策を概観し、EU及び加盟国政府の具体的な取り組み(自転車用道路や駐輪場などのインフラ整備、財政政策を通じた奨励策、安全対策、教育・啓発キャンペーン)について紹介する。特に欧州全体を代表する取り組みといえる、ベルギーの2都市における自転車推進政策のより詳細な成果や課題を掘り下げた上で、最後に日本に向けた示唆をとりまとめている。

なお、本報告書の作成のため、ベルギー・ブリュッセル首都地域政府、ベルギー・ゲント市の自転車政策の担当官、欧州最大の推進運動(アドボカシ―)団体である欧州サイクリスト連盟の担当者へのインタビューを行った。本報告書の情報源についてはできるだけ記載しているが、特段の記載がない場合にはインタビューによるものとする。

パート2目次
3:欧州都市の事例―具体的な成果と課題―
 3.1:ベルギーの事例
  3.1.1:ベルギー・ゲント
  3.1.2:ベルギー・ブリュッセル
4:日本への示唆

執筆者
小串聡彦
小串聡彦
スウェーデンのウプサラ大学大学院政治学修士号取得、欧州議会で研修生として勤務後、ブリュッセルの日系調査コンサルティング会社で働く。現在、日本でEU政策動向に関する研究活動に従事


配信について

今号(パート2)では、「欧州都市の事例―具体的な成果と課題―」、「日本への示唆」を配信いたします。

また、9月10日配信の150号では「執筆者、小串聡彦によるWEB講演」も予定しております。
こちらの方もご期待ください。


■欧州の自転車推進政策パート2
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=10885#part2

 


4.【告知】<大人の社会科見学>「リユース瓶」って何?

温暖化防止とごみ減量に役立つ 洗って使う「リユース瓶」って何?~洗瓶工場見学会~ 9/20(土)(9月20日(土)京都市)

洗って何度も使うリユース瓶は、ごみを減らし、温暖化防止に役立つ優秀な容器です。

環境先進国ドイツでは、国の政策としてリユース容器の利用がすすめられているため、わざわざ街中で探さなくても、リユース容器に入った飲み物を買うことができます。

しかし、日本ではその数が徐々に減ってきています。そこで、今回、リユース瓶を洗う「洗瓶工場」を実際に見学し、リユース瓶とは何か、リユース瓶の普及にかかわる問題を一緒に考えましょう。

終了後は、リユース瓶を使った飲み物で交流会をします(希望者のみ)。ご参加おまちしています。

<内 容>
・洗瓶工場の見学会
・お話:リユース瓶って何? どうやったらリユース瓶が広がるの?+質問タイム
株式会社 吉川商店 代表取締役/本会会員 吉川 康彦さん
・交流会(希望者のみ・有料)

■と き:
9月20日(土)午後2:30受付 午後3:00から5:30(交流会は午後5:30~)

■ところ:
吉川商店洗びん工場
〒612-8466 京都市伏見区下鳥羽城ノ越町70番地
★申込をくださった方には、詳しい行き方をご連絡します。

■定 員:
15人(先着順)

■参加費:
環境市民会員 500円/一般 800円
交流会参加費 1人1000円(簡単なソフトドリンク、アルコール、軽食)

■申込み:
必ず事前申込みをお願いします。申込みの際は、お名前、連絡先電話番号、FAX番号、メール、会員or一般、交流会の参加の有無を環境市民までご連絡ください。


■温暖化防止とごみ減量に役立つ 洗って使う「リユース瓶」って何?(9月20日(土)京都市)
http://www.kankyoshimin.org/modules/join/index.php?content_id=164

 


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ハイライフ研究所のメールマガジンHigh-LifeDATAFILEに関するご意見・ご感想は、info@hilife.or.jpまでどうぞ!

 


編集/発行 公益財団法人ハイライフ研究所
〒104-0061東京都中央区銀座1-8-14銀座YOMIKOビル8階
FAX:03-3563-8686
E-mail:info@hilife.or.jp


ご意見・ご感想がございましたら、
お問い合わせページまたはinfo@hilife.or.jpよりお知らせください。
ハイライフ研究所のメールマガジン
公益財団法人ハイライフ研究所のウェブページにアクセスくださりありがとうございます。
ハイライフ研究所では新しい報告書や連載記事、無料セミナーのご案内を毎月2回メールマガジンにて配信しております。ぜひ購読をご検討ください。無料お申し込みはこちらから。

公益財団法人ハイライフ研究所

アクセスランキング ベスト30