第四回 消費税アップ前の生活意識・生活観の実際
アベノミクス、災害、原発後などの不安もいっぱいの生活が
昨年夏頃から円安・株高が一段と進み、夏季・年末賞与の伸びはリーマンショック以降最高となり、また、企業の14年3月期の決算では大手企業中心だが過去最高益となることが確実視されている。
確かに、政府発表の現況の景気関連指標データを見る限り、景気の下降・停滞を示すデータは数少なく、現在の日本経済は、アベノミクスの筋書きに沿って進行しているようにも見える。
また、消費者もマスコミの調査や本調査を眺めると、消費税増税そのものに絶対に反対する人は少ないようだ。期待いっぱいのアベノミクスと消費増税は両立するのか大いに興味が湧くテーマだ。
年末・年始にかけて生活者や商業者の間で慌しい「駆け込み需要」の動きが出ている。
消費税増税の評価は、そのカギを握るのは生活者であるが、17年ぶりの消費税増税ということで企業・業界も少なくとも税率3%アップの値上げは避けられない。
今春は、久しぶりのベースアップが実施されるが、来年10月には消費税は10%となることが確実視されており、生活者の家計は必ずしも好転するわけではない。
約20年間、デフレの世の中で生活してきた生活者が、インフレ傾向に向かう社会に転じることが想定される中、実際の生活意識はどのようなものなのか、データファイル第四回では、増税前の都市生活者の生活意識や生活観を聞いてみた。
サンプル数は1800人、調査対象者は東京、大阪在住者である。
本レポート<連載>第四回では、アベノミクスや消費税増税で生活への影響を心配する都市生活者の生活意識調査の結果を報告する。
執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)
第4回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。
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