日本アジア共同研究プロジェクト
取材レポート「アジアの都市ライフスタイル新潮流」

日本アジア共同研究プロジェクト
取材レポート「アジアの都市ライフスタイル新潮流」
Japan-AsiaCollaborativeResearchProject
Study report “The New Trends in Asian Urban Lifestyle”

「マニラの都市ライフスタイル新潮流」(連載4回)
“The New Trends in Urban Lifestyle in Manila” (serial in 4 parts)


第4回「モータリゼーション前夜、そして日本との交流とフィリピンの未来」
Part4:Consumer Markets in the Advent of Motorization, Japan-Philippines Relations and the Future


DO My Hien
主執筆者 
Carlos Luis L. Santos(カルロス・ルイスL・サントス)

アテネオ・デ・マニラ大学 日本語講師 日本研究プログラム
<教育>
2009 – 現在:アテネオ•デ•マニラ大学 日本研究の修士課程
2009:日本語・日本文化のフィリピン研究所、翻訳とビジネス日本語コース担当
2008:日本語•日本文化のフィリピン研究所、集中日本語コース担当
2007:アテネオ•デ•マニラ大学卒、コミュニケーション人文科学、日本研究
<経歴>
現在-2010年:日本語インストラクター、アテネオ•デ•マニラ大学
2010-2012:翻訳/基本日本人インストラクター、MHIテクニカルサービス(株)
2009:奨学アシスタント、日本情報文化センター、フィリピン日本大使館
<研究テーマ>
翻訳、社会言語学、比較文化


■概要
 フィリピンは、中間層が育っていないと言われてきたが、この4~5年は堅調な経済成長が続き、また海外出稼ぎ労働者の送金額も増加し、新興中間層が多く生まれている。その結果、可処分所得が増大して、メトロマニラ(マニラ首都圏)の消費市場は活気を帯び始めている。

 まず注目されるのがモータリゼーション。自動車に憧れを持つミドルアッパー層が拡大し、所有により郊外での余暇を楽しむなどの新しいライフスタイルが登場している。

 また、食スタイルもバラエティに富んで、外食機会も多くなっている。フィリピン料理の特徴は、独自の料理文化に、マレー、中国、スペイン、アメリカ、そして最近では、中近東や日本の料理などが混合して独自の食スタイルを創り出している。しかし味付けは、甘み、塩味、酸味の三種類を自分好みでミックスするのである。

 日本との関係を見ると、フィリピンとは海を挟んで隣国であり、経済関係も密接になってきている。フィリピン人は、日本人に大変親近感を抱いているが、日本人は「治安が悪い」等のイメージが多く、ギャップが見られる。今後、フィリピンと日本は、経済的な関係だけでなく、教育や人材などの交流を通じて、相互に理解することが必要と思われる。

 フィリピンの将来は、様々な課題はあるものの、フィリピン人の気質である協調性や我慢強さ、そして英語力とコミュニケーション力を活かし、世界各国と良好な経済や外交関係が構築されると思われる。その互恵関係を通じて、フィリピンの新しい経済的価値や独自文化を創出することが大いに期待される。

 最終回の第4回は、活況を呈するメトロマニラの消費市場に焦点を当て、モータリゼーション前夜の状況、富裕層や中間層の食スタイルやコンテンツ文化について、そして日本との関係、フィリピンの未来について報告する。


■Summary
The Philippines, with a population composed of 30% poor, 60% in the low-income bracket, 9 percent in the middle-income bracket, and only1% wealthy, is said to be behind in development. However, due to the growth of domestic industries, IT-BPO industry and other overseas companies for the past 4-5 years, as well as the China plus one movement, the Philippine economy is enjoying a strong development that exceeds the other ASEAN countries. With remittances of approximately $24 billion yearly from over 10 million migrant workers (OFWs) increasing the disposable income of each household, the consumer market in the Philippines is starting to be revitalized. In particular, middle class consumer positive attitude towards car ownership is on the rise, and new lifestyles brought about by this trend are showing signs of expansion.

In this report, the status of the advent of motorization in the Philippines, changes in
consumer lifestyle, and Philippines-Japan relations as well as the future of the
Philippines will be discussed.

 

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■Principal Author Carlos Luis L. Santos
Lecturer:Japanese Studies Program
Ateneo de Manila University
Education:2009-present: MA in Japanese Studies, Ateneo de Manila University
2009: Translation and Business Japanese course, Philippine Institute of Japanese Language and Culture
2008: Intensive Japanese Language Course, Philippine Institute of Japanese Language and Culture
2007: Bachelor of Arts in Communication, Minor in Japanese Studies, Ateneo de Manila University
Work experience:2010 present: Japanese Language Instructor, Ateneo de Manila University
2010-2012: Translator/Basic Japanese Instructor, MHI Technical Services, Inc.
2009: Scholarship Assistant, Japan Information and Culture Center, Embassy of Japan in the Philippines
Research interests:Translation, Sociolinguistics, Comparative Culture

■共同研究者 古川一郎 一橋大学教授
Co-Researcher Furukawa Ichiro Hitotsubasi University Professor
福田 博 縄文コミュニケーション(株)
Fukuda Hiroshi Joumon communication Inc.

■編集・配信 公益財団法人ハイライフ研究所
Editing and Delivery Public-Interest Incorporated Foundation
Research Institute for High-Life


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