財団法人ハイライフ研究所メールマガジン

ハイライフ研究所メールマガジン 第134号

2014年1月15日配信  発行責任 公益財団法人ハイライフ研究所 事務局


<今号の内容>

1.【連載】 アジアのライフスタイル新潮流 マニラ編 第3回
2.【データベース】 都市の鍼治療|第3回配信
3.【講演】 スウェーデンの若者の政治参加
4.【告知】 第25回ハイライフセミナー開催のおしらせ(2/14 東京国際フォーラム)


 

1.日本アジア共同研究プロジェクト
取材レポート「アジアの都市ライフスタイル新潮流」
Japan-AsiaCollaborativeResearchProject
Study report “The New Trends in Asian Urban Lifestyle”

「マニラの都市ライフスタイル新潮流」(連載4回)
“The New Trends in Urban Lifestyle in Manila” (serial in 4 parts)


第3回「マニラ首都圏の発展と新興中間層のライフスタイル」
Part3:Development of Metro Manila and lifestyles of the new middle class

DO My Hien
主執筆者 
Carlos Luis L. Santos(カルロス・ルイスL・サントス)

アテネオ・デ・マニラ大学 日本語講師 日本研究プログラム
<教育>
2009 – 現在:アテネオ•デ•マニラ大学 日本研究の修士課程
2009:日本語・日本文化のフィリピン研究所、翻訳とビジネス日本語コース担当
2008:日本語•日本文化のフィリピン研究所、集中日本語コース担当
2007:アテネオ•デ•マニラ大学卒、コミュニケーション人文科学、日本研究
<経歴>
現在-2010年:日本語インストラクター、アテネオ•デ•マニラ大学
2010-2012:翻訳/基本日本人インストラクター、MHIテクニカルサービス(株)
2009:奨学アシスタント、日本情報文化センター、フィリピン日本大使館
<研究テーマ>
翻訳、社会言語学、比較文化


■概要
マニラ首都圏は、一時期の停滞から脱却し、現在、堅調な経済発展とともに、急速に都市化が進行している。そしてフィリピン国内から、また海外から多くの企業や人材を呼び寄せている。社会インフラの未整備やスラム問題など多くの問題を抱えているが、都市化の勢いは止まらない。マニラ首都圏の開発の特徴は、公的セクターではなく民間の財閥主導である。そしてオフィスビル、コンドミニアム、ショッピングモール等商業施設などの職・住・商の一体型大規模開発である。産業構造は、サービス産業が主体である。

新しく開発された市街地では、IT-BPOなどの海外BPO企業などに雇用される多くの高学歴の新興中間層が登場し、新しい消費市場が生み出され活況を呈してる。フィリピンは、富裕層1%、中間層9%、低所得層6割、貧困層3割と言われ、所得格差が大きく社会が停滞していたが、新興中間層の登場により、階層が流動化し始め活力を生み始めているのである。

第3回はマニラ市発展の歴史を振り返り、現在の都市化の状況、そして新市街地に居住する富裕層や中間層のライフスタイルについて、そして今後のメトロマニラの「都市力」について報告する。

 

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=109

 


2.【データベース】 都市の鍼治療|第3回配信

「都市の鍼治療」データベース

クリチバのジャイメ・レルネル元市長は、都市が抱える問題を手っ取り早く解決するべき方法論として「都市の鍼治療」を提唱しています。

多くの課題に直面する都市は、さながら病人のようです。そして、都市の鍼治療とは、その都市の病を根本的に治すことは難しいけれども、効果的に「鍼療法のように治す」ことは可能であるという考え方にもとづいた方法論です。

本データベースは、このレルネル元市長の「都市の鍼治療」という考えにのっとり、内外の「都市の鍼治療」事例をシリーズで紹介していきます。

鍼アイコン011 ライン・プロムナード(Rhein Promenade)

011 ライン・プロムナード(Rhein Promenade)

ドイツのノルドライン・ヴェストファーレン州の州都であるデュッセルドルフはルール工業地方の金融拠点として、ルール工業地方とともに発展していく。特に第二次世界大戦後は、徹底的に破壊された国土を牽引すべく、他のルール工業地方の都市とともに、アメニティより経済効率を優先した開発を推し進めていった。そのような中、市内を流れるライン川と旧市街地(アルトシュタット)とを分断するような形で、国道1号線が整備されることになる。この道路は、一日で6万台もの自動車が通行するほどの交通が行き交い、デュッセルドルフはライン川という、この都市の最も強烈なアイデンティティでもあるライン川とアルトシュタットという二つの資源が分断されてしまうことになった。

鍼アイコン012 パセオ・デル・リオ(Paseo Del Rio)

012 パセオ・デル・リオ(Paseo Del Rio)

サンアントニオはテキサス州三番目の都市で人口は100万人ほどである。サンアントニオは有名なアラモ砦の戦いでアメリカが勝利するまでは、スペイン領であったテキサスの首都であったこともあり、ヒューストン、ダラスとは全く異なる趣のある都市である。

鍼アイコン013 ローウェル・ナショナル・ヒストリック・パーク (Lowell National Historic Park)

013 ローウェル・ナショナル・ヒストリック・パーク (Lowell National Historic Park)

ローウェルはマサチューセッツ州の北西部にある人口10万人ほどの都市である。
この都市は、アメリカの産業革命の発祥地と言われる。イギリスで18世紀後半に興った産業革命は、アメリカに渡り、ボストンを中心に活躍していた起業家達の一部は、水力を使った機織り機を発明し、この機械を使う生産工場を建設していった。マリマック川が流れるローウェルにもそのような工場が多く、建設され、19世紀中盤にはアメリカ最大の機織り生産地となった。しかし、その後は新しい技術の導入や安い労働力のために、ローウェルは徐々に衰退していき、1960年代にはほとんどの繊維工場が閉鎖されてしまい、多くの若者も町から出て行ってしまった。

鍼アイコン014 鞆まちづくり工房

014 鞆まちづくり工房

NPO法人「鞆まちづくり工房」は、万葉時代から港町として発展してきた歴史と、江戸時代の街並みを引き継ぐ景観が保全されている広島県福山市の鞆の浦のまち資源を次代へと継承すべくまちづくりを提案し、実践している団体である。

鍼アイコン015 ごみ買いプログラム

015 ごみ買いプログラム

ブラジルの環境都市として知られるクリチバは、南半球は南回帰線上にある高原都市である。パラナ州の州都でもあり、その人口は180万人(大都市圏人口だと300万人強)である。
クリチバは1989年にジャイメ・レルネル氏が三期目の市長として当選してから、「環境都市」を施策目標として掲げる。しかし、クリチバのファベラの環境状況は御多分に漏れず、悲惨な状態にあった。特にファベラは市のごみ回収車が入れるような道はなく、結果、ごみは回収されずに放っておかれた。そして、ごみの放置による伝染病の蔓延、河川へのごみ放棄による河川汚染などの問題が生じていた。

 

取材・構成
服部圭郎 明治学院大学経済学部教授

制作・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 


3.【講演】スウェーデンに学ぶ、日本の再構築

◆スウェーデンの若者の政治参加

スウェーデンの若者の政治参加

スウェーデンの若者の政治参加

日本の選挙。投票率が伸びません。

特に若者の投票率の低さが際立っています。
前回の衆議院選挙では20歳代の投票率は37.89%。

一方で、60歳代は投票率74.93%。
20歳代の倍の投票率を記録し、しっかりと国政選挙に影響力を行使しています。

これでは政治家の顔が若者の方ではなく、年配者・高齢者の方を向くのも当然といえます。

一方でスウェーデンの若者の投票率が高いのに驚かされます。
前回2010年の総選挙では18歳ー29歳の投票率が79%を記録しています。

スウェーデンの若者はどうしてそんなに政治参加の意識が高いのでしょうか?

その理由をスウェーデン緑の党で活躍する若き政治家、ユーリ・シルヴァ氏(25歳)にたずねます。

また、スウェーデンで若者の政治参加を研究してきた、日本のふたりの若者にもお話を伺います。

シリーズ「スウェーデンに学ぶ、日本の再構築」。
今回のテーマは「スウェーデンの若者の政治参加」です。


スウェーデンの若者の政治参加
http://www.hilife.or.jp/sweden/?p=740

動画URL:http://youtu.be/m-o8KgaNsdI

■シリーズ「スウェーデンに学ぶ、日本の再構築」
<スウェーデンの若者の政治参加>

出演: ユーリ・シルヴァ、小串聡彦、両角達平

取材・構成: 熊倉次郎(「スウェーデンに学ぶ、日本の再構築」取材班)
制作統括: 萩原宏人(公益財団法人ハイライフ研究所)

◆本映像をご覧になる方へ:

関連映像として以下の番組もあわせてご覧になると、スウェーデンにおける市民生活と政治、選挙の実際をより詳しくご理解いただけます。

「スウェーデンの市民生活と政治」
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=6137

 


4.【告知】第25回ハイライフセミナー開催のおしらせ(2/14 東京国際フォーラム)

第25回 ハイライフセミナー 「郊外に明日はあるか-持続可能な郊外居住をめざして」

第25回 ハイライフセミナー 「郊外に明日はあるか-持続可能な郊外居住をめざして」


◆開催趣旨

  戦後、東京圏は郊外へと拡張していき、郊外の田畑、森林は住宅地へと変容していった。しかし、これから人口縮小が進展していき、高齢化が進んでいく中、東京の郊外はその成長を維持してきた開発圧力を喪失し、潮が引いていくような縮退圧力を受けることになる。そのような状況下において、郊外をいかに持続可能なものとするのか。しかも、その持続性を高めるプロセスにおいて民間ビジネスの参入チャンスはあるのか。本セミナーでは多角的な視点から、郊外の持続可能性を高めるアプローチを検証していきたい。

◆日程: 2014年2月14日(金)
◆時間: 15:00~18:00
◆会場: 東京国際フォーラム ホールD1(定員100名)東京国際フォーラムへのアクセス
◆料金: 無料(要事前申込み・定員100名)※セミナー申込みフォームからお申込みください。
◆問合せ: 電話03-3563-8686 (ハイライフセミナー事務局 高木・木村)
◆主催: 公益財団法人ハイライフ研究所
◆協力: 株式会社読売広告社


プログラム
<プレゼンテーション>
◆縮退する郊外はどう生きていくか
若林幹夫 / 早稲田大学教育・総合科学学術院教授

◆郊外居住ビジネス動向
榎本元 / 読売広告社・都市生活研究所

◆成熟に向けた郊外居住の戦略
大月敏雄 / 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授

<パネルディスカッション>
◆郊外に明日はあるか~持続可能な郊外居住をめざして
パネリスト 若林幹夫 / 榎本元 / 大月敏雄 
コーディネーター 服部圭郎 /明治学院大学経済学部教授


講演者プロフィール

若林 幹夫(わかばやし みきお)/ 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
1962年東京生まれ。東京大学教養学部相関社会科学分科卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程中退、博士(社会学)。専門は社会学、都市論、メディア論、新刊に『モール化する都市と社会 巨大施設編』、著書に『郊外の社会学』、『都市のアレゴリー』、『未来都市は今』、『地図の想像力』、『漱石のリアル』、『〈時と場〉の変容――「サイバー都市」は存在するか?』、『東京スタディーズ』(共編著)ほか。

榎本 元(えのもと はじめ)/ 読売広告社・都市生活研究所所長
1961年愛知県生まれ。広島大学工学部卒業後、中堅広告代理店を経て現職。コミュニケーションの専門家として20年以上、不動産開発・都市開発(大規模集合住宅・商業施設・複合施設・リゾート開発等)を中心に、まちづくりの開発コンセプトの構築や商品企画、販売広告戦略など、生活者を街の主軸に捉え、都市暮らしのみらいを予見しながら、トータルなコンサルティング業務に携わる。共著に『シビックプライド-都市のコミュニケーションをデザインする』。

大月 敏雄(おおつき としお)/ 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授
1967年福岡県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院博士課程単位取得退学。博士(工学)。横浜国立大学工学部建設学科助手、東京理科大学工学部建築学科准教授を経て現職。専門は建築計画、住宅地計画、ハウジング。主な著書に『3.11後の建築と社会デザイン』、『集合住宅の時間』、『復興まちづくりハンドブック』ほか。

服部 圭郎(はっとり けいろう)/ 明治学院大学経済学部教授
1963年東京都生まれ。東京大学工学部卒、カリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部修士課程修了。民間シンクタンクを経て現職。専門は都市デザイン、都市計画、フィールドスタディ。主なプロジェクトは、マレーシア新都市サイバージャヤのマスタープランなど。著書に『若者のためのまちづくり』、『道路整備事業の大罪』、『人間都市クリチバ』、『サスティナブルな未来をデザインする知恵』ほか、共訳に『都市の鍼治療』ほか。


◆申込み・問合せ
ハイライフ研究所ホームページのセミナー申込みフォームから送信してください。
または以下のチラシに必要事項をご記入の上、FAXでお送りください。


セミナー申込みフォーム
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=8946#form

チラシ(PDFファイル)
http://www.hilife.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/HL25.pdf

 


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