近未来消費研究Report

研究報告の概要

 人口減少・高齢化が進む現在、消費スタイルの変化が流通のあり方をも変化させており、その実態を研究することは、当財団の事業理念である「都市生活者のよりよい生活の実現への貢献」に基づいた将来の生活者研究という試みのみならず、流通やメーカー、生産者に対しても新たな示唆を提供することにも繋がる重要な取り組みであると考える。
 近未来において、人口減少や高齢化、単身世帯の増加などの影響を受けることは言うまでもなく、量的にも質的にも消費と密接な関係にあり、急速なスピードで変化している。消費者は新たな消費体験に喜びを覚える一方、小売業は生き残りをかけて消費者対応に取り組むと同時に、新たな消費スタイルの創造という使命のもと、消費を牽引することにも力を注いでいる。
 本研究では、現状の消費実態とそれと密接に関係する流通の実態を明確化し、近未来の消費がどの様な問題を抱えどのような課題に直面するのかを「次世代高齢者調査」「食卓写真調査」「購買履歴データ」の分析から導き出し、同時に国内外の小売業の実情を様々な視点から分析をし、課題解決に向けての提言を行った。

2017年度 研究体制

研究協力

研究報告一覧

2017年度

2016年度