立澤芳男の生活・社会総括レポート

第4回 消費社会-情報消費社会になった日本

新しい消費社会に突入。消費不況ではなく消費の二極化

バブル経済とその崩壊から始った90年代から約20年の歳月を重ねたが、景気低迷が続き、いまもなお、停滞したその空気から抜け出すことができていない。

翻ってその20年間を振り返って見ると、世界経済や日本経済に大きな影響を与えた出来事が二つある。

ひとつは、社会主義経済圏が崩壊したことである。それは、資本主義国は安い賃金で生産性の高い労働力を大量に迎え入れることになったというグローバル経済を生み出した。

もうひとつは、IT革命だ。ITの登場は、単に産業構造を変えただけでなく、一般の人々の生活をも変えてしまい、80年までのインフラの中心だった電力に並んで、ITもあらゆる経済活動に影響する社会基盤として人々の生活に欠かせないものに成長し浸透した。

消費は80年代末のバブル経済でバブル消費に沸騰したが、その直後の90年代はじめにバブル経済が崩壊し消費は萎縮している。

そして、その後日本の社会は経済も消費も「失われた10年」を経験、2000年代に入っても、一時景気回復が見られたが、いまだ経済も消費も低迷を続けている。

この20年間、いまだ浮上せずの日本の社会は何かが大きく変わっている。何かが変ってしまっているのである。今回のレポートは、日本が新しい消費社会に突入してしまっているという仮説に立ち、日本のこの20年間の消費社会の変遷とその新しい動きを分析してみた。

 立澤芳男のHigh-Life 生活・社会総括レポート21 第4号

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