2004年度研究報告


持続可能な社会を目指して ―環境と都市のライフスタイル研究 その2


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現在のわが国では、少子高齢社会、人口減少社会を前にして、社会保障制度をどう再構築するか?グローバル経済の谷間にある地域社会をどう再生するか?について至るところで論議されている。これは世界各国が抱える課題でもあり、共通の特効薬はない。どう社会を構築するか?という現在進行形の社会的な問題である。本研究は「環境的に持続可能な社会」と「持続可能な少子高齢社会」の双方を実現するための知見を得ることを目的にしている。

第1章 日本の社会保障の現状と将来
1.社会保障の現状
2.社会保障の仕組み
3.日本の社会保障の今後の方向

第2章 現代の高齢者問題
1.高齢社会の課題
2.高齢者のライフコース
3.高齢者福祉の問題点(家族介護の行方)
4.高齢者住宅、福祉(介護)施設の状況
5.介護・福祉サービスの行方

第3章 人口減少社会の地域運営を考える
1.人口減少社会の到来-常識が変わる
2.地域社会の現場では
3.地域社会の再構成の必要性
4.「地域ファンド」による地域力の醸成
5.地域通貨による地域運営への試み
6.おわりに

第4章 現代における地域社会(コミュニティ)形成の方向
1.環境問題の発展段階と環境政策
2.持続可能は地域社会(コミュニティ)づくりのために
3.要素別エコタウン形成(コミュニティづくり)の方向)

4.コミュニティづくりの課題
第5章 パッシブエコタウン
1.現代の省エネ、省資源策
2.アプローチ方法
3.パッシブエコタウンの方策
4.今後の展望

第6章 持続可能な地域社会に向けて
1.少子高齢化社会の課題
2.産業社会のモデルを巡って
3.持続可能な地域社会への取り組み
4.まとめ

研究体制:
中田 裕久 (財)ハイライフ研究所 客員研究員 (第6 章)
市川 昭彦 (財)省エネルギーセンター (第4 章)
北川 泰三 (財)日本地域開発センター 主任研究員 (第3章)
竹内 良一 (株)荏原製作所
総合・ソリューション事業統括第二技術計画室長 (第5章)
小田 輝夫 (財)ハイライフ研究所 特別研究員 (第1 章)
小坂井達也 (財)ハイライフ研究所 特別研究員 (第2章)
(財)ハイライフ研究所 事務局

(敬称略・肩書は当時のもの)





世代間交流の活性化による新たなコミュニティ形成に関する研究


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具体的な事例から世代間のコミュニケーションギャップの状況を把握し、その原因を追求するとともに、交流間交流を促進し、活性化する方策を研究する。結果としてそこから新たな社会サービスが出現する可能性を探る。

第1章 研究目的
1.1 研究の背景
1.2 研究目的

第2章 世代間交流の変化
2.1 地域における世代間ギャップとは
2.2 世代間ギャップをおこす要因
2.3 世代間交流の意識

第3章 世代間交流の現状
3.1 調査概要
3.2 ヒアリング記録
3.3 ヒアリング結果のまとめ

第4章 世代間交流の事例調査
4.1 廃校利用のあたらしいがっこう(山形県朝日町)
4.2 学生助っ人隊(山形県西川町)
4.3 とみおか連(横浜市金沢区)
4.4 長井まちづくりNPO センター(あやっか)(山形県長井市)
4.5 セントラルイースト東京(東京都千代田区・中央区)
4.6 アサザプロジェクト─霞ケ浦の浄化─(茨城県霞ケ浦地域)
4.7 森の聞き書き甲子園(全国)
4.8 その他の世代間交流の事例

第5章 世代間交流を促進するための社会サービスの可能性
5.1 自治体からみた社会サービス
5.2 民間からみた社会サービス

第6章 座談会─世代間交流を促進させるには

研究体制:
企画推進
長谷川文雄 東北芸術工科大学大学院長

研究協力:
檜槇 貢 作新学院大学教授
斎藤 裕美 多摩大学教授
山畑 信博 東北芸術工科大学助教授
小山田裕彦 シンク・コミュニケーション
財団法人ハイライフ研究所

(敬称略・肩書は当時のもの)





「ジャパニーズ家族の行方」に関する調査研究


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団塊世代の家族が日本の社会でどんな役割を果たしたのか、どのようにして標準モデル化され崩れ始めたのか、また、日本の家族の象徴的存在であった団塊世代が描いてきた「理想の家族」とはなんだったのか。それらを調査研究する中から、日本の「新・ジャパニーズ家族」像を描いてみる。

第Ⅰ部還暦を迎えた日本の家族
―日本の家族をめぐる環境の変化・構造の変化を探る―

Ⅰ-1 日本の家族の状況変化
―人口動態と世帯動向およびその潮流からみた日本の家族
Ⅰ-2 日本の家族の構造的変化と新しい動き
―金属疲労を起こしている現代のニッポンの家族

第Ⅱ部多様化する日本の家族
―生活価値観の多様化に混乱する日本の家族―

Ⅱ-1 世代別に見る現代家族の現状及び比較
―読売広告社「Canvass 調査」から
Ⅱ-2 世帯形成拡大と解体の方向
―進むニッポンの家族の解体と分化―
Ⅱ―3 家族の変質とそのトレンド
Ⅱ―4 「家族の姿」海外比較
―諸外国と日本の家族類型比較

第Ⅲ部日本の標準モデル家族の変質
-団塊ニューファミリー家族の履歴書

Ⅲ―1 「テレビホームドラマ」に見るニッポンの家族
Ⅲ-2 日本のニューファミリー家族の履歴書

第Ⅴ部まとめ浮遊する日本の家族
「新・ジャパニーズ家族」

研究体制:
企画推進
立澤芳男(有)マーケット・プレイス・オフィス代表
加藤信介(財)ハイライフ研究所
萩原宏人(財)ハイライフ研究所
高木麻紀子(財)ハイライフ研究所

研究協力:
上野昭彦(株)読売広告社マーケィング本部

(敬称略・肩書は当時のもの)





「リタイアドシニアの財布構造」調査研究 -シニア夫婦の財布、決定権はどっち?-


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定年期になって財布管理者は誰になるのか。家へ帰ってきた夫なのか、それとも妻なのか。夫の収入は妻のものなのか、夫のものなのか。はたして資産は誰のものなのか。資産は夫が自由に使えるものなのか、そうではないのか。日常を豊かにすることと、いざというときに備えることが、収入と資産の財布の中でどう判断されるのか。

A調査研究のフレーム
B調査結果
<財布の構造について>
(1)夫婦の年収
(2)夫婦の収入源
(3)夫婦の金融資産
<支出について>
(1)「日常を豊かにする」ための支出
(2)「ここぞ」という時の支出
<夫婦のお金に関する意識>
(1)収入についての考え方
(2)金融資産についての考え方
<家計管理のタイプ>
(1)4 つの分類
(2)財布のパターン別収入・資産実態と意識
C.結果の要約
D.提言
<資料編>

研究体制:
企画推進
高橋洋一郎(株)パワーウィングス
加藤信介(財)ハイライフ研究所
萩原宏人(財)ハイライフ研究所

研究協力:
上野昭彦(株)読売広告社 ソリューション開発局R&D部

(敬称略・肩書は当時のもの)





「シニアマーケティング最前線」講演会 ―パワーシニアへ向けた市場開発状況と事例―


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第一部「シニアマーケティング最前線」


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1.はじめに
2.元気なシニアの特徴
3.田舎暮らしは、「希望率」は高い
4.「ターゲットシニア」に絞り込む
5.「リ・スタイル」シニアをとらえるキーワード

第二部「雑誌『ゆうゆう』がつかんだシニア女性たち」


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1.「ゆうゆう」の紹介とその成長の理由
2.「ゆうゆう」創刊から現在まで
3.これからの日本の社会[夫や親、子供世代]をリードしていくであろう、50 代からの女性たちの真実を知るための八つのキーワード
4.50歳代の女性が進化している

研究体制:
講師:
高橋洋一郎氏(株式会社パワーウィングス代表取締役)
古戸卿子氏(株式会社主婦の友社「ゆうゆう」編集

財団法人ハイライフ研究所

(敬称略・肩書は当時のもの)



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