大変貌する東京の街々|立澤芳男の都市生活データで読む日本の実態シリーズ

大変貌する東京の街々
第5回 坂道から平面立体の新しい街づくりがスタートした渋谷

wikipedia Skyscrapers of Shinjuku 2009

1958年(昭和33年)に都心の業務機能の分散の観点から、池袋、新宿、渋谷の3地区は、東京都心の機能分散を目的に『副都心』に指定された。
その後、日本の高成長経済期を境として、新宿と池袋の副都心は都市開発投資が進み、現在、都心の銀座や日本橋地区の顧客動員力や商業力を大きく上回っている。
しかし、渋谷は何故か『副都心』という名称にふさわしい動きが見られなかった。
渋谷では、都市問題の解決という視点ではなく、当時人口の多数を占めていた若者のライフスタイルや感性の変化に応じた街づくりが行われてきた。

しかし、現在、渋谷を育ててきた東急百貨店、西武百貨店、パルコ、109など大型商業の渋谷での売上高は低迷し続けている。
そんな中、2008年(平成20年)に池袋・新宿・渋谷の三大副都心を縦断する地下鉄路線が「副都心線」の名称で開業し、やっと地域プロジェクトがスタートした。
都心部や新宿・池袋では、2000年代に入ってから都市再開発プロジェクトが次々竣工・実行されている。
渋谷は約10年遅れの都市開発事業である。

渋谷では、副都心線の乗り入れに続き、高層複合ビル「ヒカリエ」が2012年4月開業し、『渋谷駅大改造計画』(2026年完成)の建設工事がスタートした。
渋谷にとっておそらく最大にして最後のプロジェクトになるが、都心部や新宿・池袋との都市間競争のトリガーとなるのか注目される。

今まで東京に於ける地域間競争を避けてきた渋谷は都市間競争に巻き込まれることになる。
今まで個性的な街づくりをしてきた渋谷はどうなるのか、渋谷の街づくりの過去~未来を見る。
東京スカイツリー、東京駅舎復元、台場シティーなどなどの東京名所同士間の顧客獲得・動員力競争に打ち勝てるのか、それも見所である。

 

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

第5回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。

 第5回 坂道から平面立体の新しい街づくりがスタートした渋谷

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