大変貌する東京の街々|立澤芳男の都市生活データで読む日本の実態シリーズ

大変貌する東京の街々
第3回 自己増殖から自己分裂へと進む新宿副都心

wikipedia Skyscrapers of Shinjuku 2009

この数年で、東京は観光地としての魅力が一気に高まり、東京スカイツリーの開業は、そのダメ押しとなったようだが、今後は、新東京名所同士間の顧客獲得・動員力競争がはじまる。
これらの大量動員型大型施設の建設ラッシュは、東京の都心部や副都心部にどのような影響を与えるのか。

21世紀に入ってからというものの、新宿と池袋や渋谷の副都心の街づくり再生のテーマは、丸の内・銀座などの都心部に主導権を奪われたままでいる。
副都心は新都心として、再生をスタートさせた旧来の都心にどう対抗するのか。

副都心の最優等生であった新宿副都心は、高度経済成長の波に乗り自己拡大・増殖をし続け、昭和の末期までに隣接する四谷、中野、代々木まで新宿の繁華街として加え、影響下に収めた新宿は、量的な意味において、「副都心」から「新宿・新都心」へという名にふさわしい新・新宿となっている。

経済復興と成長のため、そして、東京のさらなる拡大のため、都心部集中型の都市機能から分散型都市にすべく誕生した副都心。
その一つであった新宿は、高成長経済期以降、年を重ねるたびにオフィスや商業ビル投資が行われた。
バブル期には投資先は隣接する街へと波及して、新宿の繁華街は四方八方につながり「大新宿」と化した。
しかし、バブル崩壊以降、新宿エリアはバブル処理に追われ、投資は一段落している。
放漫的に自己拡大してしまった今の新宿副都心は、内部的にエリアのブロック化が進み、現在、大新宿では自己分裂が始まっている。

今回は、副都心に指定されて以来、半世紀もの間、副都心でも最も優等生であった新宿副都心に焦点を当てた。

新宿駅乗り入れ各社の一日あたり乗降客の合計が300万人を優に超える日本の最大の巨大なターミナルともいうべき「新宿副都心」についてその過去と現在、未来をみる。
次号は「池袋副都心」を分析する。

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

第3回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。

 第3回 自己増殖から自己分裂へと進む新宿副都心

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