都市生活者の生活意識・ライフスタイルの実際2011|立澤芳男の都市生活データで読む日本の実態シリーズ

都市生活者の生活意識・ライフスタイルの実際2011
第3回 大震災・原発事故から約10ヶ月!
都市生活者のビヘイビアとその後?


執筆:マーケット・プレイス・オフィス代表 立澤芳男

昨年の2011年3月11日に東北地方を大地震と大津波が襲った。
あれから10ヶ月経過し、現在の日本人の生活はどう変わったのか。
人々は震災で一瞬にして自分の大切な人やモノ、街を失った被災者の様子をテレビやインターネットを通して目の当たりにしたが、その後、今までにない生活行動が浮上してきた。人々は根本的価値観を共有できる人と絆を深め、それと結びつくモノやサービスに消費をするようになった。
今年度の「都市生活者意識調査2011」(2011年10月実施)では、特別に東日本大震災をテーマに東京在住者及び大阪在住者を対象に、大震災や原発事故をどう受け止めたのかどのように生活対応をしているのか、生活価値観はどう変わったのかを聞いている。

注目したことのひとつは、未曾有の大災害(東日本大震災と原発事故)を、東京在住者と大阪在住者(平成7年1月17日に阪神大震災を経験)は、それぞれどう受け止めたのか、そして現在どのようなことに関心を示すのかを「地域差」としてみること。
もう一つは、東京在住者は誰でもが直接的・間接的に被害を受けたが、震災当日の行動はどうしたのか、そして震災後の生活はどうなっているのかについて、世代差(=年齢別)を見ることであった。

実際に、アンケート調査や聞き取り調査の結果を見てみると、人々の心の変化が見えてくる。昨年2011年は「東日本大震災と原発事故が起こった年」として、おそらく100年後も人々に記憶されるだろうし、原子力発電も含め、「歴史の転換点」として位置づけられるだろうが、今年はその東日本大震災と原発事故から二年目を迎える。
今まで立ち止まって考えることがなかった「自分にとって大切な人はだれか」「自分にとって重要なことは何か」ということに思いを巡らせ根本的な自分の価値観が問われた中。今年はどうなるのか?注視する必要がある。

 

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

第3回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。

 第3回 大震災・原発事故から約10ヶ月!都市生活者のビヘイビアとその後?

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