商業と都市生活

第6回 魅力ある動員施設を行く!

史上最大が大好きな中国では「上海万博」が、大阪万博の記録を超える7000万人の入場者を閉会1週間前に達成している。昇竜経済国家中国の象徴的出来事だ。また、日本では今年の10月に、旅客数が約6673万人(一日あたり約18.2万人)ある羽田国際空港に新国際空港ターミナルビルが完成し、アジアのハブ(拠点)空港化の準備が整った。グローバル化する日本経済社会が後押ししたわけだ。
しかし、目を国内に転じれば、消費低迷、人口減少と世代交代で消費行動や市場が大きく変化している。社会全体に供給過剰があらわになり、東京の有楽町や京都の四条河原町にある百貨店が撤退する。また、デジタル社会でIT化が進展し、生産現場も流通チャネルの現場も最終需要者の現実も大きな転換を迫られている。現在の日本社会、特に消費やサービスの現場ではデフレが進行し売上高が減少し、小売・飲食・サービス業での撤退・廃業・事業転換など新陳代謝が激しい。いずれも値引きを行うが一向に売上減は止まらない。
売り上げ減でパワーダウンした小売業・飲食・サービスを見ると共通する問題として「動員力」についての理解や信頼を失っているケースは多い。また、培ってきた売上げの礎である動員力に対する評価をしない面があるようだ。最終回、本レポートでは、百貨店やショッピングセンター、余暇レジャー文化施設などさまざまな消費・レジャー行動に関連する施設の「動員力」の実態を追った。

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