ハイライフ研究所メールマガジン 第28号

2009年8月21日配信  発行責任 財団法人ハイライフ研究所 事務局

皆様、夏休みの取得状況はいかがでしょうか。

すでに取得済みの方、一部取得の方、9月の第2のゴールデンウイークでまとめて取得予定の方、このメルマガは通常2週目と4週目との発行ですが、今月はお盆休みいただき3週目(8月21日)と4週目(8月28日)の発行となります。

今回の巻頭は、英語の勉強です。

今月初めに一部の報道で話題になった、オバマ大統領の発言をめぐる翻訳の問題について勉強しましょう。

7月27日にワシントンで開かれた「米中戦略・経済対話」で、オバマ大統領は「『米中関係が世界のどの2国間関係より重要だ』と述べた」と日本の一部メディアで報道されました。

この件で、外務省が在京米大使館に確認したところ、大統領は「どの2国間関係にも劣らないほど重要だ」と述べていたことがわかりました。

発言内容をちょっと詳しくみてみると、

President Barack Obama, opening U.S. talks with a high-level delegation of Chinese government officials, said Monday that ties between the two countries are ‘as important as any bilateral relationship in the world.’

(WASHINGTON POSTより引用)

この発言なかで、

ties between the two countries are ‘as important as any bilateral relationship in the world.’

という部分を、「米中関係が最も重要である」と訳してしまったようです。

本来なら、「(米中の)2国間関係は他のどの関係と同じく重要である」となりそうなものですが、どういうわけか前述のような翻訳で報道されたようです。

いかがでしょうか。政治的発言の翻訳は、非常に微妙ですね。

というわけで、今日の巻頭は英語の勉強でした。

However, major languages go a long way.

参考サイト:WASHINGTON POST
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/07/27/AR2009072700937.html?wprss=rss_nation


<今号の内容>

1. 助け合えるまちのために 港区港南地区の取り組み
2. コンテンツが形成するライフスタイル研究
3. ブラジルの環境首都・クリチバ
4. 持続可能な社会を目指して ―環境と都市のライフスタイル研究 その2―
5. 新刊書のおしらせ 『環境首都コンテスト 地域から日本を変える7つの提案』
6. 第9回日本の環境首都コンテスト 参加自治体募集




東京生活ジャーナル

まちづくりフィールドレポート Vol.2
助け合えるまちのために 港区港南地区の取り組み

今月は先月に引き続き、港区の港南防災ネットワークを取り上げます。港区港南地区は、住民が主体になることで、地域を取り巻く環境の急激な変化にも耐えうる、しなやかで強いネットワークを形成しています。今月は、そのようなネットワークを形成することが出来た背景や仕組み、さらには、現在抱えている課題について、ネットワークづくりに当初から関わってきた、防災コンサルタントの若林直子氏に詳しくお話していただきます。

東京生活ジャーナル/まちづくりフィールドレポート
http://www.hilife.or.jp/journal2/


/?p=461″>紹介画像

概要説明
長谷川 文雄 JR東日本・フロンティアサービス研究所所長

総論 
水鳥川和夫 東北芸術工科大学 大学院教授

事例調査
小山田裕彦 株式会社シンク・コミュニケーションズ 取締役

コンテンツユーザー調査
小山田裕彦 株式会社シンク・コミュニケーションズ 取締役

コンテンツサプライヤーの動向 任天堂株式会社
小山田裕彦 株式会社シンク・コミュニケーションズ 取締役

コンテンツサプライヤーの動向 株式会社バンダイナムコゲームス
國井昭男 株式会社情報通信総合研究所 主任研究員

利用者を巡る情報環境の動向
國井昭男 株式会社情報通信総合研究所 主任研究員

研究者による対話
長谷川 文雄 JR東日本・フロンティアサービス研究所所長
水鳥川和夫 東北芸術工科大学 大学院教授
小山田裕彦 株式会社シンク・コミュニケーションズ 取締役
國井昭男 株式会社情報通信総合研究所 主任研究員

研究総括
長谷川 文雄 JR東日本・フロンティアサービス研究所所長

(敬称略・肩書は当時のもの)

詳しくは以下のURLをご覧ください。

/?p=830″>映像報告 ゴミと野菜の交換プログラム」に対して、
『人間都市クリチバ』の著者である、服部圭郎先生(明治学院大学経済学部准教授)からコメントをいただきました。

■映像報告へのコメント3 「緑地政策 成功の理由」

・クリチバ流 公園整備の予算獲得術
・公園用地と不法占拠
・ヒツジが起用された理由

お話:服部圭郎 明治学院大学准教授

制作・配信:財団法人ハイライフ研究所

詳しくは以下のURLをご覧ください。

4. ハイライフ研究所の研究報告書より 
持続可能な社会を目指して ―環境と都市のライフスタイル研究 その2―(2004年度研究)

目次

第1章 日本の社会保障の現状と将来
1.社会保障の現状
2.社会保障の仕組み
3.日本の社会保障の今後の方向

第2章 現代の高齢者問題
1.高齢社会の課題
2.高齢者のライフコース
3.高齢者福祉の問題点(家族介護の行方)
4.高齢者住宅、福祉(介護)施設の状況
5.介護・福祉サービスの行方

第3章 人口減少社会の地域運営を考える
1.人口減少社会の到来-常識が変わる
2.地域社会の現場では
3.地域社会の再構成の必要性
4.「地域ファンド」による地域力の醸成
5.地域通貨による地域運営への試み
6.おわりに

第4章 現代における地域社会(コミュニティ)形成の方向
1.環境問題の発展段階と環境政策
2.持続可能は地域社会(コミュニティ)づくりのために
3.要素別エコタウン形成(コミュニティづくり)の方向)

4.コミュニティづくりの課題
第5章 パッシブエコタウン
1.現代の省エネ、省資源策
2.アプローチ方法
3.パッシブエコタウンの方策
4.今後の展望

第6章 持続可能な地域社会に向けて
1.少子高齢化社会の課題
2.産業社会のモデルを巡って
3.持続可能な地域社会への取り組み
4.まとめ

研究体制:
中田 裕久 (財)ハイライフ研究所 客員研究員 (第6 章)
市川 昭彦 (財)省エネルギーセンター (第4 章)
北川 泰三 (財)日本地域開発センター 主任研究員 (第3章)
竹内 良一 (株)荏原製作所
総合・ソリューション事業統括第二技術計画室長 (第5章)
小田 輝夫 (財)ハイライフ研究所 特別研究員 (第1 章)
小坂井達也 (財)ハイライフ研究所 特別研究員 (第2章)
(財)ハイライフ研究所 事務局

(敬称略・肩書は当時のもの)

PDF形式の研究報告書は以下のURLよりご覧いただけます。
http://www.hilife.or.jp/pdf/cnt.php?url=20041


5. 新刊書のおしらせ

環境首都コンテスト
地域から日本を変える7つの提案

環境首都コンテスト

書籍名 『環境首都コンテスト 地域から日本を変える7つの提案』
出版社 学芸出版社 
価格 2,200円+消費税

本書は2001年から実施されている「環境首都コンテスト」の活動を通じて蓄積された、持続可能な地域社会づくりを実践している自治体の先進事例をもとに、「持続可能な社会をつくる7つの提案」をまとめたもの。

※環境首都コンテストについて詳しくは
http://www.kankyoshimin.org/jp/mission/ecocity/ecocap/index.html

持続可能な社会をつくる7つのポイント

1 人を活かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組み立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を統合化する
7 率先例をつくりだす

詳細については、是非書店でお求めいただき「地域から持続可能な社会づくり」のテキストとしてお使いいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。


6. 第9回日本の環境首都コンテスト 参加自治体募集

環境首都コンテスト全国ネットワークからのお知らせ

環境自治体づくりを応援する
~持続可能な地域社会をつくる~

第9回日本の環境首都コンテスト 
参加自治体を募集しています。

応募開始 2009年8月10日(月)
回答期限 2009年11月16日(月)
結果発表 2010年3月
参加無料

回答書類は申し込んだ自治体にお送りします。

参加自治体には、先進事例集、映像版先進事例集DVD、報告書
、結果分析ツールをご提供します。

詳しくは
http://www.eco-capital.net

環境首都コンテスト全国ネットワークまで


編集後記 

温泉街の空に開く大輪の花に薫る歴史のロマン

今日(8月21日)は、弘法大師奉納花火大会

天候不順な夏を過ごし、すでに朝晩は秋風が吹くこのごろ。
関東では7月に隅田川の花火大会、8月は江戸川花火大会、神宮外苑の花火大会、東海では7月に豊橋祇園祭花火大会など、大きな花火大会はすでにほとんどが終わっていますが、メルマガ配信の今日(8月21日)は、静岡県伊豆市修善寺温泉街でユニークな名前の花火大会が開かれます。その花火大会は「弘法大師奉納花火大会」。

地元で「お弘法さん」と呼ばれ親しまれている弘法大師。その霊を慰めるため奉納されている花火大会なのです。

修善寺温泉は、今から1200年ほど前、この地を訪れた弘法大師が、桂川の水で体を洗っている病気の少年を見て「川の水では冷たいだろう」と、手にした独鈷(とっこ)という仏具で川の中の岩を打ち、温泉を出したという伝説に始まる。花火は温泉街の空を明るく染め、山々に轟音を響かせる。フィナーレは桂川に仕掛けられた約100mのナイアガラ。光の滝が美しく流れ落ち、見る者を神秘の世界へと誘う。

http://local.goo.ne.jp/season/hanabi/id_58915/details.html(goo地域情報より)

花火見物がまだの皆様、今から間に合えば是非行ってください。

最後の大きめな花火をご覧になりたい方へ。9月に諏訪で花火師による新作花火大会があります。秋の花火をお楽しみください。

http://www.suwako-hanabi.com/shinsaku/27th_top/index.html


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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