ハイライフ研究所メールマガジン 第20号

2009年4月17日配信  発行責任 財団法人ハイライフ研究所 事務局

IOC(国際オリンピック委員会)の東京視察が行われました。
東京が候補地として苦労している最大の点は、人々の
関心の低さにあると言われています。都会人の、他人や自分と
関係ないことに対しての無関心さは昨今に言われ始めたことではありません。
様々な都市をまわってこられ、国際的な観察力を持つ委員の方々に東京は
どのように映ったのか気になるところです。(Schneehase)


<今号の内容>

1. 東京生活ジャーナル
2. ユビキタス時代における暮らしのあり方に関する研究
3. ブラジルの環境首都・クリチバ
4. 家事の社会サービス化、社会サービスの家事化に関する研究




東京生活ジャーナル

東京生活ジャーナルの新シリーズがはじまります!

新シリーズ「まちづくりリーダーに聞く」

今年度の「東京生活ジャーナル」は、
地域で住民視点からのまちづくりをリードしている人々へのインタビューをお送りしてまいります。

第一弾は銀座街づくり会議の竹沢えり子さんです。

長年、銀座に関わる人々と「銀座らしさ」とは何かを議論してこられ、
昨年、銀座にふさわしい景観やデザインの指針となる「銀座デザインルール」を発行されました。

この「銀座デザインルール」にこめられた思いや、これからの課題について、
あますところなく語っていただきました。

新シリーズ「まちづくりリーダーに聞く」は近日公開予定。
本メールマガジンでもご案内してまいります。

ご期待ください。

東京生活ジャーナル
http://www.hilife.or.jp/journal2/


2. [動画] /?p=455″>
ユビキタス時代における暮らしのあり方
長谷川 文雄 JRフロンティアサービス研究所 所長 

社会サービスのユビキタス化 
小山田 裕彦 シンク・コミュニケーションズ取締役

ユビキタス社会を支える技術 
伊藤 学 東北大学電気通信研究所 研究員 

ユビキタス社会の評価 
松村 茂 東北芸術工科大学教授

ユビキタス社会の影 
松村 茂 東北芸術工科大学教授 

対話/ユビキタス時代における暮らしのあり方に関する研究

詳しくは以下のURLをご覧ください。


南米ブラジルの「環境首都」として知られるクリチバとはどんなところか?
小型のハイビジョンカメラで現地の取り組みを取材しました。

シリーズ第4回、いよいよ伝説の元市長、ジャイメ・レルネル氏が登場します。

「人間にふさわしい都市とは?」
「持続可能な都市とは?」
「都市は自動車とどうつきあうべきか?」

「クリチバの奇跡」を生んだ、まちづくりの究極の理念について、レルネル元クリチバ市長にお話をうかがいます。

ジャイメ・レルネル元クリチバ市長

協力:
中村ひとし 元クリチバ市環境局長
服部圭郎 明治学院大学教授
ジャイメ・レルネル 元クリチバ市長

取材・撮影:
ハイライフ研究所クリチバ取材班
熊倉次郎
千種伸彰

制作・配信:財団法人ハイライフ研究所

詳しくは以下のURLをご覧ください。

4. ハイライフ研究所の研究報告書より 
家事の社会サービス化、社会サービスの家事化に関する研究 (2002年度研究)

序章  研究目的
第1章 家事の社会サービス化、社会サービスの家事化の背景
第2章 家事の社会サービス化の現状
第3章 ヒアリング調査結果
第4章 居住空間からみた現状
第5章 新たな家事マーケティング

研究体制:
長谷川文雄 東北芸術工科大学大学院長

研究協力:
吉井博明  東京経済大学コミュニケーション学部教授
橋本都子  千葉工業大学工業デザイン学科助教授
小山田裕彦 東北芸術工科大学研究員
藤原智代  東北芸術工科大学大学院生

(敬称略・肩書は当時のもの)

PDF形式の研究報告書は以下のURLよりご覧いただけます。
http://www.hilife.or.jp/pdf/cnt.php?url=20021


編集後記 ニューヨーク国際モーターショー

米国で「2009年ニューヨーク国際モーターショー」が開催中。
景気低迷中にも関わらず、会場には大勢のクルマ愛好家が集まっているようだ。金融危機の影響で低迷が続く米国自動車市場だが、モーターショーには日米欧の大手メーカーを中心に、約1,000台の最新モデルが出展された。自動車販売高はここ6カ月連続で下落し続けており、冷え込みは厳しさを増す一方だが、各メーカーとも引き続き米国におけるシェアの拡大を目指していくと意気込んでいる。

モーターショーの内容を少しご紹介すると….

ワールドカーデザインオブザイヤー フィアット 500 が受賞
ワールドカーオブザイヤー主催団体は9日、ニューヨークモーターショーで「2009ワールドカーデザインオブザイヤー」を発表した。フィアット『500』が、シトロエン『C5』とジャガー『XF』を抑えて、その頂点に立った。
世界25か国、59名のジャーナリストに、4人のデザインエキスパートが加わり、審査が実施された。最終ノミネートに残っていたのは、フィアット『500』、シトロエン『C5』、ジャガー『XF』の3台。この中から、フィアット500がデザインオブザイヤーに選出された。

フィアット500は、ご承知のとおり、アニメ映画でルパン3世が乗っていた小粋な車。

メルセデスベンツ Sクラス/Mクラス にハイブリッド
ダイムラーは8日、ニューヨークモーターショーで、メルセデスベンツ『S400ハイブリッド』と『Mクラス』のガソリンハイブリッド仕様、『ML450ハイブリッド』を発表した。
3.5リットルV6ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた、『S400ハイブリッド』は、欧州複合モードで12.7km/リットルという燃費性能。パワートレーンは最大出力279psの「S350」用3.5リットルV6に、最大出力20ps、最大トルク16.3kgmの小型モーターを追加したもの。システム全体では、最大出力299ps、最大トルク39.3kgmを発生する。アイドリングストップ機能や回生ブレーキも装備された。
かたや『ML450ハイブリッド』は米国EPA(環境保護局)高速燃費10.2km/リットルを実現。V6エンジンと、出力特性の異なる2個のモーターを合わせたトータル出力は、335ps、52.7kgmと強力。駆動方式は4WDの「4マチック」である。ML450ハイブリッドは0-96km/h加速7.8秒、最高速210km/hのパフォーマンス、排出ガス性能は米国のSULEV基準に適合。燃費は5.5リットルV8を積む「ML550」比で、約47%改善しているという。

上記両車両は当然富裕層向けの車両ゆえ編者とは無縁であるが、排気量の大きさを考えると、本当に環境に優しいクルマとしての価値は実現されるのであろうか?

2人乗り電動2輪車「PUMA」
経営危機に陥っているGM(ゼネラルモーターズ)が、不振打開の切り札として開発中の2人乗り電動2輪車「PUMA」を自動車ショーで公開した。
立ち乗り2輪車で有名なセグウェイ社との共同で開発しているこの電動2輪車。体の重心とレバーを動かして移動する技術は、立ち乗り2輪車の「セグウェイ」と同じ。最高時速は35miles(約56km)、搭載されたリチウムイオン電池を1回充電すれば、35miles(約56km)の距離まで連続走行が可能。GMでは通常の車の3分の1から4分の1の価格で、2012年の販売を目指しているとのこと。
今年のニューヨークモーターショーでは、深刻な経済状況を反映し、今まで以上に「小型」で「低燃費」の車に各社の比重が置かれ、GMはこの電動2輪車を、低迷する販売の起爆剤にしたいと考えているようだ。ぜひ乗ってみたい自動車ではあるが、その時まで会社が存続しているかどうか。米国破産法11章(チャプター11)(民事再生法)適用であれば現経営陣のもと新生GMのスタートになるが、業界関連労働者が多いだけにどうなるか先行きは不透明。
自動車業界の華々しいモーターショーの話題が最後は暗い話で締める結果となりました…

 


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