ハイライフ研究所メールマガジン 第15号

2009年1月30日配信  発行責任 財団法人ハイライフ研究所 事務局

寒い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
いつもハイライフ研究所メールマガジン「DATA FILE」をご覧下さり
ありがとうございます。

さて、このところ本メールマガジンに対するご批判が相次いでおります。
というのも、この「巻頭言」が長すぎて、
肝心の本編の内容がスクロールの彼方(かなた)に隠れてしまっているではないか
というごもっとものご指摘。
そこで今回は本編の見どころ・読みどころのご紹介に専念いたしますm(-_-)m 。

まず、伝説のマーケッター・立澤芳男氏の好評連載シリーズ<新・新世代レポート>。
8回目のテーマは「いまどきの新成人(二十歳)」。
バブル景気の記憶がなく、平成不況で育った彼ら・彼女らの消費スタイルは、
無駄な支出を嫌い、貯蓄意欲が高いとか。
そしてその一方でインターネットに依存し、固定化された人間関係を求め、
上昇志向は低い…。
今後の日本経済をになう新成人世代について理解するためのヒントがいっぱいです。

そして、世界各地のライフタイルをご紹介する「あんなハイライフ こんなハイライフ」。
今回は中国広東省梅県に暮らす客家(はっか)の人々の暮らしについてお話をうかがいます。
「風水の考えは、人と自然との関わりのなかから生まれてきた知恵」(山畑教授)。
その風水に基づいた独特の住居の様子や人々の暮らしぶりをご覧ください。


<今号の内容>

1. 伝説のマーケッター立澤芳男の<新・新世代レポート>vol.8「いまどきの新成人」
2. シニアマーケティングの最前線
3. こんなハイライフあんなハイライフ
4. 「少子化時代の結婚観に関する研究」

5. ハイライフセミナー開催のおしらせ




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2.

「シニアマーケティング最前線」講演会 ―パワーシニアへ向けた市場開発状況と事例―より

1. シニアの認知年齢は若い/シニアは熟達消費者である
2. シニアは時間消費者である/シニアは都会人である
3. シニアは高学歴である
4. シニアはインターネットを使う
5. 「リ・スタイル」シニアを捉える9つのキーワード
6. 孫・夫婦/新しい体験・知識/自分らしさ
7. 旅 ゆとり・冒険/若さ 心の若さ
8. 健康 心身の健やかさ
9. 情報源 人の話/懐かしさ/仲間 サークル
10.鼓モデルを考える

講師:
高橋洋一郎氏 
株式会社パワーウィングス代表取締役 

詳しくは以下のURLをご覧ください。

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4. ハイライフ研究所の研究報告書より 
「少子化時代の結婚観に関する研究」

現在進行中の少子化現象は若者の結婚観にどんな影響をあたえているのか。
いわゆる「長男・長女の時代」において、彼ら・彼女たちはどんな結婚形態を望んでいるのか。
同時進行形ですすむ高齢化現象も若者たちの結婚願望にさまざまな影響を与えている。
これからのライフスタイルに深くかかわる少子化時代の結婚観について調査研究を行なった。

第1章 研究目的
第2章 結婚観の変遷
第3章 次世代は結婚をどう見るか
第4章 少子化時代の結婚観から見た新たなライフスタイル
第5章 少子化時代のネオ結婚観に伴う新しいサービス産業
第6章 座談会 ─ 結婚観の今後の展望

(2001年度 ハイライフ研究所研究報告)

研究体制:
長谷川文雄 東北芸術工科大学大学院長

研究協力:
犬田 充  東海大学名誉教授
三上俊治  東洋大学教授
松村 茂  東北芸術工科大学デザイン工学部助教授
小山田裕彦 東北芸術工科大学研究員

(敬称略・肩書は当時のもの)

PDF形式の研究報告書は以下のURLよりご覧いただけます。
http://www.hilife.or.jp/pdf/cnt.php?url=20013


5. ハイライフセミナー開催のおしらせ

2009年2月18日(水)、第16回ハイライフセミナーを開催します。

ハイライフセミナー
食の健康と世代別食育アプローチに関する研究
~幼児・児童世帯に向けた食育アプローチに向けて~

財団法人ハイライフ研究所では、生活者のよりよい生活の実現をバックアップすべく、これまで食生活に関し、「食のライフスタイル」研究から、食育への注目を受け、食育の視点から家庭の食卓におけるコミュニケーションの有り様を考える研究、そして家庭の食育を支援する生活的サポートに関する研究等を行ってきました。

現在はこれらによって得られた知見を活用し、健全な食生活構築を実生活の場で支援する、より具体的な研究として、『食の健康と世代別食育アプローチに関する研究』を推進しております。

食育の推進を計るうえでは、各々課題が違う世代別に対応を計る事が重要であり、今年度は幼児・児童を持つ家庭に的を絞り研究を行っております。

今セミナーにおきましては、研究成果を踏まえ幼児・児童世帯を対象にした調査結果をご報告すると同時に、その結果を踏まえた食育支援展開の有り方を考えてみたいと思います。

開催日時:2009年2月18日(水) 開場13:30、開始14:00~16:30
会場:ホテルヴィラフォンテーヌ汐留 1階会議室 東京都港区東新橋1-9-2
主催:財団法人ハイライフ研究所
協賛:社団法人日本セルフ・サービス協会/株式会社読売広告社

参加費:無料 (但し、先着100名様で締め切らせて頂きます)

■プログラム

開会挨拶 幼児・児童世帯の食育研究の視点と本旨
座長:財団法人ハイライフ研究所 専務理事 高津春樹

第Ⅰ部 調査結果報告 幼児・児童世帯の食育意識と実像
株式会社行動科学研究所 代表取締役 丹野 俊明

第Ⅱ部 調査結果を踏まえて見えてきたこと
幼児・児童世帯への食育提案とそのアプローチの方向性
高千穂大学理事・大学院教授 新津 重幸

質疑応答

 

■お申込み方法:
E-mailまたはFAXにてお申し込みください。

<E-mailでのお申し込み方法>

1.貴社名(団体名) 2.所属・役職 3.ご芳名 4.ご住所 5.E-mailアドレス 6.電話番号 7.FAX番号

上記の項目(1~7)をご入力の上、下記Emailアドレスまでお送りください。

お申し込みE-mailアドレス: mui@sweet.ocn.ne.jp

メールの件名は「食育研究会申込」としてください。

<FAXでのお申し込み方法>

下記URLより、PDF形式の「参加申込書」をダウンロードし、必要事項ををご記入の上、事務局までご連絡下さい。

http://www.hilife.or.jp/bbseminar/16th_highLifeSeminar.pdf

 

お申し込み後、事務局より【参加証】をお送りいたしますので、当日ご持参の上、会場受付にご提示下さい。

※申込締切日は2月6日(金)です。

 

■お問い合わせ先(事務局)

マーケティング総合研究所
〒112-0002 東京都文京区小石川5-5-2 信濃路ビル6階
Tel:03-3946-7100 Fax:03-3946-8444 Email:mui@sweet.ocn.ne.jp


編集後記

日本の映像コンテンツ 政府助成による動画配信の実験が開始

今年(2009年) 1月11日のNIKKEI NETに以下の記事が掲載された。

■5カ国語字幕でドラマ配信 芸能プロ団体、海外にネットで
 
芸能プロダクションの業界団体、日本音楽事業者協会(音事協、東京・渋谷)は日本のドラマを海外向けにネットで無料配信する実証実験を13日から始める。人気タレントが出演するドラマに5カ国語の字幕を付け、動画共有サイトのユーチューブに配信する。経済産業省の委託事業として実施するもので、日本の映像コンテンツをネット配信して海外から広告収入を得る新たな事業モデルを探る狙いだ。
 
音事協に加盟するホリプロやワタナベエンターテインメント(東京・渋谷)など国内の主要芸能プロダクションから協力を得た。プロダクション23社に所属するタレントや歌手42組が出演するインターネット向けドラマ「恋のパラドラ」を制作。英・中・韓・スペイン・ポルトガル語の字幕を付けて配信する。期間は13日から3月31日まで。
【以上記事内容より抜粋】

「恋のパラドラ」はインターネットドラマの製作・配信の実証実験として企画された1話完結のラブストーリー。

登場人物や場所・アイテムなどが前後の回でリンクするチェーンドラマとして、パラレルに展開するほか、本編とあわせて、主題歌・挿入歌のPV、出演者の自分撮りビデオなども配信している。
(http://jp.youtube.com/jame スペシャル版)

ドラマ「恋のパラドラ」は、もともとはNPO法人「映像産業振興機構(VIPO)」が、経済産業省から委託を受け、「インターネットを活用した人材育成等環境整備事業」の一環として制作したもの。

今回の多言語化の狙いは、人口減などで日本国内の市場縮小が予想されるなか、日本の宝であるコンテンツを今後は経済成長が続くアジアや欧州・南米などの市場への輸出の足がかりを探るところにあるようだ。

今回の試みで注目したいポイントをまとめてみた。

1.配信にYouTubeという、いまだ著作権の問題が多々ある動画サイトを選択

2.経済産業省の委託事業である

3.日本の映像コンテンツをネット配信し海外からの新たなる広告事業モデルを探る

すでに角川書店がYouTubeと組んでバイラル(クチコミ)マーケティングの優れた成功例を確立している。
ネット上に蔓延する著作権侵害行為を容認するかわりに、動画の中に広告サイトへのリンクを埋め込むなど、新しい宣伝/プロモーションモデルを確立しつつある。

4.ドラマに5カ国の字幕を付ける

おそらく日本発では初めてであろう。英語・中国語・韓国語の字幕は理解できるが、スペイン語・ポルトガル語が選ばれたのも興味深い。マーケットリサーチの結果であろうか。ご承知の通り、スペイン語圏は、スペイン、ヒスパニック系米国人、中南米。そしてポルトガル語には、ポルトガルのほか、ブラジル約2億人の市場が存在する。

日本の一部の産業などの「ガラパゴス化」が進むなか、小泉元首相以来推進している「クールジャパン」構想。ハリウッド資本が日本映画を製作するという動きも話題だが、今回の経済産業省助成事業がジャパンコンテンツ輸出の流れにインパクトを与えることを期待したい。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6番12号正栄ビル5階
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