本格的な少子高齢社会の到来と東京オリンピック・パラリンピック開催に向かい変貌する東京大都市圏

本格的な少子高齢社会の到来と
東京オリンピック・パラリンピック開催に向かい変貌する東京大都市圏

注目される東京10~20キロ圏と東京50キロ圏上にある街の姿

鉄道沿線エリアマーケティング

第三回 JR総武線・京葉線沿線(東京~千葉)

総武線の歴史は明治にさかのぼるが、注目を浴びたのは東京のベッドタウン化で人口が急増した60,70年代である、しかし、その時期の総武線では、国鉄スト、台風、地震、電車事故の遅れのたびに利用者が荒れ狂い、通勤地獄がマスコミに載った。総武本線、中央線のダイヤ改正もあったがお手上げの状態にあった。東京全体の人口が増え続けた90年代まで、千葉は暖かいし空気も良いと宅地化が進み東京のベッドタウンとなり、千葉都民が誕生している。

それから約20年後、その総武線に並行して東京湾岸沿いに新たな鉄道が開業(1990年)した。その名は、名の通り東京都心と千葉市内を直結する『京葉線』である。混雑する総武線の解消もしくは補完すると思われた鉄道だが、実態は補完どころか、沿線には続々と新たな街が建設されていった。
90年以降、東京での人口の都心回帰がはじまり、郊外の人口の伸びも停滞し東京の都市化は曲がり角を迎えているが、この時期に誕生し発展するJR京葉線沿線エリアは、かつて東京への依存により発展した千葉という地域社会とは違って、東京と相互依存型の地域社会になりつつある。JR京葉線は、今までの千葉の発展を支えてきたJR総武線とは全く違う動きを見せている。その結果、東京寄りの千葉西部エリアは二つの顔を持つことになった。

今回のレポートは、JR総武線とJR京葉線の鉄道が平行して走るエリア(東京都墨田区・江東区・江戸川区、及び千葉県の浦安市、市川市、船橋市、津田沼市、千葉市の東部地区)を各行政の人口や商業データそして両線の駅別乗車人員動向をベースに地域のポジション・ポテンシャルを分析している。今後千葉湾岸エリアと内陸部はどのように変わってゆくのだろうか。

執筆:立澤芳男(マーケット・プレイス・オフィス代表)

 

鉄道沿線エリアマーケティング|第3回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。

 第3回 JR総武線・京葉線沿線(東京~千葉)編|鉄道沿線エリアマーケティング

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